高額療養費制度が変わります。

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第138号
〔職別 国 保 だ よ り〕
平成27年1月1日
高額療養費制度が変わります。
○ 平成 27 年 1 月 1 日から、70 歳未満の自己負担限度額の適用区分が細分化され、3 段階から 5 段
階になります。なお、70 歳以上は今まで通りです。
○ この改正に伴い限度額適用認定証の表記が、これまでのアルファベット(A〜C)からカタカナ
(ア〜オ)に変わります。
<改正前> <改正後>
所得区分
A
B
C
上位所得者
(旧ただし書
所得 600 万
円超)
算定基準額
所得区分
ア
150,000+
(総医療費 -500,000)× 1%
< 多数回該当:83,400>
➡
一般所得者
(旧ただし書
所得 600 万
円以下)
80,100+
(総医療費 -267,000)× 1%
< 多数回該当:44,400>
低所得者
(市町村民税
非課税)
35,400
< 多数回該当:24,600>
算定基準額
252,600+
旧ただし書所得
(総医療費 -842,000)× 1%
901 万円超
< 多数回該当:140,100>
イ
旧ただし書所得
167,400+
600 万円超
(総医療費 -558,000)× 1%
901 万円以下
< 多数回該当:93,000>
ウ
旧ただし書所得
80,100+
210 万円超
(総医療費 -267,000)× 1%
600 万円以下
< 多数回該当:44,400>
エ
旧ただし書所得
210 万円以下
57,600
< 多数回該当:44,400>
オ 市町村民税非課税
35,400
< 多数回該当:24,600>
出産育児一時金の制度が変わります。
○ 現在、出産育児一時金の支給額は、42 万円(39 万円+産科医療補償制度の掛金分[3 万円])と
なっています。
今回、産科医療補償制度が見直され、平成 27 年 1 月 1 日出産分から、掛金が 3 万円から 1 万 6
千円に引き下げられます。
○ これを受けまして、出産育児一時金の支給額は、40 万 4 千円+産科医療補償制度の掛金分[1 万
6 千円]の合計 42 万円となります。