SGLT2 阻害薬による臨床的効果予測因子についての

臨床研究情報
【研究課題名】
SGLT2 阻害薬による臨床的効果予測因子についての検討
【研究機関】
大阪赤十字病院
【研究責任者】
当院責任者
研究責任者
糖尿病内分泌内科
村上
村上
隆亮
隆亮
【研究の目的】
SGLT2 阻害薬は、本邦で 2014 年 4 月に上市された新規経口血糖降下薬
である。SGLT2 阻害薬は、近位尿細管に存在するナトリウム•グルコース
トランスポーターである SGLT2 を阻害することで、尿中への糖の排泄を促
し、国内第 3 相試験など治験データなどからは血糖降下作用及び体重減少
作用が期待されている。しかし、実臨床においては、SGLT2 阻害薬の無効
例も報告されるなど、SGLT2 阻害薬の薬効には個人差が大きい印象が否め
ない。
一方で、実臨床において SGLT2 阻害薬の至適例、またはその薬効を予測
する方法については、未だ検討されていない。我々は、当院で SGLT2 阻害
薬を処方された患者につき、その血糖降下、体重減少作用などの効果別に、
患者背景を解析することで、SGLT2 阻害薬の臨床効果を予測できないか、
後方視的に検討する。
【研究の方法】
・対象 本邦での発売が開始された 2014 年 4 月から 12 月末までに、当
院で SGLT2 阻害薬(イプラグリフロジン、ダパグリフロジン、ルセオ
グリフロジン、トポグリフロジン、カナグリフロジン)を処方された 2
型糖尿病患者。
・方法
カルテレビューによる後方視的検討
・利用する情報
対象者の当院に蓄積された血液、診療情報を解析する
【個人情報の取り扱い】
匿名化して扱う
【問い合わせ先】
大阪赤十字病院
糖尿病・内分泌内科部
〒543-8555 大阪市天王寺区筆ヶ崎町 5-30
TEL 06-6774-5111 FAX 06-6774-5131