2015年01月12日号

がんばれ経営者
がんばれ経営者!
経営者!
~時代をリードする農業マガジン~
平成 27 年 1 月 12 日号 ㈱オーレンス総合経営
農業経営者の皆様
新年 明けましておめでとうございます
しい一年がスタートしました。
ここ数年の異常気象は今冬になってから
も例外ではなく、昨年12月の暴風雪に
象徴されているような気がいたします。
春先の畑作業を考えた時に、一抹の不安な思いで新年
を迎えた方も多かったかもしれません。
最近の酪農関係の報道では、北海道のプール乳価が
3円60銭の引き上げで幕を開けました。異例の早期
決着は生産者を安心させた面もあるかもしれませんが、
逆に、ここまで担保をとらなくては年度末を待たずに
廃業する生産者もいることを暗に示唆している、そう
いう深刻な面も感じます。
この厳しい昨今の情勢を目の当たりにして、農協改
革に象徴される“組織のあり方”も、今年はさらにク
ローズアップされることでしょう。ただ、どのような
組織にあっても、組織のしわ寄せやツケが、末端の生
産者に押し付けられることがないよう、また全ての生
産者が誇りと生き甲斐をもって農業ができる環境を願
ってやみません。
この情報誌もおかげさまで11年目を迎えました。
これを節目として、我々も新しい時代に、新しい時代
の息吹を感じてもらえる誌面に、自ら変わってゆかな
くてはなりません。 「不易流行」とは、変わっては
ならない本質的なものにも、変わらなくてはならない
ものがあることを示しています。私どもの、創刊当時
の信念は変わらずとも、その信念の伝え方は常に進化
してゆかなくてはなりません。
最後になりますが、何よりも健康にご留意され、
今年が皆様にとって良い一年となりますよう、心から
お祈り申し上げます。 (編集委員長 金子知広)
● 畜産クラスターとは?
本誌でも昨年5月に紹介した
『高収益型畜産体制構
築事業』(平成26年の新規事業)では、畜産クラスター
の実証に向けた支援として、必要な調査・分析・設
備に要する経費の支援が予算化されています。
この畜産クラスターとは、農業者とそれを取り巻
く獣医師、コンサルタント、普及センター、コント
ラクターやヘルパーなどの作業支援組織などが、
それぞれの専門性を生かして課題の解決に取り組む
体制を指します。
● 畜産クラスター計画の広がり
この畜産クラスター計画に定めた“中心的な経営
体”には、施設整備への支援として『畜産競争力強
化整備事業』
、機械リース導入への支援として『畜
産収益力強化支援事業』も予算化されております。
“畜産クラスター計画の作成(道知事の認定)
”
~ 中心的な経営に対する各種支援 ~
【
畜産クラスター関連事業
】
⇒『高収益型畜産体制構築事業』
高収益型畜産体制構築事業』
施設整備や機械リース整備に関して、最近注目
地域の畜産の収益性強化を目的に、クラスターの
されている畜産クラスター計画。
昨年12月に実
実証に向けて調査・分析・設備費用を支援
施された道のヒアリングへ向けて、各農協では
⇒『畜産収益力強化支援事業』
畜産収益力強化支援事業』
候補者のとりまとめがありましたので、この制
中心的な経営体の収益性向上に必要な機械のリ
度についてご存知の方も多いことでしょう。
ース整備を支援
今回はこの事業の位置づけや基本的な内容につ
いて、振り返ってみたいと思います。
(1/2以内補助)
⇒『畜産競争力強化整備事業』
畜産競争力強化整備事業』
(1/2以内補助)
中心的な経営体の施設整備を支援
請
」 理由
業』の申
● 施設整備における留意点
るから との
『畜産競争力強化整備事業』で中心的な経営体が施
もいます。
設整備を行う場合、組織形態には一定の要件があり
ます。要件は以下のとおりです。
ちろ
も
② 法人化することが見込まれる家族経営
問
ん、それが
だき
いた
/
出
で法人化を検討している農家さん
将来像
ませんが、
① 農業者が主たる構成員となっている法人
「
においても、 施設で 1 2 の補助金が
題であるというつもりはあり
描き
をしっかり
冷静
ながら
担 手
規模拡大
従 雇
省
プロ
将来
規模拡大
着手 ゆ
自然 流 だ
逆「 半
付
仕
」
来
達
可能
なる。つまり、
④ 農協や公社(もしくはこれらが株主となる株式
いは機械による
しながら
るケースでは、法人に組織変更することで発生する
リスクやメリットも検討しなくてはなりません。
に
たから
な
目的は
の組織化も本
・ 会計業務や税務申告の複雑化。
しまう
・ 赤字でも毎期、納税額が発生。
・ 農地の利用権設定の際に、納税猶予中の農
地が対象となっていないか。
れ
して
ことで受給に制限のかかる補助金など)
…etc
セスのな
くらいいるのだろうか・・・ 成人の日を迎えて
額補助で、法人化は要件に
の目的を
の行
の
成しないままとなって
共同
手厚 配
をみると、
く
しょう。行
や業
れは
融資枠
様々
です。
あるいは、補助金受給を目的とする場合もあるかも
しれません。実際に今回の『畜産競争力強化整備事
分され、
の
くは変わらないで
をしっかりと見定めなが
のではなく、
ら、補助金受給のみで
から
ことで
に
外 判断
今回の畜産クラスター事業、またはそれ以
悩
でお
ぜひ当
みの方は、
り
たいと思います。
● 最後に ~ 何が目的で法人化するのか?
何が目的で法人化するのか?
者の確保であったり、経営の多角化へ向けた
集
組織や
流 大き
政 界 動き
“点で考える”
える”
様々 視点 “面で考える”
える” 判断 誤
だき
今後においても、この
のないようにしていた
法人化の目的は経営者によって異なります。後継
され
ということでは、せっかく
間 政 動き
落
へ
性があります。
ここ数年
な
用の確保であったりと
が若者の特権と言われるが、そんな若者が今どの
ふと考えた。
く。これが経営の
営農、法人化に対して補助金は
・ 他の補助事業との関係(組織形態が変わる
雇
用(ある
と思います。
方なく行う…
・ 社会保険が強制加入となる。
、または
自分を忘れるくらいにひとつの事に集中できるの
い
のさらなる
向けての組織づくりに
組織化の
業員
力化)を行い、その
かで法人化を検討して、
特に、②に記載の法人化することが要件とされてい
(作家 北方謙三)
と
畜産クラスター計画で地域の中心的な
会社)
『青春というのは意味のあることを成し遂げ
ることじゃない。どれだけ馬鹿になれたか、
どれだけ純粋で一途になれたか、である』
たいと思うのです。
③ 複数の農業者が構成員となっている組織
拡大
に検討
今週のメッセージ
相談
社までご
の
下さい。
最近、日一日と陽が長くなってきたのを実感する。
休日ののんびりとした日には、確定申告などの繁忙期
業務がひと段落した“春先”のような錯覚を起こすこ
ともある。しかし暦の上では小寒を迎えたばかり。
道東ではさらに、これから流氷もやって来て、本格的
な真冬を迎えようとしている。春のウララの「春眠暁
を覚えず…」の季節はまだ程遠いか。
編集後記
■編集・発行
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㈱オーレンス総合経営
編集部
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Fax.0153-72-3534
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