全国安全週間を迎えるにあたり 社員の皆様、協力会社の皆様におかれましては、日々安全第一を遵守し、各作業においてそれぞれ が真摯に、また協調して安全作業に取組んで頂いている事に、心から厚く感謝申し上げます。 「『人命尊重』という崇高な基本理念の下、産業界における自主的 全国安全週間の趣旨については、 な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」 を目的とし、昭和 3 年より全国的な規模で行われて以来、本年で 88 回目を迎えます。 今年度の全国安全週間は、『危険見つけてみんなで改善 意識高めて安全職場』 をスローガンとして、6 月 1 日から 6 月 30 日までを準備期間とし、7 月 1 日から 7 日までの 1 週間 を本週間として全国的に実施されます。 当社の年間標語は、『頼るな経験 焦るな心 変わる環境 変わらぬ基本 みんなで作る ゼロ災害』と定め、更に株式会社国土として厳守/遵守事項の徹底を図って来たところでありますが、 昨年 7 月の安全大会開催以降、本日現在、死亡事故 1 件、休業 4 日以上の労働災害は 0 件、不休災害 は 2 件、また、陸送中や現場移動の際の物損事故は 5 件発生しております。更に、通勤時の事故は 2 件発生しました。 事業を行っている中で、死亡事故を発生させてしまった事は、非常に残念な事であり、痛恨の極み であります。幾らお詫びしても済まされない取り返しのつかない事故です。当事者も反省をし、様々 な公的処分も課せられましたが、組織としてもこの事故の反省から、二度と事故を発生させてはなら ないと全員で誓うと伴に、相互に注意喚起し、安全の上に事業が成り立っているとの認識を一層強く 持たなければなりません。 私共は、常日頃より明るく健康的な職場作りを標榜して、その実現に向けて皆さんと一緒に努力し ているところでありますが、 この様な事故を発生させてしまうと、取引上の信用失墜を招くばかりか、 会社の根幹である、相互信頼が大きく揺らぐ状況となります。 今現在、我々の業界は、様々に期待され、明るい兆しが見えて来た様に思われますが、上記の様な 事案が発生しますと、組織の活気が損なわれ、事業継続が大変不安に感じられます。 どうか、今一度、安全行動を礎として、我々の社会や事業、生活が成り立っている事を深く認識し 日々の活動をお願い申し上げます。 最後に、それぞれの作業現場の無事故無災害が達成されますよう、会社や所属を超えて一致団結し て、安全衛生活動を推進し、安全で明るく、更に健康的な職場環境が維持されます事を祈念致し挨拶 と致します。 2015 年 6 月 1 日 代表取締役社長 梨本 貴幸
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