ブラビズカフェ (ブランディングをカフェで学ぶ) ワークショップデザイン研究会メンバー 狩野 雄一 [email protected] 研究会活動報告 これは筆者自身がコーヒー製品のブラ ラビズカフェとは これは筆者自身がコーヒー製品のブラ 1.ブラビズカフェとは ンディングを行っており、その経験が活 ークショップデザイン研究会が企画 ンディングを行っており、その経験が活 ワークショップデザイン研究会が企画 かせることと、カフェという身近な場の 015年2月に開催したワークショッ かせることと、カフェという身近な場の し、2015年2月に開催したワークショッ ブランディングを扱うことで、どなたで 。 ブランディングを扱うことで、どなたで プです。 も気軽に参加できるようにしたい、と考 商品やサービス(ビジネス)の価値 も気軽に参加できるようにしたい、と考 「商品やサービス(ビジネス)の価値 えたためです。 げて、価格競争から脱却する」こと えたためです。 を上げて、価格競争から脱却する」こと こだわって選んだ場所ですが、中目黒 ビジネスに関わる多くの人にとって こだわって選んだ場所ですが、中目黒 は、ビジネスに関わる多くの人にとって 駅からほど近い本物のカフェを貸切りま の高いテーマとなっています。最近 駅からほど近い本物のカフェを貸切りま 関心の高いテーマとなっています。最近 した。カジュアルでかわいい雰囲気が印 、価値を高めるための手法として、 した。カジュアルでかわいい雰囲気が印 では、価値を高めるための手法として、 象的です。 企業においてもブランディングが注 象的です。 中小企業においてもブランディングが注 また、参加者はWebを通じてオープン るようになってきました。 また、参加者はWebを通じてオープン 目されるようになってきました。 に募集しました。その結果、診断士だけ こで、ワークショップデザインのノ に募集しました。その結果、診断士だけ そこで、ワークショップデザインのノ で な く 、 デ ザ イ ナで ーな やく 一、 般デ のザ ビイ ジナ ネー スや 一 般 の ビ ジ ネ ス ウを活用し「ブランディングについ ウハウを活用し「ブランディングについ パーソンなど、多くの参加者が集まりま 気楽にみんなで学び合える場」をつ パーソンなど、多くの参加者が集まりま て、気楽にみんなで学び合える場」をつ した。 とにトライしました。 した。 くることにトライしました。 こうして、カフェの設備で入れたスペ のブラビズカフェでは、ブランディ こうして、カフェの設備で入れたスペ このブラビズカフェでは、ブランディ シャルティコーヒーの香りに包まれなが の知識だけでなく、価値を体験・実 シャルティコーヒーの香りに包まれなが ングの知識だけでなく、価値を体験・実 ら、ワークショップはスタートしました。 きるように、開催場所の選択にこだ ら、ワークショップはスタートしました。 感できるように、開催場所の選択にこだ を持つことにしました。今回は、参 わりを持つことにしました。今回は、参 3.場を活かして体験で学ぶ の対話と自由な発想を促進し、ブラ 3.場を活かして体験で学ぶ 加者の対話と自由な発想を促進し、ブラ 「ブランドとは、脳=記憶に焼き付く ィングをより深く学ぶことができる 「ブランドとは、脳=記憶に焼き付く ンディングをより深く学ぶことができる スタンプのこと」などの基礎知識の説明 、実際のカフェでワークショップを スタンプのこと」などの基礎知識の説明 よう、実際のカフェでワークショップを と合わせて、ブランディングの理解を深 した。 と合わせて、ブランディングの理解を深 行いました。 めるために、いくつかのワークを行いま めるために、いくつかのワークを行いま した。 フェのブランディングを考える した。 2.カフェのブランディングを考える ブランディングには、ユーザーの記憶 回のブラビズカフェでは、「カフェ ブランディングには、ユーザーの記憶 第1回のブラビズカフェでは、「カフェ に残るような体験づくりが必要です。ま ンディング」をテーマとしました。 に残るような体験づくりが必要です。ま のブランディング」をテーマとしました。 た、ブランドの特徴は、人に例えること た、ブランドの特徴は、人に例えること で理解しやすくなります。(ブランドの で理解しやすくなります。(ブランドの 擬人化) 擬人化) これらを実感してもらうため、ワーク これらを実感してもらうため、ワーク ショップを開催したカフェでの体験(内 ショップを開催したカフェでの体験(内 装・外観のデザイン、コーヒーの味・香 装・外観のデザイン、コーヒーの味・香 り 、 ス タ ッ フ の 印り 象、 なス どタ )ッ をフ 、の 専印 用象 のな ど ) を 、 専 用 の シートに言葉とイラストを描いて擬人化 シートに言葉とイラストを描いて擬人化 してもらいました。このワークをするこ してもらいました。このワークをするこ ブラビズカフェ 第1回開催場所 とで、ブランドをしっかり観察し、体験 とで、ブランドをしっかり観察し、体験 34 V 0 l. 3 2 8 ワーク:ブランド体験の擬人化 クになりました。 4.今後のブラビズカフェ ワークショップ全体を通じて「楽しく ブランドを学べた」、「自分では考え付 かないようなアイディアが出たりして、 すごく楽しかった」などの感想があり、 参加者からは非常に好評でした。 とはいえ、時間が限られ、今回はブラ ンディング手法の一部しか取り上げるこ とができませんでした。そこで、今後も テーマや場所、アイディア発想やブラン ディングの手法を変えながら、ブラビズ カフェを企画していきます。(第2回ブラ ビズカフェは、スマホのブランディング をテーマに開催) ワークショップデザイン研究会では、 これからもさまざまな場を活用して、 ワークショップを実施していきます。ブ ラビズカフェに参加したい方、ワーク ショップにご興味のある方は、当研究会 まで気軽にご連絡ください。お待ちして います。 研究会活動報告 を理解することができます。参加者同士 で共有してもらう中で、同じ体験をして も人によって感じ方が異なる、という発 見もありました。 つづいてブランドの価値を、機能価値 と情緒価値に分けて考えました。情緒価 値とは、「商品を持ち、使うことで得ら れる心理的な価値」のこと。多くの商品 市場が成熟化している現在、機能価値だ けでは差別化が難しくなっています。つ まり、価値を高めるブランディングで は、特に情緒価値の提供をしっかり考え る必要があります。 実は、カフェが提供できる情緒価値は リラックスだけではありません。「元気 になる・興奮する(活力)」、「一緒に 楽しめる(社交)」などさまざまな情緒 価値が考えられます。そこで、情緒価値 のキーワードをヒントに、グループで新 しいカフェ・ブランドを考えるワークを 行いました。 まずはグループのメンバーが、カフェ の空間・メニュー・店員とサービス等、 いくつかの切り口を個別に考えます。 「覚えやすいブランドになるために、 尖ったアイディアや意外性を大切にす る」ことを意識して発想してもらいました。 それからグループで組合せ、修正する ことでアイディアをまとめました。参加 者の対話から創造性が引き出されたこ と、デザイナーの参加者を中心にロゴや 店員を絵で表現してもらったことで、斬 新なブランドのアイディアが次々に生ま れました。 「このカフェのアイディアはビジネス に活かせそう!」という声もあり、アイ ディア発想の手法としても効果的なワー ワーク:新しいカフェ・ブランドの発想 V0l .328 35
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