資料1

平成27年度 産地交付金の地域協議会への配分について
資料 1
1 国から本県への配分見込額について(当初)
〇 産地交付金の都道府県別配分見込額は、前年と同額の約22億円。
〇 内訳では、従来枠から産地戦略枠へ約1.6億円の振り替えが行われる。
(産地戦略枠が約9.2億円、従来枠が約12.8億円)
〇 なお、追加配分の要素は、都道府県段階における自主的な取組を促す観点から、都道府県単位で
主食用米作付面積が生産数量目標の面積換算値を下回る(深掘り)取組が新たに設定される。
当初配分
平成26年度
追加配分
約22億円
平成27年度
約22億円
産地戦略枠
約7.6億円
産地戦略枠
約9.2億円
(振替額は
約1.6億円)
(前年額+約1.6億円)
(約1.6億円)
(約1.6億円)
従来枠
約14.4億円
従来枠
約12.8億円
(H25当初の9割)
(H25当初配分の8割)
①飼料用米、米粉用米での
多収性品種の導入
@12,000円/10a
②加工用米での複数年契約
(3年間)の取組
@12,000円/10a
③そば、なたねの作付
基幹作@2.0万円/10a
二毛作@1.5万円/10a
④備蓄米の落札実績
@7,500円/10a
(新規)
⑤都道府県単位での深掘り
@5,000円/10a
1
2 県から地域協議会への配当に当たっての基本的な考え方について
◇ 従来の取組に配慮するとともに、本県の特色のある産品の産地づくりに向けた取組を推進する。
産地戦略枠(約9.2億円)
○ H26生産数量目標の減少面積に応じた配分は、 H26同額で配分(約1.2億円)
○ 残る約8億円は、水田フル活用に向けて、非主食用米等の作付けを推進するため、以下のように配分を行う。
◆ 1/2を26年度の非主食用米等の作付状況に応じて配分
◆ 1/2は産地戦略枠の28年度取組目標面積に応じて配分
従来枠(約12.8億円)
○ 25年度の当初配分額をベースに約8割(25年度比)で配分。
○ バイオエタノール用米が、27年から生産中止となったことから、その活用枠(約2.5億円)を以下の通り配分する。
◆ バイオエタノール用米の生産中止となった地域への配慮
平成26年度の生産地域に対し、非主食用米等への転換財源として@6,100円/10aを配分する。
(単価設定の考え方)
例年、国が実施していた、転作面積の増減に応じた産地交付金増減の単価
◆ 非主食用米等の生産拡大に向けた環境整備
① 深掘り支援
主食用米の需給環境改善をすすめる観点から、個人ごとの深掘り面積に対して5,000円/10a配分
② 暫定品種導入支援
晩生の多収性専用品種の種子が確保されるまでの暫定措置として、あきだわら等の晩生品種を区分管理す
る取組に対して7,500円/10a程度配分 <飼料用米と米粉用米に限る>
③ 非主食用米の生産推進支援
水田フル活用を推進し、非主食用米の作付を促す観点から生産数量目標減少面積に応じて@4,000円/10aを配分
(単価設定の考え方)
配分額÷27年産市町村別生産数量目標減少面積
2
新たな支援に関する事務スケジュール(予定)
時期
深掘り
支援
内容
1月26日
配分(内報)
配分額の根拠は、生産数量目標と自主的取組参考値との差×5,000円/10a。
6月末~
営農計画書及び現地確認等により、取組の実績面積を確認。
~7月中旬
確認した実績面積を、農産園芸課(振興局経由)へ報告。
面積確認後
再配分(減額および増額)
※ 深掘り支援の使途設計の留意点
深掘り支援を使途設定する場合は、不作付地への支援とならないよう、要件設定に留意すること。
(例)不作付による深掘りを支援対象から除外するため、支援対象面積=深掘り面積-不作付面積(前年からの増加面積)とする、等
時期
1月26日
~2月6日(金)
暫定品種
導入支援
4月中旬
~5月上旬
7月以降
内容
配分なし
暫定品種の申請
(地域で取り組みを希望する、あきだわら以外の多収が望める晩生品種の申請)
営農計画書等により、取り組み面積を確認し、農産園芸課(振興局経由)へ報告。
取組面積に応じて、7,500円/10a程度の再配分を実施。
区分管理計画書(地域センターが受理したものの写し)を提出。
追加配分について
国が取組実績に応じて追加するものであることから、地域協議会ごとの取組実績に応じて全額配分する。
3
4 地域協議会への配分額の算定方法イメージ
(非主食用米等の取組に応じて配分)
当
初
配
分
産
地
戦
略
枠
前年の作付に応じて配分(枠の1/2)
〔実績を評価〕
約4.0億円
H28の作付計画に応じて配分(枠の1/2)
〔取組を促す〕
約4.0億円
(前年の配分実績に応じて配分)
26年産生産数量目標減少考慮分1.2億円
(前年の配分実績に応じて配分)
従
来
枠
約10.3億円
バイオエタノール用米の生産中止と
なった地域への配慮や非主食用米等
の生産拡大に向けた環境整備に配分
旧バイオ分2.5億円
追加
配分
地域協議会ごとの取組実績に応じて配分
(対象:多収性品種の導入、複数年契約の締結、備蓄米の生産、そば・なたねの作付)
4
5 地域協議会における使途の設定について
使途設定に当たって
○
地域協議会は、県から提示される交付金の枠の範囲内で、国の要綱を踏まえて設定すること。
【産地交付金の目的】地域が作成する「水田フル活用ビジョン」に基づく取組を支援する。
① 水田における麦・大豆等の戦略作物の生産性向上
② 地域振興作物や備蓄米の生産
○
○
○
配分の考え方を踏まえ、当該交付金が地域水田農業の振興に最大限の効果が発揮されるよう十分議論すること。
議論に当たっては、現場の農業者等の意見が十分反映されるよう、協議会の開催方法等に留意すること。
単価設定については、主食用米並の所得が確保され、品目別の所得に著しい格差が生じないよう留意すること。
使途設定時の留意点
【共通】
○ 戦略作物への単純上乗せは認められていない。団地化など生産性向上等の一定の「取組」が必要
○ 経営所得安定対策の趣旨を損なうような設計は不可(例:ゲタ対策の品質に応じた単価差の補填)
○ 主食用米、輸出用米及び調整水田等の不作付地は対象外
【従来枠のみ】
○ 景観形成作物、地力増進作物は、対象外もしくは助成単価を下げる方向で調整する。
○ 畑地を対象とすることも可。対象作物は、麦・大豆・てん菜・澱粉原料用馬鈴薯・そば・なたね。
【産地戦略枠】
次の設定は不可。
・食料自給率の向上や所得倍増に直接寄与しない作物(景観形成作物等)への助成
・支援単価が5万円/10a以上(従来枠との組合せも含む)となるような助成
5
6 今後のスケジュール(見込み)
時期
平成27年1月23日
内容
意見具申
1月26日
地域協議会への内報(従来枠及び産地戦略枠)
1月28日
産地交付金の配分等に係る地域協議会事務局担当者説明会
~4月末日
産地交付金の使途設計に係る内諾(事前協議終了)
5月22日(金)
県農産園芸課への使途設計(助成内容等)の提出期限
【市町村→地域振興局経由】
5月29日(金)
〔30日が土曜日のため〕
国からの承認後
・産地交付金の申請書提出(県→国)
・水田フル活用ビジョンをHP等において公開
【実績に応じた追加配分】
8月以降
・備蓄米落札実績
(H26年度追加配分時期 ・新規需要米に係る多収性品種での取組実績
から想定)
・加工用米に係る複数年契約実績
・そば・なたね作付け実績
※ 現段階でのスケジュールであり、今後変更することがある
6