【印刷】 塗工層の表面特性やベースフィルムの違いにより推奨インキが異なりますので、ご不明な点等あ れば事前に弊社までご確認願います。 ・ 湿度による寸法変化はありません。但し、プラスチックフィルムのため温度による影響が幾 分ありますので紙温変化の範囲は10℃以内に抑えて下さい。 ・ 折り目が残りますので、紙折りは避けて下さい。 Ⅰ オフセット印刷 ・ 標準タイプは一般のプロセスインキの使用が可能です。また、合成紙用インキ ・UVインキ の使用も可能です。 ・ Rタイプは吸収性が低いため、必ず合成紙用インキあるいはUVインキをご使用願います。 ・ Yタイプは銘柄によって使用できるインキの種類が異なりますので、詳細は弊社までお問い 合わせ下さい。 ・ 乳化を防ぐため、湿し水は極力絞って下さい。 ・ スプレーパウダーはアートコート紙並で問題ありませんが、ラミネート等の後工程がある場 合は支障を来さないよう調整して下さい 。 Ⅱ グラビア印刷 標準タイプはインキの転移性が良く細かい模様でも鮮明に印刷することが可能です。但し、 表層の耐薬品性が弱いため、アルコール系又は水系のインキをご使用願います。 Ⅲ スクリーン印刷 標準タイプはスクリーン印刷でも密着性が良く量感ある印刷が可能ですが、表層の耐薬品性 はポリスチレン並なので、印刷時・修正時ともに強い溶剤(ケトン・エステル・芳香族)の使用は避 けて下さい。 Ⅳ シール印刷 シール印刷では合成紙用インキ・UVインキの使用が可能です。印刷条件によってUVイン キとの密着性が悪くなることがありますので事前に照射条件をご確認願います。尚、平圧式で 印刷する場合、標準タイプの表面はインキタックが強い場合紙ムケを生ずることがありますの で注意が必要です。 【印字】 各種印字方式によって適合する表層の種類が異なります。印字方式に合った表層を選んでくださ い。 Ⅰ 溶融型熱転写方式 ・ ピーチコートの標準タイプは表面平滑性が高いため熱転写印字適性に優れています。 ・ 標準タイプ表層は多孔質のため転写インク(特に粘性の低いワックス系)を吸収しやすく、一 般のフィルムや他の合成紙に比べ印字部の耐擦過性に優れています。 ・ また、標準タイプは多孔質構造によるクッション性を有するため、熱転写方式に最も適した 表層です。 ・ カラー画像出力の際に滑らかな濃度階調が得られるよう多孔度を調整したタイプもあります。 Ⅱ インクジェット方式 ・ インクジェットメディア専用紙「ピーチジェット」を推奨しています。 その他ラベルプリンター等につきましては、弊社までお問い合せ願います。 Ⅲ レーザー方式 ・ カラーレーザープリントメディア専用紙「レーザーピーチ」を推奨しています。 ・ 粘着ラベル用のRタイプ「SEBR−58」もトナーとの相性が良く、印字の際のかぶりが 少ないので、高い印字品質が得られます。 ・ 標準タイプは、Rタイプ・Yタイプと比べ耐熱性が低いため、ご使用の際は事前に弊社まで お問い合わせ願います。 Ⅳ ドットインパクト方式 多孔質タイプの標準塗工層は、インクを素早く吸収し良好な密着性が得られます。 Copyright (C) 2009 Nisshinbo Paper Products, Inc. All Rights Reserved.
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