JA全農式トロ箱養液栽培システム

JA全農式トロ箱養液栽培システム
開発の目的
「うぃずOne」は、「水稲育苗ハウスや遊休ハウスなど有効活用」
しながら、「栽培管理が容易」で、なおかつ「安価な栽培システム」を
つくることを目的にJA全農が開発しました。
システムの概要
発泡スチロール箱の栽培槽を用いた隔離床養液栽培で、
他の養液栽培システムと比較して設置・移動が容易で導入コストが
安価なシステムです。
また、①設置場所を選ばず、②規模面積も自由、③技術仕様は単純
で、④自主施工でコスト抑制可能、等の特長があります。
パッケージ内容
①液肥混入機(ミニシステム)および潅水資材
②発泡スチロール箱(プラスBOX)
③隔離床栽培用肥料
④培土
育苗時期
(冬~春)
活用時期
(夏~冬)
供給
「うぃずOne」パッケージ内容
ミニシステム、潅水資材
(ネタフィム ジャパン製)
プラスBOX(トロ箱)
(JA全農と羽根による共同開発商品)
【ミニシステム(液肥混入機)】
制御装置を電池で動かすため、電気工事不要
で安価な液肥混入機です。
なお、ミニシステムに使用する水源は、一定の
水圧(蛇口を開けると出水)が必要です。
【潅水資材(ポットドリッパー圧力補正タイプ)】
ドリッパーの働きにより、圧力損失による水圧
低下を防ぎます。適用水圧0.7~4.0barで1
時間あたり2Lの吐出量に制御します。
【プラスBOX(トロ箱)】
排水口を設けることによって、排水性を確保し
ています。
また、容量が18ℓあり様々な作物や品種に対
応出来る工夫をしています。
蓋部分は、リバーシブル仕様、勘合性が高く外
れにくい などの特長もあります。
なお、発泡スチロールによる断熱効果により夏
期高温時期でも根域温度上昇を防ぎます。
容量:18ℓ
吐出イメージ(非圧力補正タイプ)
25
cm
持ち運びに便利な
取っ手付き
吐出イメージ(圧力補正タイプ)
排水口
31
cm
37
cm
隔離床栽培用肥料
体系
2
液
式
(
低
コ
ス
ト
タ
イ
プ
)
1
液
式
(
省
力
タ
イ
プ
)
特徴
・複合肥料と単肥の組み合わせにより施肥
・2液式なので、様々な肥料の組み合わせ可能
・施肥コストが安い
リキッドファーム1号または2号
15kg
【園芸培土】
植物の成長のために、通気性・水はけ・保水性
に優れた土です。また、ピートモス・炭化物などバ
ランスよく配合しています。
硝酸石灰
【パーライト(底下排水用)】
無菌で肥料分がなく通気性が高いので根の張
りが良くなります。また、非常に軽いため用土全
体の重さを軽減する効果もある。粒サイズの大
きいもの(25mm以上)を推奨しています。
【注意事項】
消防法に定める危険物としての
扱いとなります。
※第1類第3種酸化性固体
15kg
培地(培土+パーライト)
25kg
・2種類の複合肥料混合により施肥
・混合の手間がかからず1タンクで施肥可能
・施肥コストが高い
【充填量目安(1箱あたり)】
培土 : パーライト = 15ℓ : 3ℓ
園芸培土
パーライト(大粒)