理 1 科 学習する意義 生き物の中でなぜ人間だけが火を使い、農業を始め、生活に必要なものを次々と生み出 して現在のような高度な文明を築いてきたのでしょうか。 それは、人間が身近な自然現象に強い関心を持ち、その現象についてなぜそうなるのか という理由を考え、その考えを確かめるための実験や観察を行いながら、自然の中に潜む 原理・法則を発見し、科学技術として生活に役立ててきたからです。 理科の学習はこうした科学の方法や先人が残した知識を学び、合理的にものごとを理解 し、これから出会うであろう様々な問題を解決する力を身に付けることにあるといえます。 2 授業の受け方 <授業の場所> どこで授業を行うか(教室か理科室か)は教科係が前日 に連絡をするのでよく確認しておきましょう。 特に理科室で行う場合は早めに教室を出て、理科室の中 に入ったらすぐに着席して静かに授業の開始を待ちましょ う。教科係は急な変更や準備もあるので、前の休み時間は できるだけ早く連絡に行きましょう。 <授業の準備> ○必ず授業に持ってくるもの・・・教科書、授業用ノート、資料集、色鉛筆、定規 ○指示に従って持ってくるもの・・・ワーク、自主勉ノート、受験対策問題集 ○常に持ち帰るもの・・・教科書・授業用ノート、ワーク、受験対策問題集 ○学校に置いておくことができるもの・・・資料集 <理科室の使い方・約束> ○私語をしない。 ○指定された席に座る。 ○先生が話をするときは、体を先生の方へ向ける。 ○必要な時以外は、理科室内の器具や実験装置、水道の蛇口、 ガスバーナーなどにさわらない。 ○絶対に机に落書きをしない。 ○いすの足を浮かせて座らない。 ○実験器具を壊してしまった場合はすぐに報告し、指示を受ける。 ○実験後は必ず机の水拭きをする。 ○授業後はいすをきちんとしまう。 理科 1 <授業の流れ> 理科の学習は基本的に次の順に進められます。それぞれの場面について書かれているこ とを意識しながら学習に取り組みましょう。 【課題をつかむ】 先生の話を聞いたり、演示実験を見て、「なぜだろう?」「多分こういうことなのか な?」という疑問を持ちましょう。 【予想をする】 これまでの学習をもとに「~だから~になるのではないか。」と、自分の考えを書い たり、積極的に発表したりしましょう。 【実験・観察をする】 正確な結果が出せるように実験の目的と手順をよく理解し、協力して実験をしましょ う、また、全員が実験や記録、準備・片付けができるよう順番や分担を決めましょう。 【結果をまとめ、考察する】 ノートやワークシートに文章、図、グラフなどでわかりやすくまとめましょう。また、 自分の考えをもとに話し合い、わかったことや疑問点を明らかにしましょう。 3 家庭学習のしかた 理科の自主学習は予習 10 分、復習 20 分でやりましょう。予習では、教 科書の翌日の範囲に目を通し、学習する内容をある程度知っておくと余 裕を持って授業に臨めます。復習は、自主勉ノート(復習ノート)に重 要事項をまとめたり、授業中にノートに書けなかった大切だと思ったこ とをまとめるのも良いでしょう。また、課題(ワークやプリントなどの宿題)はかかる時 間や提出日をよく考え、早めに進めて必ず期日に出せるようにしましょう。 4 定期テストへ向けて 3回思い出したこと、使ったことはなかなか忘れません。予習、授業、復習、テスト前 の学習というステップで繰り返して学習しましょう。なお、金中の定期テストは理科ワー クの中から出る問題が多いです。分からないままの問題がないように、積極的に質問に行 きましょう。 5 その他 理科の学習は理科室の中だけのものではありません。学習したことがふだん疑問に思っ ていたことを解決することに結びついたり、生活の中での工夫に役立ったりすることが大 切です。日頃から「おもしろいなあ」「なぜだろう」と身のまわりの現象を見たり、科学 に関する番組で未知の世界に触れることを心がけていきましょう。 理科 2
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