1ページ 伝統文化をこどもに [PDFファイル/1.03MB]

教 育委 員会
生 涯学 習課
華麗 で ヮ繊細 り情熱的。
変幻自在な事 ・尺八 の 音色 ♪
こと
近年 , 地 域 に根 ざした文化 を見直 そ うとい う動 きが注 目を集 めてい ま
す。地域 の特色 ある文化 を学習 し伝承 してい くことが , 地 域 の活性化や
青少年 の アイデ ンテ ィテ ィーの形成 , 高 齢 者の生 きが い を生み だす と考
えられ るか らです。
そんななか , 我 が国 の長 い歴 史 と伝統 の 中か ら生 まれ , 守 り伝 え られ
て きた伝統文化 を , 将 来 にわたって継承 し, 発 展 させ るとともに , 子 ど
もた ちが歴 史 , 伝 統 , 文 化 に対す る関心や理 解 を深 め , 豊 かな人間性 を
育 む こと を目的 と して 『
伝統文化 こ ども教室 』が全 国 で行 われ てい ます。
鷺 : ■. R 洟
申 卜
ひたちなか市 で も 7 つ の 団体 ( N P O 法 人 , 社 団法人 , 財 団法人 , 任 意
心 に響 く癒 しの音色
団体等) が 伝統文化 こ ども教室 を行 ってお り , そ の なかで も , ひ た ちな
力ゞ
市邦楽連盟 は市内 の小学校 5 年 生 か ら中学校 2 年 生 までの児童や生徒
約20名 を対 象 に ,7月 か ら11月 までの期 間 , 等 ・尺 人の 演奏 を通 して 伝統 文化 を体験 して も らお うと教室 を開催 し
ま した。
日本 の 伝統楽器 で ある等 ・尺 八は ,奈 良時代 に 中国 か ら伝 え られ ,そ の後 い ろい ると改良 され ,現 代 に息 づ いてい
ます。 これ らの 楽器 で奏 で る曲趣 は ,優 雅 な響 きがあ り,日 本人 の心 に感動 を呼び起 こ します。等 ・尺八 ともに ,奏
法 によ り厳 しい音色 ,や わ らか い音色 な どさま ざまな幅広 い音色 を奏で ます。子 どもたちが奏 で るその音色 を耳 にす
ると ,ま るでその空間だけ時間がゆっ くりと流れ てい るよ うな感 じを受 け ,自 然 と心 が落 ち着 くよ うで した。 また ,
その透 き通 っ た音色 は ,幻 想 で壮大 な イメー ジ をわ かせ心 が洗 われ るよ うで した。 さらに ,子 どもたちの礼儀正 しい
態度や ,筆 ・尺人 を見つ め る真剣 な眼差 しには感心 させ られ ま した。
子 どもたちか らは 「自分 の思 うよ うに演奏す ることは難 しかったが ,先 生方 の 丁寧 なご指 導 によ り楽 し く学 ぶ こと
がで きま した。
演奏 だけでな く,教 室 を通 じてた くさんの 友達 がで きて嬉 しいで す。
」「
」 「これ を機 会 に今後 も続 けて
い きた いで す。
」 な どの声 が聞 かれ ,み んな楽 しみなが ら練習 に励 む様子 が伺 えま した。
代表者 の 声
教 室 で は , 元 気 な あ い さ つ や 正 しい 礼 儀 作
法 , 思 いや りや感謝 の気持 ち を持 つ ことをモ ッ
トー に指 導 に励 んでお ります 。 一 人 ひ と りが楽
初見
宗郷 さん
琴古流尺八竹韻社 社主
ひたちなか市邦楽連盟 会長
しく演奏 して いる 様 子 を見 て , 教 室 を開催 して
よ か つた と実感 する と同時 に , こ んな短期 間で
上達 す る若 い皆 さんの潜在能 力 に もび つ く りさ
せ られ ま した。皆 さん には , こ れ か らも禁 尺
八 を続 けて ほ しく思 い ます し, 邦 楽 ばか りで な
く, 日 本 で 生 ま れ た 伝 統 文 化 に 大 い に興 味 を
持 つて いただ きた い と思 い ます。