授業科目 健康管理論 担当教員 今村 裕行 展開方法 講義 単位数 2 単位

授業科目
健康管理論
展開方法
講義
単位数
担当教員
2 単位
開講年次・時期
今村 裕行
3 年・前期
必修・選択
必修
授業のねらい
健康は、人々が人生を豊かに過ごすための基本的条件である。本講義のねらいは、管理栄養士が学校、病院、健康
増進施設あるいは福祉施設などの幅広い分野において活用できる健康の概念、健康の現状、健康増進づくりに関する
知識を身につけることである。
学 生 の 授 業 に お け る 到 達 目 標
評価手段・方法
評価比率
関心・意欲
人々の健康に関わる様々な要因に関する知識を習得し、食や
健康への関心を深め、適切な健康指導ができる。
・グループディスカッ
ション
・グループ発表
5%
5%
・態度
思考・判断
運動、栄養、休養、喫煙、飲酒、肥満など、健康に関わる問
題に対して適切な解決策を提案できる思考力と問題解決に向 ・定期試験
けた指導方法を考えることができる。
技能・表現
知識・理解
健康づくりのための基礎知識を理解し、管理栄養士の専門的 ・定期試験
な知識と関連づけることができる。
・課題レポート
40%
40%
10%
出 席
受験要件
合 計
100%
評価基準及び評価手段・方法の補足説明 ・定期試験(80%)、グループディスカッション(5%)、グループ発表の参加・取り組み(5%)、課題レポート(10%)
の割合で評価する。
・定期試験は、健康、健康の指標、死因と健康水準、健康づくりなどの施策や行政ならびに運動、栄養、休養、喫煙、
飲酒、肥満などの因子と健康との関連や生活習慣病の運動療法などについて評価する。与えられた課題に対するグル
ープディスカッションとグループ発表を行い、参加・取り組みを評価する。課題レポートは、グループ発表の内容を
発展させた個人のレポートを評価する。
授 業 の 概 要
健康、健康の指標、死因と健康水準、健康づくりなどの施策や行政ならびに運動、栄養、休養、喫煙、飲酒、肥満
などとの関連や生活習慣病の運動療法などのメカニズムを教科書、パワーポイントを使用して講義を行う。小グルー
プでのグループディスカッションなどで学生自ら考えるようにする。
教 科 書 ・ 参 考 書
教科書:「イラスト健康管理概論‐第 3 版‐」東京教学社
参考書:特に指定しない
授業外における学修及び学生に期待すること
1.各授業の最後に次回の授業範囲を伝えるので、教科書や資料をよく読み、専門用語の意味を理解しておくこと。
2.課題に沿ったグループディスカッションおよびグループ発表を行い、その内容を発展させた個人のレポートを提出
する必要があるので、指示された内容についてよく調べておくこと。
3.遅刻3回は欠席1回、欠席6回で再履修となる。また、特別な事情を除き無許可での途中退席は不可とする。
回
テ ー マ
授 業 の 内 容 予習・復習
教科書「1.1 健康の定義、1.2
受講生に望むことや受講上の注意点、評価方法などに
健康に及ぼす要因」を読んで
ついて説明し、健康について考える。
おく
健康の定義と健康及ぼす要
WHOの健康の定義や、その他の健康の定義、健康に 因を復習し、パワーポイント
及ぼす主体・環境要因について解説する。
の資料「何事も適度に」を読
んでおく
1
ガイダンス
2
健康の定義
3
健康管理の基本を復習し、教
健康管理の基本「何事も 健康的に生活するには、肥満でも、やせすぎても良く
科書「1.3 健康の指標」を読
適度に」
ない。「何事も適度」について解説する。
んでおく
4
健康の指標
地域や国における衛生状態、健康上の問題点を把握、 健康の指標を復習し、グルー
健康増進などの諸活動の効果を知るための健康の指標 プディスカッションの課題
について講義する。
を調べておく
5
中間まとめ
与えられた課題のグループディスカッション
グループ発表の準備をして
おく
6
中間まとめ
グループディスカッション(グループ発表)
課題レポートを作成し、教科
書「2.2 死因」を読んでおく
7
死因
死因を復習し、教科書「第 4
先進諸国と開発途上国の死因と健康水準の国際比較に
章健康づくりの実際」を読ん
ついて解説する。
でおく
8
健康づくりの実際
運動・栄養・休養と健康の関係について解説する。
健康づくりの実際を復習し、
教科書「4.4 飲酒と喫煙」を
読んでおく
9
飲酒・喫煙
休養・飲酒・喫煙と健康との関連について解説する
飲酒と喫煙を復習し、グルー
プディスカッションの課題
を調べておく
10 中間まとめ
与えられた課題のグループディスカッション
グループ発表の準備をして
おく
11 中間まとめ
グループディスカッション(グループ発表)
課題レポートを作成し、パワ
ーポイントの資料を読んで
おく
12
1・2・3 次予防と
糖尿病の運動療法
1・2・3 次予防と糖尿病の運
1・2・3 次予防を概説し、糖尿病の運動療法に関する
動療法を復習し、パワーポイ
これまでの研究成績やメカニズムについて解説する。
ントの資料を読んでおく
13 高血圧とがんの運動療法
高血圧とがんの運動療法を
高血圧とがんの運動療法に関するこれまでの研究成績
復習し、パワーポイントの資
やメカニズムについて解説する。
料を読んでおく
14 肥満の運動療法
肥満の運動療法に関するこれまでの研究成績やメカニ 肥満の運動療法を復習し、総
ズムについて解説する。
まとめと復習をしておく
15 総まとめ
「運動・栄養・休養」、生活習慣病の運動療法を中心に
総まとめと復習をしておく
総まとめを行う
16 定期試験
注)内容は変更することがある