平成23年度 指定管理者モニタリングレポート 施 設 名 下関市和久生きがいデイサービスセンター 所 在 地 下関市豊北町大字神田上141番地3 名 称 社会福祉法人下関市社会福祉協議会 指定管理者 代表者 会長 兼田 一郎 住 所 下関市貴船町三丁目4番1号 本施設の管理運営業務の確認にあたっては、毎月提出された業務報告書、利 用者アンケート、随時の実地調査及び指定管理者へのヒアリング、年度末の事 業報告書等により把握しました。 モニタリングの 実施方針・方法等 豊北総合支所市民生活課 担当部課 (問合せ先) TEL : 083 - 782 - 1958 E-mail :[email protected] ■ モニタリングの総合コメント 下関市和久生きがいデイサービスセンターの管理運営業務の実施状況については、利用者に対して食事や入浴、健康 チェックなどのサービスのほか、レクリエーションや季節行事等、創意工夫に基づく管理運営により、利用者の在宅生活への支 援、社会的孤立感の解消、心身機能の維持向上に加え、ボランティア等の活用により、地域で支え合う仕組み作りを確立して います。また、社会福祉協議会として利用者への安心・信頼の維持と経費の削減も果たしています。管理運営について、概ね 計画どおり運営されていました。 業務内容については、条例、規則を遵守し、基本協定等に定める業務が適正に実施されていました。 ■ 今後の業務改善に向けた考え方 次の点について更なる改善を求めます。 ・デイサービスセンターにおいて、社会福祉協議会としての専門性が活用され充実した対応がなされていました。社会福祉協議 会の特性を生かし、更に充実した施設運営を継続することを求めます。 ・事業の安定した継続と信頼維持のため、専門性を更に高め 、介護サービスの向上を求めます。 ・サービス提供が固定化した利用者のみ便宜が図られることのないよう、利用者、家族等とよく相談し個々の目標を設定すること を求めます。 ・施設、設備等の管理に関して利用者が安全に利用できるよう引き続き維持管理することを求めます。 基本的な考え方(施設の性格・目的等との合致、市民の平等な利用の確保、施設の効用発揮) 合目的性・公平性・効果性 本施設は、介護保険法による通所サービスを行う施設であり、高齢者が在宅で安心して暮らすために適正に事業が運営され ていました。家に閉じこもりがちな高齢者に対し通所の方法で各種サービスを提供することによって、社会的孤立感の解消や気 分転換、介護予防につながり、在宅で介護されている家族にとっても、介護負担の軽減につながっています。 業務内容 機能性・独創性(事業への具体的な取組み方) 食事や入浴、健康チェックなどのサービスのほか、様々なレクリエーションや季節行事が用意されていました。ボランティア等 の活用により、地域で支え合う仕組み作りを確立し、介護者の身体的精神的負担の軽減を図っていました。一般高齢者に対 し、通所の方法で各種サービスを提供し社会的孤立感の解消、要介護状態、特定高齢者になることの予防を図っていました。 責任性・実行性(施設の運営体制や組織) 社会福祉協議会が管理者他数名の職員を配置し、下関市豊北総合支所市民生活課等関係機関と連絡調整を密にしなが ら、適正な運営に努めていました。 明瞭性・規律性(適正な事務や経理) 利用料金収入、人件費などの支出において、社会福祉協議会で適正に処理され、領収書や計算書類及び諸帳簿も整理され ていました。また、毎日の利用状況や年間行事等に関する書類もよく整理されていました。 安全性(安全管理、緊急時等の対応) 安全及び緊急時等の対応にあたっては、社会福祉協議会と市で常に連絡調整が取られています。緊急連絡網を作成し、下 関市豊北総合支所市民生活課等関係機関と緊密に連携して、対処できるようにしています。また、年二回ほど防災訓練が行わ れています。 社会性(環境等への配慮) 長年、社会福祉法人組織として、当市の福祉行政に寄与しています。また、利用者サービスの向上を目指す中でも、環境へ の配慮もされていました。 事業収支 経済性 事業収支について、効率的な運営管理がされていました。一部建物の老朽化による対策などの課題はあるものの、最小の経 費で最大の効果を達成するため運営されていました。 団体の経営状態 経営の健全性 利用料金制の中で多様化するサービスに対応する意識を持って計画的効率的な財政運営が図られていました。
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