交流・情報発信拠点施設基本策定支援業務 仕様書 [PDFファイル

交流・情報発信拠点施設基本計画策定支援業務委託仕様書
1.業務概要
(1)業務名:交流・情報発信拠点施設基本計画策定支援業務委託
(2)業務目的
本業務は、浪江町(以下「甲」という。)における交流・情報発信拠点施設
(以下「本施設」という。) 整備に向けて、整備方針等を整理し基本計画の
策定支援を行うものである。
(3)業務期間:契約締結日から平成28年3月18日まで
2.業務内容
本業務では、以下に示す項目を実施する。
(1)現状と課題等の整理
浪江町を取り巻く社会経済状況の現状と課題を整理するとともに、本施設
整備に関する情報を整理する。
(2)計画コンセプトの検討
現状と課題等を踏まえて、浪江町における本施設の役割や整備目的を整理
するとともに、整備目的を実現するための計画の方向性を示す計画コンセプ
トを検討する。その際、津波被害により流失した公園施設(マリンパークな
みえ)の代替機能を盛り込むことを想定する。
(3)設置候補地の比較・評価
上記で検討した計画コンセプト等を勘案して、設置候補地の条件を整理し、
町が検討する設置候補地が条件に適合するかどうかの比較・評価を行う。そ
の際、震災で流失した公園施設の代替機能のうち、本施設に盛り込むことが
難しいものについては設置場所を別途検討する。
(4)整備・運営方針の検討
①整備方針の検討
導入機能の考え方や想定される施設・設備を整理した整備方針を検討す
る。なお、導入機能については、町民や県内を訪れる観光客を対象に、利
用ニーズの調査を行う。
②管理運営方針の検討
管理運営の基本的な考え方を整理した管理運営方針を検討する。
(5)基本計画図の作成
①施設規模の検討
(4)を踏まえて、各施設規模の算定を行う。
②ゾーニング・動線計画の検討
設置候補地周辺の復興状況等を踏まえて、ゾーニング、動線計画の検討
を行う。
③基本計画図の作成
①、②を踏まえて建物や駐車場の配置等を検討し、基本計画図を作成す
る。
(6)事業化に向けた検討
①整備手法及び財源の検討
(5)を踏まえて、概算事業費を算出する。また、整備範囲等に関する道路
管理者との役割分担を検討し、社会資本整備総合交付金等、事業への適用が
可能な制度等を整理する。
②管理運営体制の検討
業務範囲等に関する運営主体や関係主体の役割分担を検討するとともに、
想定される管理運営体制を整理する。
③今後のスケジュールと検討課題の整理
開業に向けたスケジュールと課題を整理する。その際、段階的に開業す
る場合の工程計画の作成を行う。
(7)基本計画(案)の作成
(1)~(5)を整理した基本計画(案)を作成する。
(8)検討委員会の運営補助
地元代表者等で構成される検討委員会【業務期間中に3回程度(7月、9月、
12月を予定)】を開催するにあたり、資料作成等を行う。なお、会場の確保、
設営については甲にて実施するものとする。また、検討委員会での審議意見
の集約と公表資料の作成を行うこと。
(9)打合せ協議
甲との打合せ協議を業務期間中に5回程度行う。
(10)業務報告書の作成
(1)から(8)の検討経過をとりまとめた業務報告書を作成する。
3.成果品
本業務における成果品は下記の通りとする。
(1)基本計画(案)1部
(2)業務報告書1部
(3)(1)及び(2)の電子データ(CD)1部