2015年5月22日 JSIF連続講座2015 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 執行役員 AB未来総研 所長 遠藤 勝利 執行役員 株式・オルタナティブ部長 シニア・ポートフォリオ・マネジャー 大岡 正英 アライアンス・バーンスタイン株式会社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館17階 電話 03-5962-9000 FAX 03-5962-9676 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第303号 【加入協会】一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会 当資料のお取扱いにおけるご注意 当資料は情報提供のみを目的としてアライアンス・バーンスタイン(以下、「AB」)が作成した資料をアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳したものであり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資 助言としてみなされません。当資料は信用できると判断される情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、当資料に掲載されている予測、見通し、見解のいずれも実 現される保証はありません。当資料の内容は予告なしに変更することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属しま す。投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また銀行など登録金融機関で購入された場合、投資者保護基金の支払いの対象となりませ ん。投資信託の運用による損益は、全て投資者の皆様に帰属します。投資信託をお申込の際には、必ず詳細をご確認のうえ、投資に関する最終決定はご自身で判断なさるようお願いします。アライアンス・バーンス タインおよびABには、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社は、ABの日本拠点です。バーンスタインはABの1部門です。 グループとしてのアライアンス・バーンスタイン (以下、「AB」) ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 1 アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー 45年以上の運用経験と実績 持分構成比率 アライアンス・バーンスタイン・ホールディング・エル・ ピーがニューヨーク証券取引所に上場 一般投資家等 25% グローバルな事業展開 アクサ** 63% ABの役職員* 12% 写真: アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー(ニューヨーク)エントランス外観 2015年3月31日現在 端数処理の関係上、合計が一致しない場合があります。 *直接的・間接的株主。従業員向け繰り延べボーナスプランの未給付部分を含みます。 **ゼネラル・パートナー持分を含んでおります。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 2 明日のその先を見据えて 専門能力、革新的ソリューション、グローバル体制の相乗効果 ゴール ABの強み お客様が「明日のその先」に 備えるお手伝いを 社員と企業文化 グローバル体制 お客様に より良い成果をお届けすることを 何よりも大切にし、 常に努力と革新を続ける人材が 集まっています 45年以上にわたり、 調査・運用のネットワークを 世界各地に緊密に張り巡らせ、 広い視野から 資産運用に取り組んでいます コラボレーション 顧客第一主義 お客様により良い成果を お届けするために、 幅広い地域、資産クラス、 セクターにわたる専門家が アイデアを共有し、 革新を生み出しています あらゆるお客様のニーズに お応えします。 市場環境や ニーズの変化に応じて、 お客様の目的達成のために あらゆる経営資源を動員して 私たちも変化します お客様それぞれのニーズに応える革新的なソリューションを創造し、 ご期待に応えるパフォーマンスを実現することにより、 信頼されるサービスを目指します 概要 従業員数 3,486人 、拠点数 22カ国 + 46都市 運用資産残高 4,859億米ドル (約58.3兆円*) 201 人のバイサイド・ アナリスト 平均経験年数:15年 平均AB在籍年数:7年 153 人のポートフォリオ・ マネジャー 平均経験年数:23年 平均AB在籍年数:11年 2015年3月31日現在 *2015年3月31日のWMロイター(1米ドル=119.925円)を用いて日本円換算しております。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 3 各運用スタイルに強みをもつグローバル・マルチプロダクト運用機関 運用資産総額: 約58.3兆円* 株式 約12.4兆円 グローバル株式 (中小型戦略を含む) 日本株式 エマージング株式 他地域特化株式 集中投資戦略 (グローバル/米国) ストラテジック・コア株式 (クオリティ低ボラティリティ 株式) 債券 約29.9兆円 マルチアセット 約13.5兆円 オルタナティブ 約2.5兆円 グローバル債券 エマージング債券 ハイイールド債券 投資適格社債 アンコンストレインド・ ボンド ターゲット・イヤー型戦略 ダイナミック・アセット・ アロケーション オール・マーケット・ グロース戦略 オール・マーケット・ インカム戦略 オール・マーケット・リアル・ リターン戦略 セレクト米国株式ロング /ショート 日本株式ロング/ショート グローバル株式 ファクター・ファンド 新興国マルチ・アセット 戦略 ドローダウン・マネージド・ オール・アセット戦略 スタビリティ・アブソリュー ト・アルファ オポチュニスティック米国 不動産 インフラストラクチャー・ デット 2015年3月31日現在 *ABの運用資産総額は約4,859億米ドル。2015年3月31日のWMロイター(1米ドル=119.925円)を用いて日本円換算しております。端数処理の関係上、合計が一致しない場合があります。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 4 投資環境の変化と向き合う 危機 課題 投資機会 市場下落 パフォーマンス要因 金融危機 マネジャー選定 投資の選択肢を拡大すると、 新たな機会と同時に新たな課題が生まれる アジア危機 ベータのコスト不要論 オイルショック リスク配分 SMART BETA UNCONSTRAINED BOND ブラックマンデー 分散投資 ロシア危機 望ましい投資結果 MARKET NEUTRAL 日本のバブル崩壊 ボラティリティ抑制 GLOBAL MULTI-SECTOR 欧州債務危機 テールリスク抑制 LOW VOLATILITY RISK PARITY TACTICAL ASSET ALLOCATION CUSTOM INDEX 負債ヘッジ S&L危機 CDS/CDO THEMATIC ITバブル崩壊 インフレ対応 リーマン・ショック ゼロ金利環境への適応 LONG/SHORT EQUITY GLOBAL BOND TIPS マルチ・マネジャー運用における バイアス排除 REIT HIGH-YIELD BOND CORE BOND PLUS GLOBAL EQUITY REGIONAL BOND REGIONAL EQUITY EMERGING MARKETS PASSIVE CORE LARGE-CAP, SMALL-CAP CORE BOND VALUE, GROWTH BALANCED TODAY ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 5 経験豊富な調査・運用チームによる洞察 資産クラス、セクター、地域の壁を越えた知見の共有による戦略的な優位性 201 人の バイサイド・アナリスト* 143 49 9 ファンダメンタル クオンツ 15,000以上の債券発行体 67 の証券取引所に上場している 5,470 銘柄の株式 エコノミスト 92 株式 67 債券 11 マルチアセット 18 オルタナティブ 13 富裕層向け等 300 のヘッジファンド 102 カ国の経済 153 人の ポートフォリオ・マネジャー 51 株式 59 債券 16 マルチアセット 16 オルタナティブ 11 富裕層向け 36 の通貨 平均経験年数 23年 2015年3月31日現在 *複数のプラットフォーム向けに従事する1人のクオンツ・アナリストを含みます。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 6 あらゆる資産クラスを網羅する運用 戦略および顧客ニーズに合わせたソリューションを 幅広く提供 マルチアセット 株式 リターン追求 リスク抑制 債券 ダイナミック・アセット・アロケーション 新興国マルチアセット ターゲット・イヤー型戦略 カスタマイズド・リタイアメント戦略 オール・マーケット・グロース戦略 オール・マーケット・インカム戦略 オール・マーケット・リアル・リターン戦略 ドローダウン・マネージド・オール・アセット 戦略 リスク抑制 クオリティ低ボラティリティ株式 エマージング・マーケット・ ストラテジック・コア株式 株式ドローダウン抑制戦略 アジア・パシフィック 株式インカム 米国エクイティ・インカム リターン追求 グローバル・バリュー グローバル・コア セレクト米国株式 エマージング・マーケット・グロース グロース株式集中投資 米国中小型バリュー グローバル・テーマ・リサーチ アンコンストレインド債券 マルチマネジャー・ヘッジファンド戦略 米国不動産 プライベート・クレジット 株式マーケット・ニュートラル セレクト米国株式ロング/ショート 欧州フレキシブル株式 リキッド・オルタナティブ リターン追求 グローバル・ハイインカム 米国ハイイールド グローバル・クレジット エマージング・マーケット債券 エマージング・マーケット社債 低ボラティリティ・ハイイールド リスク抑制 グローバル・プラス グローバル債券 地域特化型債券 米国投資適格クレジット TIPSプラス 米国ショート・デュレーション 株式 リスク抑制 リターン追求 オルタナティブ オルタナティブ 債券 リスク抑制とリターン追求の 新しい組合せ 2015年3月31日現在 上記は説明のみを目的としています。上記の戦略が投資目標を達成することを示唆・保証するものではありません。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 7 グローバルな拠点展開 アムステルダム コペンハーゲン アトランタ ニューヨーク ボストン シカゴ フィラデルフィア サンアントニオ サンディエゴ クリーブランド ダラス デンバー ヒューストン ロサンゼルス マイアミ ミネアポリス ブエノスアイレス メキシコシティ サンフランシスコ シアトル タンパ トロント ワシントン D.C. ウェストパームビーチ フランクフルト ジュネーブ ロンドン 福岡 ルクセンブルグ ミラノ ミュンヘン オスロ パリ ストックホルム チューリッヒ 香港 バーレーン メルボルン シドニー 高雄 台中 台北 東京 ソウル シンガポール サンパウロ 2015年3月31日現在 赤字は運用・リサーチを行っている拠点 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 8 沿革 リサーチがABのDNA 1988年 1985年 1959年 1968年 1979年 アライアンス・ キャピタルが リサーチに強みを SCBが最初の 持つ米国投資 「ブラック・ブック」 ロンドンにオフィ 銀行ドナルドソン・ を発行し、 スを開設すること ラフキン・ジェン リサーチ能力の により国際展開 レット(DLJ)設立 高さを示す 開始 1959-1980 米国の大手保険 会社エクイタブ ル・ライフがDLJ を吸収合併し、 アライアンス・ キャピタルが エクイタブル・ ライフの子会社 となる アライアンス・ キャピタル・ マネジメント・ ホールディング・ エル・ピーが マスター・ リミテッド・ パートナーシップ としてニューヨー ク証券取引所に 上場 1995年 1994年 バーンスタイン が最初の グローバル (除く米国) 株式サービス を開始 1981-1990 バーンスタイン が最初の グローバル株式 および エマージング・ マーケット株式 のサービスを 開始 2001年 1999年 バーンスタイン がロンドンに バイ・サイド および セル・サイド のサービス を提供する オフィスを開設し、 国際展開を開始 バーンスタイン のセル・サイド 部門(SCB)が グリニッジ・ アソシエイツ社 が提供する ランキングに おいて6年連続で 全リサーチ部門 の1位を獲得 1991-2000 1967年 1971年 1986年 1997年 富裕層向け資産 管理およびセル・ サイド・リサーチを 提供する投資顧問 会社サンフォード・ C・バーンスタイン (SCB)設立 DLJの投資顧問部門が ムーディーズ・インベスターズ・ サービス社の投資顧問部と 合併し、アライアンス・キャピ タル・マネジメント設立 東京オフィス開設 アライアンス・ キャピタルが 香港でジョイント・ ベンチャーを設立。 後に完全子会社と なる 1991-1994年* アライアンス・キャピタルが メルボルン、トロント、 シンガポール、シドニーに オフィス開設 2007年 アライアンス・ バーンスタインが 米誌フォーブスの 「最も信頼できる 米国企業100社」 の1位に選ばれる 2010年 SCBが香港で セル・サイド・ リサーチ のサービスを 開始 2001-Present 2000年 2006年 2008年 アライアンス・ キャピタルが サンフォード・C・ バーンスタインを 吸収合併 アライアンス・ バーンスタイン(AB) に社名変更 ソウル・ オフィス 開設 2015年3月31日現在 持分構成比率:ABの役職員(直接的・間接的株主。従業員向け繰り延べボーナスプランの未給付部分を含む):12%、アクサ(ゼネラル・パートナー持分を含む):63%、一般投資家等:25% *1991年:メルボルン・オフィス開設、1992年:トロント・オフィス開設、1993年:シンガポール・オフィス開設、1994年:シドニー・オフィス開設 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 9 スナップショット 我々のゴール:お客様が「明日のその先」に備えるお手伝いを 運用資産総額 投資対象地域別 強固な財務 5% 約58.3兆円* (4,859億米ドル) 46% オルタナティブ 2.5兆円 株式 12.4兆円 債券 29.9兆円 米国 売上† 49% グローバル/新興国** 営業利益† $25 $6.08 億米ドル 億米ドル 長期債務 信用格付 地域特化型*** 顧客地域別 マルチアセット 13.5兆円 15% 0% 17% (S&P/Moody‘s) 68% 南北アメリカ アジア太平洋 A+/A2 欧州・中東・アフリカ 2015年3月31日現在。米ドル・ベース。*2015年3月31日のWMロイター(1米ドル=119.925円)を用いて日本円換算しております。 **グローバルおよび米国を除くグローバル(それぞれ新興国に投資する運用を 含む)、ならびに単独で新興国に投資する運用。***米国以外の地域特化型。†調整済み、2014事業年度。出所:AB。巻末の「無登録格付に関する説明書」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 10 日本におけるAB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 11 アライアンス・バ-ンスタイン株式会社(日本法人) グループの中核拠点の一つ 陣容 アライアンス・バーンスタイン株式会社(114名*) 日本において約30年の実績 株式 東京と福岡を拠点に、資産運用会社として総合的な業務展開 債券 機関投資家ビジネス 投資信託ビジネス 沿革 1986年 東京オフィス開設 1987年 投資一任業務の認可取得 1996年 証券投資信託委託業免許を取得 2015年3月31日現在 * 常勤役員:3人、非常勤役員:4人、非常勤監査役:1人、職員数(役員・監査役を含まない):106人 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 12 アライアンス・バ-ンスタイン株式会社 組織図 株主総会 取締役会 監査役 代表取締役社長 運用調査本部 クライアント本部 投 資 顧 問 部 投 資 信 託 部 コマ ミー ュケ ニ ケテ ーィ シン ョグ ン・ 部 マ ネ ジ メ ン ト 室 プ ロ ダ ク ト ・ リ テ ー ル ・ プ ロ ダ ク ト ・ 債 券 部 A B 未 来 総 研 ク ラ イ ア ン ト サ ー ビ ス 室 ・ マ ー ケ テ ィ ン グ 室 株 式 ・ オ ル タ ナ テ ィ ブ 部 D C ・ N I S A 推 進 室 商 品 開 発 部 福 岡 営 業 所 株 式 運 用 調 査 部 債 券 運 用 調 査 部 運 用 管 理 部 リ ー ガ ル ・ コ ン プ ラ イ ア ン ス 本 部 リ ス ク 管 理 部 内 部 監 査 部 経 理 部 ヒ ュ ー マ ン ・ キ ャ ピ タ ル 部 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン ・ テ ク ノ ロ ジ ー 部 ア ド ミ ニ ス ト レ イ テ ィ ブ ・ サ ー ビ ス 部 マ債 ネ券 ジポ メー ント トフ 室ォ リ オ ・ 2015年3月31日現在 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 13 日本のお客様からの受託資産 (億円) 機関投資家向けビジネス 60,234 公的年金 10,826 企業年金 4,138 金融機関 45,242 その他 個人投資家向けビジネス 28 10,177 国内籍投信 1,269 外国籍投信 741 サブアドバイザリー 合計 8,167 70,411 2015年3月31日現在 端数処理の関係上、合計が一致しない場合があります。 ここでの受託資産とは、本邦顧客からABが受託(資産運用または助言)している資産です。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 14 付加価値の高い情報提供 シンポジウム/セミナー リサーチ論文 ホームページでの情報提供 (「知の広場」「Context Blog」 等) 個人投資家向けサイトの運営 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 15 ABの過去のセミナー・研修: テーマ一覧 新しい高利回り債券運用のご紹介(ハイブリッド証券/優先リート証券) ABインベストメント・トレーニング・プログラム(ABITP) 資産運用研修プログラム(NY本社にて) FRBの政策転換後のグローバル金融市場と債券アクティブ運用の 新潮流 債券ポートフォリオにおいて運用機関に期待したい役割 FRBの出口戦略後の金融市場展望 アクティブ運用だからこそ実現できるソリューション 年金運用の新潮流~マルチアセット戦略の活用 年金運用にとってのマルチアセット戦略:マルチアセット戦略サーベイの考察 マルチアセット戦略の評価とその活用 ダイナミック・オール・マーケット(現:オール・マーケット・グロース)のご紹介 世界の金融政策を踏まえた債券投資の再点検 年金投資家から見た債券運用の課題整理 前例のない金融緩和をめぐる最近の動きとグローバル債券市場への影響 “前例のない投資環境”下での債券投資のあり方 AllianceBernstein Ibbotson Research Institute(AIRI) 若手の新任運用関係者向け資産運用研修プログラム(東京にて) 異次元緩和の下での債券投資のあり方 日銀による異次元緩和の下での国内債券市場の動向 マルチ・アセットにおける円債の機能をめぐる新たな議論 債券運用において今議論されている金利リスクとの向き合い方 新興国株式投資のイノベーション 2013年の経済/市場見通し 新興国株式投資の現状と課題 新興国株式投資のイノベーション 2015年3月31日現在 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 16 AB未来総研(アライアンス・バーンスタイン株式会社のシンクタンク) 講師派遣 個人投資家(特に女性)向け外部セミナーにて 講師として、主に資産形成に関する啓蒙活動 大学生向けの資産運用講座にて講師として 協賛(2010年より毎年) 都内私立大学の金融リテラシー講座(全14回) に講師として登壇(2011年より毎年) NPO法人確定拠出年金教育協会主催の 「日本版IRAとDC制度を考える会」にて講演 日本FP学会主催の大会にてパネリストとして 登壇 日本CFA協会にて公的年金の現状について 講演 セミナー 年金基金のお客様向けセミナーでの講演 「年金運用にとってのマルチアセット戦略: マルチアセット戦略サーベイの考察」 (2014年4月 マルチアセット・セミナー) 「年金投資家から見た債券運用の課題 整理」(2013年10月 債券セミナー) マルチアセットにおける円債の機能を めぐる新たな議論(2014年7月債券セミナー) 「2013年の新興国経済/市場見通し」 (2013年1月 新春セミナー) 新興国株式投資の現状と課題 寄稿 未来総研ディレクターの後藤順一郎が2012年 1月から『オヤジの幸福論』と題したコラムを ダイヤモンド社の広報誌「経 Kei」および同社の 総合ビジネスサイト「ダイヤモンド・オンライン」 に毎月連載 企業年金連合会発刊の月刊誌「企業年金」 (2014年6月号)に「加入者教育の限界と ターゲット・イヤー型ファンド」を寄稿する など、資産形成に関する寄稿も多数実施 アライアンス・バーンスタイン株式会社の ホームページ(http://www.alliancebernstein.co.jp/) 「知の広場」にて、様々な観点のレポートを発信 (2013年1月 新春セミナー) 「ファンド情報」に未来総研ディレクター 後藤 順一郎の「基礎から分かるターゲット・イヤー・ ファンド」を連載(2014年9月22日号から) 2015年3月31日現在 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 17 DCへの取り組み 確定拠出年金(DC)サービスの概要 1. 投資教育をサポート: 無関心層にも関心を持ってもらえる豊富かつユニークなコンテンツ 2. 深いリサーチに基づいた商品開発: ターゲット・イヤー型ファンドを中心としたラインナップ 1. 投資教育をサポート 小説「女子の幸福論」(2011年、ダイヤモンド社)やそのイラスト、漫画などを有効利用 豊富な研修実績:個人投資家向け、DC加入者教育など多数実施 無関心層にも関心を持ってもらえるようなコンテンツを提供 丸の内キャリア塾 (2013年4月8日開催) 楽天証券との 共同セミナー (2012年7月5日開催) 2. 深いリサーチに基づいた商品開発: ターゲット・イヤー型ファンド DCに求められる役割と環境の変化 ABのマルチアセット・ソリューション DC先進国と言われる米国では、ターゲット・イヤー型ファンドのシェアは急拡大 している 100% その他の投資信託 100% ターゲット・イヤー型ファンド 11% 09 55% 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 年予 2020年に シェア:50%超 残高:354兆円 (予測) 債券 ライフ・スタイルに応じて変化するリスクについて さまざまな角度からリサーチを実施 マルチアセット・ソリューション・チームが多様な カスタマイズにも対応 ターゲット・イヤー型ファンドは、日本において デフォルト・ファンドとしての採用実績を有する 貯蓄不足リスク 長生きリスク 市場変動リスク インフレ・リスク 出所:Callan plan sponsor client survey (public and private DC plans)、米国労働省、セルリ・アソシエーツのデータを元にABが作成。 上記はあくまでも米国のデータであり、日本における将来の結果等を示唆・保証するものではありません。 2015年3月31日現在 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 18 ABの責任投資への取組および ESGを考慮した新興国フロンティア投資への 取組の背景 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 19 ABの責任投資への取組① 責任投資に関する方針(Statement of Policy Regarding Responsible Investment) 受託者責任 お客様の長期的投資目的を達成するために受託者責任を全うする ESGの取組み 受託者責任を全うするために必要な Environment, Social and Governance(ESG)の要素を投資プロセ スに組み込む 責任投資原則 ESGの要素を投資リサーチや投資判断プロセスに組み込む 積極的な株主として、ESGの要素を株主行動に反映させる(議決権行使を含む) 投資先企業にESGに関する適切な開示を求める 責任投資原則を受け入れ、実行するよう投資業界に働きかける 責任投資原則をより効果的に実行できるよう努める 責任投資原則を実行に移すための活動内容や進捗状況を報告する 責任投資委員会 上記の活動を管理・推進するために責任投資委員会を設置する 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 20 ABの責任投資への取組② 社会的責任ファンドの運用受託 ABはアクサ生命保険株式会社(日本法人)が、企業 の社会的責任(Corporate Responsibility)の取組 の一環として設立した債券ファンド(初期投資額: 200億円、投資期間:10年)を受託しました。 (資産運用収益および運用報酬の一部を寄付) AB 国連責任投資原則(Principles for Responsible Investment = PRI*)の考え方に賛同し、2011年11月 に署名会社となりました アライアンス・バーンスタイン株式会社 我が国の「持続可能な社会の形成に向けた金融行動 原則(21世紀金融行動原則)」に2012年3月に外資系 資産運用会社として初めて署名しました 寄付金による支援先例 (テーマ:少子高齢化の社会的問題を解決) 研究分野「ソーシャルイノベーションの基礎研究を支援」 寄付先:早稲田大学 谷本寛治研究室 教育分野「CR Fixed Income Fund(アクサ)奨学金制度」(仮) を創設し、介護福祉士・保育士を目指す学生を支援」 寄付先:上智社会福祉専門学校 活動分野「子育てと仕事の両立を促進する「病児保育」サービ スの普及を目指すNPO法人の活動を支援」 寄付先:NPO法人フローレンス(非施設型の病児保育サービ ス) また、2014年5月に同原則の運用・証券・投資銀行業 務ワーキング・グループの共同座長に就任しました *PRI とは環境、社会および企業統治(ESG)に関し、機関投資家のリサーチや投資判断を支援するために国連が制定した枠組み 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 21 ネクスト50エマージング・マーケット戦略の基本コンセプト 主要エマージング市場ではなく、小規模なエマージング市場やフロンティア市場の株式が投資対象 国際金融公社(IFC)が、戦略的プロジェクトの一つとしてアンカー投資家として参加 投資プロセスには、IFCのパフォーマンス基準とESG投資の考えを採用 長期的に高いリターンを目指す一方、現地の資本市場の発展を通じ健全な経済発展に貢献 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 22 投資対象国 東欧 ボスニア・ヘルツェコビナ ブルガリア クロアチア ハンガリー リトアニア ルーマニア セルビア ウクライナ カリブおよび中南米 アルゼンチン チリ コロンビア ジャマイカ パナマ ペルー トリニダード・トバゴ サハラ以南のアフリカ ネクスト50エマージング市場 アジア バングラデシュ インドネシア カザフスタン パキスタン フィリピン スリランカ ベトナム 中東および北アフリカ バーレーン エジプト ヨルダン クウェート レバノン モロッコ オマーン カタール チュニジア アラブ首長国連邦 ボツワナ コートジボアール ガーナ ケニア モーリシャス ナミビア ナイジェリア セネガル ウガンダ ザンビア ジンバブエ 主要新興国 その他のエマージング市場 先進国 2014年12月31日現在。ネクスト50に含まれる国は変更される場合があります。また、すべての国が含まれるとは限りません。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 23 国際金融公社(IFC) 設立:1956年7月(世界銀行グループの一機関) 目的: 途上国の民間セクターの活動を支援することにより、途上国の経済開発を促進 ビジョン:貧困から脱出し、生活の向上を図る機会は、誰にも与えられるべきである 組織: 加盟国184カ国による出資、本部は米ワシントンDC、職員数は3,800名超 日本は1956年加盟、現在の出資比率は6.49%で加盟国中第2位 主な活動: 対象地域等: 現在100以上の途上国において、新興国の企業や金融機関による雇用創出、税収確保、コーポレー ト・ガバナンスと環境パフォーマンスの向上、地元コミュニティへ貢献 触媒機能: IFC自体もプロジェクトに少数株主として参加し、同時に民間からの資金を動員してプロジェクトを支援 投資行うものの、問題が生じた場合の助言等以外は企業やプロジェクトの運営に直接関与せず 工業国の金融機関や企業に対しては、プロジェクトへの参加や融資を促すとともに、資本、経営、技術ノウハウを提供するパート ナーとして協力関係を促進 技術協力を行うほか、金融市場および金融機関の育成を支援 2014年6月30日現在 出所:IFC ホームページよりAB作成 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 24 24 ABが運用マネジャーとして採用された経緯 国際金融公社(IFC、International Finance Corporation)がフロンティア市場に投資するプロジェク トを立ち上げ2012年5月に運用者を公募 15社程度が応募 厳正な選考プロセスを経て、2013年5月に当プロジェク トの運用者として、唯一ABが採用される ABが認識している当プロジェクトに採用された理由 新興国株式・債券・通貨への長年の運用実績 フロンティア市場への投資実績 IFCの戦略的優先課題* フロンティア市場への焦点強化 気候変動対応と環境・社会の持続可能性確保 インフラ、保健衛生・医療、教育、 食糧サプライチェーンに おいて民間セクターの妨げとなっている障害への取組 長期的観点に基づく慎重な投資アプローチ ESGの視点を運用プロセスに深く組入れ 現地金融市場の育成 既存の新興国市場投資戦略で高い実績を誇る企業・国の リサーチ 新興市場の顧客との長期的関係の構築 *2013年6月30日現在 出所:IFC ホームページよりAB作成 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 25 ネクスト50エマージング・マーケット戦略の理念 長期的に高いリターンを目指す一方、現地の資本市場の発展を通じ健全な経済発展に貢献 その他投資家 IFC 投資 投資 AB ネクスト50 エマージング・マーケット戦略 モニタリングと エンゲージメント 銘柄選択 エマージング市場の一部とフロンティア市場における上場企業 運用 国際機関除外リスト IFCパフォーマンス基準 ESG評価 リスク・リターン分析 株式市場 の発展 流動性 透明性 インフラ 持続的な海外 資金の流入 経済発展と社会の持続性の実現 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 26 小規模エマージング市場およびフロンティア市場への投資意義 経済成長 グローバル化、外国資本の流入、効果的なマクロ政策等で高成長率 が期待できる 株式市場の発展 資本市場の発展に伴い、市場時価総額の対経済規模比率が高まる バリュエーション 拡大 流動性が高まり株価評価が改善 豊富なアルファ 機会 リサーチ・カバレッジが少なく、市場の効率性が低い 先進国との低相関 先進国との相関性が高まっている主要新興国と異なり、市場固有の 要因が大きい ベータと アルファ機会 リスク分散 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 27 ネクスト50エマージング市場: 株式市場における比率は依然として過小 世界人口に占めるシェア 世界GDPに占めるシェア グローバル市場の 時価総額*に占めるシェア 1% 5% 16% 13% 9% 8% 29% 22% 49% 58% ■ 先進国 ■ 主要新興国 ■ ネクスト50 89% ■ その他 世界人口に占めるシェアおよび世界GDPに占めるシェアは2013年12月31日現在、グローバル市場の時価総額に占めるシェアは2014年12月31日現在。 主要新興国:ブラジル、中国、インド、ギリシャ、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ *MSCI オールカントリー・ワールド指数とMSCI フロンティア・マーケット指数のデータ 出所:IMF、ファクトセット、MSCI、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 28 ネクスト50エマージング市場: 未開拓の投資機会 ネクスト50エマージング市場は、20年前の主要エマージング国と同様の未開拓の投資機会を有する グローバルのGDPに占める割合 GDP年間平均成長率予想(2014–2019年) ネクスト50 5% 1993年 その他 新興国 3% 4.5% ネクスト50 その他新興国 2.1% 主要新興国 13% 先進国 79% ネクスト50 8% 4.5% 4.0% 先進国 その他 新興国 5% 主要新興国 投資年間成長率予想(2014–2019年) 4.8% 5.6% 4.7% 3.5% 2013年 主要新興国 29% 先進国 58% 先進国 主要新興国 ネクスト50 その他新興国 予想は今後変更される可能性があります。 先進国:MSCI によって定義された先進国。主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:世界通貨基金(IMF)World Economic Outlook 2014年4月、世界銀行、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 29 ネクスト50エマージング市場: 主要新興国に出遅れ 主要新興国のGDPは過去20年にわたり大幅に拡大 GDP: 兆米ドル* 25 20 15 主要新興国 10 ネクスト50エマージング市場 5 0 1980 新興国市場株式は、先進国株式を大幅に上回るパフォーマンスを 達成してきた 1990 1995 2000 2005 2010 年 インデックスのリターン: 米ドル** 500 400 ただし、投資家が主要新興国を選好してきたため、フロンティア 市場は出遅れ 1985 MSCI エマージング指数 MSCI フロンティア・ マーケット指数 300 200 100 0 2002 MSCI ワールド指数 2004 2006 2008 2010 2012 2014 年 *2013年12月31日まで **2014年10月31日まで 先進国:MSCI によって定義された先進国。主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:世界通貨基金(IMF)World Economic Outlook 2014年4月、MSCI、世界銀行、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 30 ネクスト50エマージング市場: 今まで見過ごされてきた投資先 累積投資フロー: 1988-2013年 10,000 8,000 主要新興国* 億 米 ド ル 6,000 4,000 2,000 ネクスト50エマージング市場 0 1988 1992 1996 2000 2004 2008 2012 年 2013年12月31日まで 国際通貨基金(IMF)がデータを把握している国の経常収支のデータに基づきます。 主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:IMF、世界銀行、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 31 エマージング市場やフロンティア市場投資におけるESGの重要性 先進国以上に、ESGリスクの評価が投資のリターンとリスクに大きく影響 先進国にはない問題点 スクリーニング と モニタリング 政府や市場の規制 体系の整備が不十分 政府、メディアNGO などによる監視が 少ない 取締役会体制、 贈賄防止方針、 内部告発制度等が 不十分 情報のギャップ 先進国よりも 大きいリスク リターン向上 環境 社会 リスク低減 ガバナンス 家族・一族経営や 政府系の企業が多い 少数株主利益の軽視 エンゲージメント 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 32 ネクスト50エマージング・マーケット戦略 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 33 ネクスト50エマージング・マーケット戦略: 商品概要* 投資ユニバース: 30カ国を超える新興国の一部とフロンティア市場国の900超の企業。 投資機会に応じ、ソブリン債を除く債券も投資対象とする場合がある 期待リターン: グローバル先進国株式のリターン +6%~+8% ベンチマーク: 設定しない 投資方法: ボトムアップによる銘柄選択 投資プロセスにESGの観点を明確に組入れ 売買回転率: 保有銘柄数: 25ヶ国以上、100銘柄以上 投資制約の業種: たばこ、カジノ、酒、兵器など 1銘柄の組入比率: 5%まで 1企業の保有比率: 10%まで 1カ国の組入比率: 15%まで 政府持分が50%以上の企業の組入比率:15%まで 湾岸アラブ諸国協力理事会加盟国の合計組入比率:20%まで 年平均20%程度 2014年12月31日現在 *商品概要については、今後変更される場合があります。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 34 投資対象国 ネクスト50の投資対象* MSCI エマージング指数 アジア 中南米 中東欧 中近東 アフリカ MSCI フロンティア指数 中国 韓国 台湾 インド マレーシア タイ インドネシア フィリピン バングラデッシュ カザフスタン パキスタン スリランカ ベトナム ブラジル メキシコ チリ コロンビア ペルー アルゼンチン ロシア トルコ ポーランド チェコ ギリシャ 南アフリカ ハンガリー エジプト カタール UAE ブルガリア クロアチア リトアニア ルーマニア セルビア ウクライナ カンボジア ジャマイカ パナマ トリニダード・トバゴ バーレーン クウェート レバノン オマーン チュニジア ケニア モーリシャス ナイジェリア モロッコ ヨルダン ボスニア・ヘルツェゴビナ ボツワナ コートジボワール ガーナ ナンビア セネガル ウガンダ ザンビア ジンバブエ スロバキア ラトビア エストニア スロベニア *2014年12時点で投資対象と予定している国 出所:MSCI、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 35 強力なリサーチ体制と経験豊富な運用チーム ネクスト50エマージング・マーケット戦略 ポートフォリオ・マネジャー ヘンリー・ドーリア エマージング・マーケット・バリュー株式 最高投資責任者 モーガン・ハーティング エマージング・マーケット・ マルチアセット 共同責任者 ブラディミール・ビアリック ポートフォリオ・マネジャー 兼 シニア・リサーチ・アナリスト 平均業界年数: ポール・デヌーン エマージング・マーケット債券 ディレクター 27年 専任のリサーチ・チーム ブラディミール・ビアリック アジア担当 クリスティン・フィルポッツ サハラ以南アフリカ担当 スラバ・ブロイソフ アナ・ポーラ・サンザナ 東欧、中東、北部アフリカ担当 平均業界年数: 中南米担当 15年 会社全体のリサーチ部門 株式リサーチ部門 債券リサーチ部門 ポートフォリオ・マネジャー 45名 ファンダメンタル・アナリスト79名 クオンツ・アナリスト16名 ポートフォリオ・マネジャー 52名 ファンダメンタル・アナリスト 48名 クオンツ・アナリスト 9名 エコノミスト 9名 マルチアセットおよびオルタナティブ・ リサーチ部門 ポートフォリオ・マネジャー 32名 ファンダメンタル・アナリスト13名 クオンツ・アナリスト18名 2015年3月31日現在 AB関係会社社員を含みます。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 36 投資プロセス: 概観 スクリーニング 30カ国以上の 小規模新興国 および フロンティア国 優先順位付け ファンダメンタル分析 300社 200社 ポートフォリオ構築 100社以上 900社以上の 企業 投資機会の絞り込み 企業分析 より詳細なリサーチ ベスト・アイデア 中小型銘柄にフォーカス ファンダメンタルズ バリュエーション リスク 深化した業界・企業分析 運用チームとアナリストによるリ サーチ・レビュー ESG要因を考慮 企業および国別要因を考慮 国別分析 マクロ経済環境 規制動向、法制度および政策の 方向性 政府の体制 企業の経営陣、業界・各国情勢に ついての専門家やその他利害関 係者との面談 銘柄およびポートフォリオのリスク を評価 徹底したリスク評価 ESG問題に関する理解度を確認 詳細な財務諸表予測 銘柄、業種、国それぞれに関し、 最適なエクスポージャーを決定 継続的に、ESG要因を評価 上記は、代表的な投資プロセスの一例です。全ての投資に当てはまるものではありません。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 37 投資プロセス: スクリーニング 以下のリストにある企業は投資不適格と判断。 また、同リスト記載の人物が経営または取締役を務める企業も不適格 国際金融公社除外リスト IFCが融資しない活動に従事している企業。 例えば、有害ないし搾取的な労働条件、武器の生産ないし取引、アルコール飲料(ビールとワインを除く)、たばこ、 ギャンブル、放射性物質、当該国または国際条約で違法とされる活動などに関連する企業 国連制裁リスト 国連安全保障委員会の制裁リストに含まれる組織または個人 世界銀行不適格リスト 世界銀行の不正および腐敗防止規定による制裁を受けているために同行が融資するプロジェクトを受注できない組織 または個人 出所:国際金融公社、国際連合、世界銀行、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 38 投資プロセス: IFCパフォーマンス基準 IFC 『社会と環境の持続性に関するパフォーマンス基準』 持続可能な企業活動を推進するべく、リスクの特定やリスクおよびその影響を回避/相殺する ための指針を提供 パフォーマンス基準の主要分野: 環境および社会へのリスクや影響についてのアセスメントと管理 環境 資源利用の効率性および公害防止策 用地取得および住民の非自発的移住 生物多様性の保全および自然資源の持続可能な管理 社会 労働政策および労働環境 地域社会の衛生、安全、保安 先住民族への配慮 文化遺産への配慮 出所:国際金融公社、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 39 投資プロセス: ESG評価 ESGリサーチは、投資プロセスの一部 外部リサーチ Environmental, social and governance(ESG) ファク ターは途上国への投資に対して非常に重要 経営陣、社員、 納入業者、顧 客等との ミーティング 継続的な モニタリング 判定 ESG問題に焦点を当てることで、途上国への民間資金 による投資を支援 途上国への投資を成功に導くには、ESG問題を理解す ることが重要 適格 要注意 不適格 経営陣への 働きかけ メディア等の モニタリング 業界や現地の 専門家との ミーティング 国と法務の 分析 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 40 投資プロセス: 企業リサーチの優先度決定 ユニバース ~50カ国 スクリーニングによる 企業リサーチの優先順位付け ポジティブ・スクリーニング ネガティブ・スクリーニング 経済成長 マクロ経済的不均衡の 拡大 投下資本利益率と資本 コスト 個別企業要因を考慮 金融システム・リスク バリュエーション 事業環境のトレンド リサーチの優先度 上記はイメージ図です。 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 41 投資プロセス: 国別分析 各国固有の問題をいかに分析に組み入れるか・・・ 小規模な新興国市場では、国レベルの分析が重要 トップダウン 経済成長 資本コストの変化と株価バリュエーションへの影響 マクロ経済の持続性が為替レートやリスク度に与える影響 トップダウンの観点のみならず・・・ 事業環境、規制動向、政策の方向性等に関する構造的な トレンド ボトムアップ 各企業の資本コストにはカントリー・リスクが影響 各企業の売上成長にもマクロ経済成長が影響 ・・・ボトムアップ分析においても重要な要素 政府の政策が特定産業に影響 金利、経済成長率、規制は、金融セクターにとって特に大きな 問題 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 42 投資プロセス: 企業分析―長期収益力の評価 長期収益力の評価 企業分析 経営戦略 競争優位性 財務健全性 業績予測 幅広い見識 業界分析 需要と供給 構造変化 ファンダメンタル 分析 アナリストによる 長期収益力の 評価 イノベーション 様々な情報源からの知見 債券チーム等の社内リサーチ 外部の情報源 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 43 43 リスクの評価と管理 ファンダメンタル分析と定量分析を共に活用 平均値 集中度 A 業種リスク カントリー・ リスク 確 率 B スタイル その他 バリュエーション 時価総額 モメンタム ベータ 収益予測 個別銘柄の定性リスク評価 ポートフォリオ・リスク管理 期待リターンのばらつき 共通のリスクを特定 非対称的な結果 投資機会に見合ったリスクの調整 極端な結果が生じる程度と頻度 規制の影響 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 44 44 投資プロセス: ポートフォリオ構築 投資機会とリスクを考慮 クロスボーダー・チームの経験と判断 バリュエーション 確信度 ポートフォリオ・リスク 計量収益モデル 個別銘柄リスク ポート フォリオ 出所:AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 45 45 ESGリサーチの例: オコム・パーム・オイル 結論:不適格 除外リスト 環境 社会 ガバナンス 総合 法務/ESG データベース 独自の デュー・ディリジェンス ○ ○ ○ ○ ○ 要注意 不適格 不適格 結果 ○ 要注意 不適格 不適格 不適格 企業概要: ヤシ油や天然ゴムの生産会社。創業は 1976年で、本拠地はナイジェリアのベニン市。 環境リスク: 要注意 現地の環境基準には適合しているが、持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil = RSPO)の認証は受けていない。認証を受ける ために主要株主がRSPOと協議中であるが、現状では持続可能な開発の原則を遵守していることの確認はとれておらず、さらなるデューディリジェンス調査を行うまで は、環境リスクの観点から当社への投資はできない 社会リスク: 非常に大きい 当社は、農地の強制収用で7,000人もの住民の居住地を奪ったと主張する現地の林業コミュニティとの間で紛争を抱えている。2011年4月には、市民との衝突の際に当 社の従業員5名が死亡している。我々の現地調査によれば、この衝突は経営幹部とプランテーションを私的な蓄財に用いた現地管理職との間の諍いに端を発しており、 また現地管理職は地元コミュニティの会社に対する抗議を扇動していると見られている 労働関係や地元コミュニティとの関係は2011年以降改善してはいるが、上記の疑義等に関してはさらなる事実関係の検証が必要 企業ガバナンス・リスク: 非常に大きい 当社は、ナイジェリアの国営企業民営化に関する規定に違反した疑いで調査を受けている。同規定では、民営化された企業は国内株主が60%以上必要で、外国資本は 40%が上限とされている。しかし、一連の買収や所有権の移転などの結果、ベルギー系の企業3社が当社株式の52%を所有していることが判明しており、これらの企業 はまたナイジェリア国内での事業を行う資格を持っていないとされている 今後の行動 当社への投資は却下したが、引き続き当局の調査や、当社による改善措置の経過を見守っていく方針である。そうした措置には、社会的責任や企業ガバナンスに関する問 題を改善するための経営陣の変更が含まれる。また、RSPOの認証取得も投資の要件である 出所:AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用戦略の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものではありません。また当運用戦略における組入れを示唆・保証するもの ではありません。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 46 ESGリサーチの例: スエズ・セメント 結論:適格 除外リスト 環境 社会 ガバナンス 総合 法務/ESG データベース ○ 要注意 要注意 ○ 独自の デュー・ディリジェンス ○ ○ ○ ○ 結果 ○ ○ ○ ○ 適格 企業概要: セメントを始めとする建築資材を製造。スエズ、カッタメヤ、 トーラ、ヘルワン、エル・ミンヤなどに製造設備を保有。1977年に設立され、イタルチェメンティ・グループの傘下にある。 社会リスク: 要注意。さらなるリサーチが必要。 死亡事故: 2012年の年次報告書によると、過去に数回の死亡事故が起きている。 職場環境の安全性: 2014年6月に、子会社ヘルワン・セメントの元従業員 Omar Abu Zeid 氏が同社の派遣社員として働いていた当時の労働環境に関し批判。パートタイム労働者であっ たため、労働組合への加入、保険の加入、法定最低賃金の適用等を拒否され、十分な安全装備も供与されなかったという(本件に関する記事は、 http://www.madamasr.com/ (英語)に て閲覧可能)。 環境リスク: 要注意。さらなるリサーチが必要。 環境問題に関する懸念: 上記ウェブサイト (http://www.madamasr.com/) によると、ヘルワン市の住民は同社のセメント工場由来のセメント粉塵の影響を受けており、同社の地域内の工 場では気管支炎、鼻腔潰瘍、珪肺症、胸水、肺がんなどのさまざまな疾患例がある由。 企業ガバナンス・リスク: 特になし 今後の行動: 引き続き社会的リスク、環境リスクに関する同社の行動を注視する。 出所:AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用戦略の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものではありません。また当運用戦略における組入れを示唆・保証するもの ではありません。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 47 4 パフォーマンス・サマリー 2015年3月31日現在 設定来 ネクスト 50 エマージング・マーケット戦略* -12.12% ラッセル・フロンティア指数 -11.71 MSCI フロンティア指数 -12.83 MSCI エマージング・マーケット指数 MSCI ワールド指数 -5.07 0.93 過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。 *設定日:2014年6月23日 パフォーマンスは監査されておりません。手数料、費用(1.7%のマネジメント・フィーを含みます)控除後。パフォーマンスは、計算方法、投資のタイミング、キャッシュ・フロー、投資手段やシェア・クラス等により顧客毎 に異なります 出所:ラッセル・インベストメント、MSCI、AB。巻末の「当資料についての重要情報」および「パフォーマンス・ディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 48 補足資料 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 49 アライアンス・バーンスタイン: エマージング・マーケット投資で長年の実績 1992 グローバル債券の 戦略にエマージング・ マーケットに特化した スリーブを追加 2010 エマージング・マーケット 株式戦略の投資先に フロンティア諸国を追加 1991 エマージング・ マーケット・ グロース 1995 グローバル& インターナショナル・ バリュー戦略の投資先に エマージング諸国を追加 1990 1995 1993 インディア・グロース 2000 1996 エマージング・ マーケット・バリュー 1994 エマージング・ マーケット債券 出所:AB 2001 エマージング・ マーケット・スタイル・ ブレンド株式 1998 グレーター・ チャイナ・グロース 2007 アジア(除く日本)・ バリュー 2012 エマージング・ マーケット社債 2012 エマージング・ マーケット・ コア株式 2010 現地通貨建て エマージング・ マーケット債券 2005 2005 アジア(除く日本) グロース 2009 QFIIライセンスを取得 中国バリュー(Aシェア) 2010 2014 2011 投資適格 エマージング・ マーケット債券 2014 ネクスト50 エマージング・ マーケット戦略 2011 新興国 マルチアセット 2013 エマージング・ コンシューマー ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 50 50 フロンティア市場企業のリサーチにも長年にわたる経験 エマージング・マーケット・バリュー株式運用の代表的な保有銘柄: 過去5年間 国 銘柄 セクター アルゼンチン テルニウム 素材 エジプト コマーシャル・インターナショナル銀行 テレコム・エジプト 金融 通信 ハンガリー ゲデオン・リヒター マジャール・テレコム OTP銀行 医薬 通信 金融 インドネシア 金融 金融 金融 資本財 エネルギー 素材 通信 素材 通信 カザフスタン カズムナイガス・エクスプロレーション・プロダクション エネルギー クウェート アジリティ・パブリック・ウェアハウジング 運輸 オマーン マスカット銀行 金融 ペルー サザン・コッパー 素材 フィリピン メトロポリタン銀行 PLDT ユニバーサル・ロビナ 金融 通信 生活必需品 カタール カタール商業銀行 金融 ウクライナ MHP 生活必需品 アラブ首長国連邦 金融 建設・住宅 建設・住宅 金融 バンク・マンディリ バンク・ネガラ・インドネシア バンク・ラヤット・インドネシア ガジャ・トゥンガル インド・タムバンガラヤ・メガウ タンバン・ティマー テレコムニカシ・インドネシア ヴァーレ・インドネシア XLアシアタ アブダビ商業銀行 アルダール不動産開発 エマール不動産 第一湾岸銀行 2014年7月31日現在。エマージング・マーケット・バリュー株式の代表口座のデータに基づきます。 出所:AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものではありません。また当運用における組入れを示唆・保証するものではありま せん ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 51 既存のベンチマーク指数は集中度が高い MSCIフロンティア・マーケット指数 128社で構成 30 上位5ケ国—62.2% 25 20 % 15 10 5 リトアニア ウクライナ ブルガリア セルビア エストニア チュニジア ヨルダン バーレーン モーリシャス クロアチア スリランカ レバノン バングラデシュ スロヴェニア ルーマニア カザフスタン ベトナム オマーン ケニア モロッコ パキスタン アルゼンチン ナイジェリア クウェート 0 2014年12月31日現在 出所:ファクトセット、MSCI、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 52 他のフロンティア市場運用戦略に対する明確な優位性 超過収益獲得機会が最も高い、より時価総額が 小さい銘柄にフォーカス 時価総額5億米ドル以下の銘柄の割合 28.3% 3.6% 当戦略* より分散したポートフォリオを構築 上位3フロンティア市場 株式運用ファンドの平均** 上位10銘柄のポートフォリオに占める割合 35.4% 19.5% 当戦略* 先進国市場に上場している銘柄はグローバル株式 市場と相関が高いとの観点から保有しない 上位3フロンティア市場 株式運用ファンドの平均** 先進国市場に上場している銘柄の割合 33.1% 1.3% 当戦略* 上位3フロンティア市場 株式運用ファンドの平均** 2014年12月31日現在 *組入は変更される場合があります。. **グローバルのミューチュアル・ファンドのうち時価総額上位3ファンドを示します。 出所:ブルームバーグ、会社発表資料、ファクトセット、モーニングスター、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 53 ネクスト50エマージング・マーケット戦略: ポートフォリオ特性 魅力的なバリュエーションと収益性 P/E* ネクスト50エマージング・マーケット戦略 ROE* 12.2倍 19.1% ラッセル・フロンティア指数 15.9 11.1 MSCI エマージング・マーケット指数 12.2 11.6 MSCI ワールド指数 17.7 12.3 S&P 500指数 18.3 14.8 より時価総額が小さい銘柄にフォーカス 時価総額 新興国株式市場やグローバル株式市場と低相関 全体に占める割合 相関** 1年 3年 5億米ドル未満 28.3% MSCI エマージング指数 0.38 0.57 5-10億米ドル 18.9 MSCI ワールド指数 0.33 0.50 10-25億米ドル 30.4 25-50億米ドル 13.1 50億米ドル以上 9.3 過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 組入は変更される場合があります。. 2014年12月31日現在 *12カ月移動平均 **2014年10月31日から月次でリバランス。 出所: MSCI, ラッセル、S& P、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 54 ネクスト50エマージング・マーケット戦略: ポートフォリオ特性 30カ国、101銘柄を保有 上位20銘柄合計で全体の33.4%を占める 地域別配分 セクター配分 北アフリカ 7.0% アジア 32.4% 中東欧 7.1% アフリカ 15.7% ヘルスケア 3.4% エネルギー 3.7% 電気通信 サービス 5.0% 公益事業 2.7% 情報技術 1.5% 金融 40.3% 一般消費財・ サービス 10.1% 素材 10.3% 中東 16.0% 中南米 21.7% 資本財・ サービス 10.8% 生活必需品 12.3% 2014年12月31日現在 組入は変更される場合があります。. アフリカ:ボツワナ、コートジボワール、ガーナ、ケニア、モーリシャス、ナイジェリア、セネガル。アジア:バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、フィリピン、スリランカ、ベトナム。中東欧:ブルガリア、クロアチア、カ ザフスタン、リトアニア、ルーマニア、セルビア。中南米:チリ、コロンビア、ジャマイカ、パナマ、ペルー、トリニダード・トバゴ。中東:バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦。北アフリカ:エジプト、 レバノン、モロッコ、チュニジア 出所:AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 55 ネクスト50エマージング・マーケット戦略: 分散と差別化 ネクスト50エマージング・マーケット戦略: 上位10カ国 MSCI フロンティア・マーケット指数: 上位10カ国 国名 ウェイト チリ 8.4% クウェート 23.4% クウェート 7.2 ナイジェリア 16.2 パキスタン 7.2 アルゼンチン 8.0 ペルー 6.4 パキスタン 8.0 バングラディシュ 6.2 モロッコ 6.6 ベトナム 5.7 ケニア 6.0 ナイジェリア 5.6 オマーン 4.7 インドネシア 5.1 ベトナム 4.2 コロンビア 4.8 カザフスタン 3.6 カタール 4.7 ルーマニア 2.7 合計 61.4 国名 合計 ウェイト 39.6% 83.5 2014年12月31日現在 組入は変更される場合があります。. 出所:MSCI、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 56 ネクスト50エマージング市場: 市場の発展で、今後より魅力的な投資機会に 主要新興国では企業規模に関わらず小規模国よりも株価バリュ エーションが高くなっている 株価純資産倍率(倍) 純資産(米ドル) 2.5億未満 2.5-5億 5-15億 15-25億 25-50億 50-100億 100億超 しかし小規模国の小型銘柄の収益性は主要新興国の同規模 企業を上回っている 主要新興国 1.54 1.95 1.65 1.43 1.42 1.40 1.25 ネクスト50 エマージング市場 1.11 1.22 1.32 1.60 1.58 1.60 1.50 株価純資産 倍率の差 -28% -37% -20% 12% 11% 14% 20% 株主資本利益率 (直近12カ月) 純資産(米ドル) 2.5億未満 2.5-5億 5-15億 15-25億 25-50億 50-100億 100億超 主要新興国 7.1% 9.1% 10.4% 10.1% 10.4% 11.3% 13.9% ネクスト50 株主資本利益率 の差 エマージング市場 9.8% 38% 10.7% 19% 11.3% 9% 11.9% 18% 12.5% 20% 13.0% 15% 13.0% -7% 過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 2014年12月31日現在 主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:ファクトセット、MSCI、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 57 ネクスト50エマージング市場: 流動性の増加が、株価バリュエーション上昇に 新興国市場では、流動性の高い銘柄ほどバリュエーションが高い 傾向がある 株価純資産倍率: 平均日次取引量で見た四分位別 倍 1.22 1.37 1.28 0.97 流動性低 小規模新興国市場では、より小型で流動性の低い企業の占める 割合が高く、大きな成長の可能性を秘めている 流動性高 市場における割合 純資産(米ドル) 2.5億未満 2.5-5億 5-15億 15-25億 25-50億 50-100億 100億超 主要新興国 60.4% 15.1% 13.7% 3.7% 3.3% 2.0% 1.8% ネクスト50 エマージング市場 69.7% 11.2% 11.1% 3.8% 2.4% 1.4% 0.3% 過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 2014年12月31日現在 主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:ファクトセット、MSCI、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 58 ネクスト50エマージング市場: アクティブ運用に大きな投資機会 小規模な新興国やフロンティア市場は、独自のファンダ メンタル・リサーチ能力を有する運用会社にとって 魅力的な機会を提供 1銘柄当たりのアナリスト・カバレッジ数(平均) 17.2 セルサイドのリサーチ・カバレッジがより少ない 15.3 収益予想の幅が大きい 価格の歪みがより大きい 3.6 1.1 MSCI フロンティア・ マーケット小型株 指数 MSCI フロンティア・ マーケット指数 MSCI エマー ジング指数 MSCI ワールド 指数 2014年12月31日現在 出所:ファクトセット、MSCI、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 59 ネクスト50エマージング市場:小規模新興国の人口構成は魅力的 25% 日本 ドイツ 20% ギリシャ 6 4 歳 15% 以 上 の 割 10% 合 イタリア 英国 オランダ オーストラリア 米国 ロシア 中国 ブラジル チリ ベトナム 5% ペルー パキスタン エジプト モロッコ カタール アラブ首長国 連邦 インド サウジアラビア フィリピン コートジボワール ナイジェリア ザンビア ケニア 0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 15歳以下の割合 2011年12月31日現在 出所:世界銀行、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 60 ネクスト50エマージング市場: カントリー・リスクはかつての主要新興国に類似 主要新興国では、国別リスクの低下に伴い、国外要因 が株式市場のボラティリティの主な源泉に カントリー・リスクと個別銘柄の乖離率 小規模新興国 30 % 主要新興国 20 10 先進国 0 98 このため、主要新興国市場間の相関度が上昇 00 02 04 06 08 12 年 10 国別リターンの平均相関度(為替ヘッジ後) 0.8 先進国 0.6 0.4 主要新興国 0.2 95 主要新興国市場のリスク・リターンの均質化が明白と なる中、小規模の新興国は、より大きな分散効果を 提供できる 97 99 01 03 小規模新興国 05 07 09 11 年 超過収益の相関度: 対MSCI AC ワールド指数 0.19 0.08 主要新興国 小規模新興国 2013年7月31日現在 先進国:MSCI によって定義された先進国。主要新興国:ブラジル、中国、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ。小規模先進国:ネクスト50エマージング諸 国のうち、過去のデータが信頼できる国々(アルゼンチン、バーレーン、チリ、コロンビア、チェコ、エジプト、ハンガリー、インドネシア、ヨルダン、クウェート、モロッコ、オマーン、パキスタン、ペルー、フィリピン、カタール 、スリランカ、アラブ首長国連邦)。 出所:ファクトセット、インタラクティブ・データ、MSCI、AB ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 61 ネクスト50エマージング市場: 各国間の低い相関性がポートフォリオ・リスクを低減 個別国の平均ボラティリティの水準は 類似している一方で 小規模新興国市場間の相関性は 主要新興国市場間の相関性より低い 個別国の平均ボラティリティ 国別リターンの相関度 25% 0.59 結果として、小規模新興国ポートフォリオ 全体としてのボラティリティは抑制される 各ユニバース全体の ボラティリティ 22% 20% 12% 0.23 主要新興国 小規模新興国 主要新興国 小規模新興国 主要新興国 小規模新興国 過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 2014年7月31日までの3年間、月次リターンに基づいて算出、米ドルベース 主要新興国:ブラジル、中国、ギリシャ、インド、韓国、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、タイ、トルコ 出所:MSCI、AB。巻末の「リスクに関するディスクロージャー」をご参照ください。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 62 ファースト・バンク・オブ・ナイジェリア: 銀行サービス普及による恩恵 高い経済成長率と、低い銀行サービスの普及率から、 ナイジェリアの銀行セクターは中期的に大きな成長余地 が見込まれる。ファースト・バンクは国内最大の支店網 を有し、その恩恵を大きく受ける 金融危機後、同国の銀行はリストラを進め資本も増強。 ファースト・バンクの資産は他行と比べ毀損率が低い 銀行貸出の普及率 スロベニア 南アフリカ クロアチア ブルガリア ウクライナ ハンガリー ポーランド チェコ トルコ ロシア ルーマニア ナイジェリア カザフスタン 0% 20% 40% 60% 80% リストラ期にAMCON*に売却された債権 株価バリュエーションは他行比で割安。株主資本利益 率高く、かつ上昇傾向にある。強固な預金ベースを持 ち、長期にわたり競争力を支えると見られる *銀行から不良債権を買い取ることを目的に2010年に設置されたAsset Management Corp. of Nigeria (AMCON) **2012年12月10日現在 ***中東・アフリカ地域を本拠とする金融機関のうち、GICS分類で「銀行」サブセクターに属し、時価総額 で近い50行の平均 出所:ブルームバーグ、RenCap、会社レポート、アライアンスバーンスタイン。上記の個別の銘柄・企業 については、あくまで当運用戦略の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するも のではありません。また当運用戦略における組入れを示唆・保証するものではありません。 ファースト・バンク ゼニス・バンク スカイ・バンク UBA GTバンク フィデリティ・バンク ダイアモンド・バンク 売却資産に占める比率 14% 7% 11% 18% 10% 22% 16% 売却資産のヘアカット 11% 2% 10% 17% 21% 34% 52% 割安なバリュエーションと高クオリティ** 株価収益率 (2012年) 株価純資 産倍率 配当 利回り 株主資本 利益率 (2012年) Tier 1 自己資本 比率 ファースト・バンク 6.1倍 1.20倍 5.3% 19.7% 18.1% 中東・アフリカ地域の 銀行の平均*** 11.2倍 1.43倍 3.7% 14.3% 16.1% ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 63 フォルス: 長期的な成長余地の大きいラテンアメリカの高級小売業 世界的な有名ブランドと独占代理店契約* 着実な店舗網拡大 力強い収益性と利益率 株主資本利益率 (ROE) 23.4% 637 485 513 549 15.9% 593 421 260 267 294 フォラス EBITDA 利益率 20.8% 09 チリ チリ、ペルー、ウルグアイ、コロンビアなどに おいて、世界的な服飾・靴ブランド32銘柄の 独占販売権を保有 業界平均** 337 11 13 ペルー コロンビア 15予 15.7% 17予 ウルグアイ 店舗数も既存店売上高も急速に拡大 本拠地のあるチリを始め、各国で力強い長期 的成長の余地が見込まれる フォラス 業界平均** 高クオリティ、高効率のビジネスモデルにより、 業界最高水準の収益力や利益率を達成 過去5年間で11の新規ブランドを獲得して おり、これらが軌道に乗れば既存ブランドとの シナジー効果で利益率改善が見込まれる 過去の実績は将来の結果を示唆・保証するものではありません。 2015年3月31日現在 *例示されているブランドは、フォルスの取り扱う32銘柄の代表的なものの一部です。 **MSCI フロンティア指数およびMSCI エマージング指数の衣料・靴銘柄の中央値 出所: ファクトセット、会社レポート、AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものではありません。また当運用における組入れを 示唆・保証するものではありません。 64 BRAC銀行: 未発達なバングラデシュの銀行市場で急速に 成長するモバイル・バンキング最大手 商業銀行の預金者数 成人人口1万人当り 商業銀行の支店数 成人人口10万人当り 70 140 60 120 16 11 100 預 50 金 者 40 数 30 支 80 店 数 60 40 20 20 10 0 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 モバイル・バンキングの成長 ブラック銀行のモバイル・バンキング口座数 長期にわたる低迷を経て、バングラデシュで は銀行口座の普及が急速に拡大 2 0 2011年後半 2012年 (サービス 開始) 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 しかし、成長の理由は銀行の店舗数拡大で はない 2013年 2014年 2013年、バングラデシュにおけるモバイル・ バンキング口座数の増加率は世界最高に ブラック銀行は同国モバイル・バンキング最 大手で、市場シェアは80%以上 過去の実績は将来の結果を示唆・保証するものではありません。 2015年3月31日現在 出所:世界銀行、CGAP(世界銀行貧困層支援協議グループ)、会社レポート、AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものでは ありません。また当運用における組入れを示唆・保証するものではありません。 65 ダナン・ゴム: ベトナム最大のタイヤ・メーカー 中国:トラック用タイヤ販売とGDP成長率の相関度* ベトナム: トラック用タイヤの市場シェア 500 400 万 本 2番手 19% 現在の ベトナム 300 200 ダナン 33% 100 その他 48% 0 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 人口1人当りGDP(米ドル) ベトナムの経済発展は製造業と投資が主導しており、同様の成長を 遂げた中国と同じく、トラック用タイヤの需要は着実に拡大すると見ら れる ダナン・ゴムは需要成長に見合う形で生産能力を増強しており、市場 リーダーとして市場拡大の恩恵を受けると見ている 2014年10月31日現在 *購買力平価(2011年基準、米ドル建て)に基づく中国の人口1人当りGDPと2002年から2012年までの年間トラック用タイヤ販売数に基づきます。ベトナムの人口1人当りGDPは2013年のもの。 出所:世界銀行、ドイツ銀行、ベトキャピタル、CEIC、会社レポート、AB。上記の個別の銘柄・企業については、あくまで当運用の説明のための例示であり、いかなる個別銘柄の売買等を推奨するものではありませ ん。また当運用における組入れを示唆・保証するものではありません。 66 ご注意 アライアンス・バーンスタインの運用戦略や商品は、値動きのある金融商品等を投資 対象として運用を行いますので、ポートフォリオの運用実績は、組入れられた金融商 品等の値動きの変化による影響を受けます。また、金融商品取引業者等と取引を行う ため、その業務または財産の状況の変化による影響も受けます。デリバティブ取引を 行う場合は、これらの影響により保証金を超過する損失が発生する可能性があります。 資産の価値の減少を含むリスクはお客様に帰属します。したがって、元金および利回 りのいずれも保証されているものではありません。運用戦略や商品によって投資対象 資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や 性質が異なります。また、ご投資に伴う運用報酬や保有期間中に間接的にご負担いた だく費用、その他費用等及びその合計額も異なりますので、その金額をあらかじめ表 示することができません。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 67 当資料についての重要情報 当資料は、投資判断のご参考となる情報提供を目的としており勧誘を目的としたものではありません。特定の投資信託の 取得をご希望の場合には、販売会社において投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず詳細をご確認の うえ、投資に関する最終決定はご自身で判断なさるようお願いします。以下の内容は、投資信託をお申込みされる際に、投 資家の皆様に、ご確認いただきたい事項としてお知らせするものです。 投資信託のリスクについて アライアンス・バーンスタイン株式会社の設定・運用する投資信託は、株式・債券等の値動きのある金融商品等に投資 します(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)ので、基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。し たがって、元金が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益は、全て投資者の皆様に帰属します。 投資信託は預貯金と異なります。リスクの要因については、各投資信託が投資する金融商品等により異なりますので、 お申込みにあたっては、各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等をご覧ください。 お客様にご負担いただく費用―投資信託のご購入時や運用期間中には以下の費用がかかります。 申込時に直接ご負担いただく費用 …申込手数料 上限3.24%(税抜3.00%)です。 換金時に直接ご負担いただく費用…信託財産留保金 上限0.5%です。 保有期間に間接的にご負担いただく費用…信託報酬 上限2.0304%(税抜1.8800%)です。 その他費用…上記以外に保有期間に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結 前交付書面等でご確認ください。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、 アライアンス・バーンスタイン株式会社が運用する全ての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率を 記載しております。 ESGを考慮した新興国フロンティア投資 | 68
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