夢に向かって、人生の基礎を築き、大きな翼を育む学校 校訓 自主・自律 協同 「生徒が元気」「教師が本気」「地域がやる気」 平成27年 6月 1日 第3号 048-477-6053 www.c-niiza.ed.jp/j-daiyon 行事から学ぶ 校長 修学旅行メモ2015 右田 勉 中2の時に林間学校で群馬県の水上に行った ときの話だ。私は実行委員をやっていた。夜、 中庭でキャンプファイヤーが行われた。みんな で出し物をしたり歌をうたったりして盛り上が った。キャンプファイヤーの終盤に事件が起き た。生徒に配られたジュースが何本か無くなっ たのだ。キャンプファイヤーが終わると、生徒 全員が食堂に集められた。先生方が次々にジュ ースを持って行った生徒は名乗り出るようにと 話をした。しかし、誰も名乗りでない。突然先 生方が「後は実行委員に任せる」と言っていな くなってしまった。実行委員同士で話し合い様 々な方法を試みてみた。30分位たったろうか、 2人の生徒が名乗り出て何とか解決することが できた。私は嬉しくて机に突っ伏したまま、み んなの前で泣きだしてしまった。 さて、5月の3年生の修学旅行を皮切りに、 今年も様々な学年行事が始まった。修学旅行は 綿密な計画のもとに進められ大成功を納めた。 印象的だったのは修学旅行の前も後も、3年生 は浮かれることなく普段と変わらない生活がで きていたことだ。この大きな行事を当たり前の ように平然とこなしている姿に、3年生の確か な成長を感じた。さすがだ。 6月2日は1年生の長瀞校外学習が行われ る。翌3日は2年生の鎌倉校外学習だ。実行委 員会を中心に、各クラス、班長、各係が自分の 役割を果たそうと一生懸命に取り組んでいる。 事前の集会では、実行委員が必死になって司会 や係の仕事説明をしている。うまくいかないこ とも、意見が対立することもあろう。しかし、 その困難を乗り越えたところに達成感が生まれ るはずだ。こうした経験を積み重ねて1、2年 生も、3年生のように平然と大きな行事をやっ てのけるようになるのだろう。校外行事を通し て一人一人がたくさんのことを学んでくれるこ とを願っている。 教頭 若林 利明 1日目 5月11日(月) 晴れ 修学旅行専用の新幹線は予定通り10時05 分に京都駅着。バスに乗り奈良公園近くのホテ ルで昼食。東大寺でクラス写真を撮った後、大 仏殿に入った。1・3組は伏見稲荷、2組は平 等院鳳凰堂、4組は二条城、5組は法隆寺。奈 良公園からはクラス別に観光した。 私は、1・3組と一緒に伏見稲荷に行った。 集合時間になっても何人かの生徒がいないとい うハプニング発生。確かによくないことだが、 それよりも、一生懸命にどこまで一緒にいたか を確認して走り回っているあるリーダーの姿に 感心してしまった。 2日目 5月12日(火) 途中 大雨 京都市内の班別行動は修学旅行のメインとも 言える。午前11時頃から予報より早く台風6 号の影響で雨が降り出す。はぐれてしまったり、 バスが混んでて乗れなかったり、いろいろなハ プニングに遭いながらも、子ども達は全身ずぶ ぬれになって、帰ってきた。 夕食後に“お笑 い鑑賞” テンポよく、子ども達の気持ちをつ かんでいく。四中の3年生も積極的に参加して、 学年の雰囲気がとても良いと感じさせられた。 3日目 5月13日(水) 晴れ 午前中はクラス別行動。清水寺をベースに、 清水焼の絵付け、座禅、京扇子づくりなどの体 験を行った。みんな、思った以上に真剣に取り 組み、非常にセンスが良い。たくさんの思い出 と一緒に帰途についた。 今回の修学旅行に参加して感じたことは、い ろいろなハプニングや失敗はあったけれど、個 人だけの責任にせず、自分達の力で何とか修正 しよう、みんなで失敗を取り戻そうとする子ど も達の頑張りと、それを最後までやり切らせよ うと見守る3年生の先生方の温かい指導だっ た。きっと、スキー林間や鎌倉校外学習の経験 だけでなく、学校生活の中で培ってきた力なん だろうと思う。 更に自分たちの力を開花させ、 成長を続け、四中全体をリードしてもらいたい。
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