第5回 (日本経済論Ⅰ・2015 前期) 経済成長(2)-戦後日本の経済成長と日本再興戦略 1.戦後経済計画の推移と成長戦略(Q&A03) 1960 年 12 月 池田内閣「国民所得倍増計画」10 年計画を 7 年で達成 その後、90 年代まで、いくつもの中期 5-7 カ年計画が策定された 1999 年 7 月 小渕内閣「経済社会のあるべき姿と経済新生の政策方針」 知価社会 10 ヵ年計画-適正成長率 2%と少子高齢化社会の両立、小さな 政府、機会の平等、 「自由」の評価、環境との調和、外国人労働者受入れ、 高齢者雇用対策、財政再建、道州制 2005 年 4 月 小泉内閣・経済財政諮問会議「日本 21 世紀ビジョン」 2010 年 6 月 菅内閣・新成長戦略「強い経済」 「強い財政」 「強い社会保障」 の実現、2020 年に名目成長率 3%、実質成長率 2%を上回る成長を目指す 2011 年 12 月 野田内閣「日本再生の基本戦略」閣議決定 2013 年 6 月 安倍内閣の成長戦略「日本再興戦略」が閣議決定 2014 年 6 月 「日本再興戦略」改訂 2014 を閣議決定 2.戦後日本の経済成長 戦後の経済復興と高度成長 民間設備投資突出型成長‐1962 年(昭和 37 年度)転換期論争 1968 年 GNP 各国比較で、日本は 2 位に上昇(一人当たり GNP では 20 位) 1973 年石油危機-石油ショック前 10 年平均実質成長 9.3%、 後 10 年 3.6% 1980 年代後半のバブルと 90 年代初めのバブル崩壊-失われた 20 年 3.日本再興戦略(JAPAN is BACK)アクションプラン(金融経済 5-3 節) (1)日本産業再興プラン 民間の産業や人材の新陳代謝を進める、規制や制約を積極的省いていく国 (2)戦略市場創造プラン 課題克服による不安の解消と、成長産業の育成の同時達成 (3)国際展開戦略 幅広い層の企業や国民が、世界経済の成長の果実を享受することをめざす 4.「日本再興戦略」改訂 2014 -「3 本の矢」で生まれた変化を一過性に終わ らせない (1) 日本の「稼ぐ力=収益力」を取り戻す (2)担い手を生み出 す~女性の活躍促進と働き方改革 (3) 新たな成長エンジンと地域の支え 手となる産業の育成
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