知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

い~な
診療所
あまみ
中
中 央
事務局
研究所
しらさぎ
つなぐの
さくら
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2471 号 2015.5.27 発行
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大学での差別解消の参考に
障害学生への対応プロセスまとめた初の事例集
福祉新聞 2015 年 05 月 25 日 福祉新聞編集部
日本学生支援機構のホームページ
日本学生支援機構は4月 30 日、大学における障害のある学生への支援事例をホームペー
ジで発表した。学生が支援を申し出た後、大学が対応するまでのプロセスを集めたものと
しては初めて。全188事例を障害の種類別に分けて掲載した。
2016年4月の障害者差別解消法施行に伴い、大学は障害学生に合理的配慮を提供す
ることが義務(私立大は努力義務)になる。
こうした背景のもと、同機構は大学側の参考になるよう、障害学生の在籍する大学、短
大、
高等専門学校計811校を対象に 14 年7月に調査を実施。416校から回答があった。
事例の内訳は、聴覚・言語障害(42 例)、肢体不自由(38 例)、発達障害(35 例)の順
に多い。
個別の事例には大学名を明記せず、大学の学生数、障害学生数、支援の申し出内容(入
学者選抜試験、移動、施設改修など)が分かるような索引とした。
例えば、下肢機能障害のある男子学生の要望を受けた国立大学(学生総数5000~9
999人)の事例では、自動車通学や駐車場の確保などは認めたが、食堂・売店のスロー
プは設置できなかったとされている。
同機構が国公私立の全1185校に実施した調査によると、14 年5月1日時点で障害学
生は7割に当たる833校に在籍。その数は1万4127人で、06 年度(4937人)の
約3倍に増えている。
14 年 10 月には全国高等教育障害学生支援協議会(理事長=石川准・静岡県立大教授)が
発足。障害学生への支援事例を共有する動きが加速している。
また文部科学省は、障害者差別解消法に基づく教育機関向けの指針を策定するため、5
月中にも有識者会議を立ち上げる予定だ。
障害者の視点を大切に
新ビジネスで意見交換
徳島新聞
2015 年 5 月 25 日
障害者の視点を生かしたビジネスモデルについて話し合う参加者
=神山町神領の里山みらい
障害者の視点や発想を生かした地域ビジネスについて
考える「スローフォーラムin神山 多様性が育む地方
創生のカタチ」
(NPO法人とくしま障害者授産支援協議
会など主催)が24日、神山町神領の交流施設・里山み
らいで開かれ、町内外の60人が耳を傾けた。
障害者と企業、アーティストによるものづくりを進め
るNPO法人「スローレーベル」
(横浜市)運営の栗栖良
依さん(37)
、障害者の社会参加を研究する京都大総合博物館の塩瀬隆之准教授(42)
ら4人が、それぞれの取り組みを報告した後、意見交換した。
塩瀬准教授は、製品づくりに少数派の意見を反映させる「インクルーシブデザイン」の
考え方が浸透し始めていることを紹介。
「障害を持つ人の見方を通じて『気付き』を与えら
れることは多い。企業の商品開発に貢献し、サービスの幅を広げている」として、町づく
りにも有効な手法だと強調した。
栗栖さんは「多彩な人材が集まる神山に障害者が入ってくれば、新たなビジネスモデル
の発信や展開ができる。障害者と健常者という分け方を取り払ってほしい」と訴えた。
事件発展前に積極介入 親族間や男女のもめごと 兵庫県警 神戸新聞 2015 年 5 月 25 日
行方不明や男女のもめごとなど身の安全にかかわる「人身安全関連事案」について、兵
庫県警捜査1課が昨年1年間で80件取り扱い、前年比の約7倍に上ったことが分かった。
こうした事案は、従来“民事”として警察が介入しなかったが、近年は凶悪事件につなが
るケースがあり課題となっている。こうした事案は増加が見込まれ、未然防止に向けて、
県警は今春体制をさらに強化した。
死者・行方不明者が計11人に上った尼崎連続変死事件
では、当初、親族間のもめ事と判断して介入しなかった。
同事件などの教訓から県警は昨春、殺人や強盗などを扱う
捜査1課に「人身安全関連事案対策係」を設置。従来、ス
トーカーやDVを扱う生活安全部と連携している。
「家族が帰ってこない」
「娘が交際相手に連れ去られた」
などの事案は、警察に届けられた段階では危険性の判断が難しく、本格的捜査にはなりに
くかったという。一方で、事態が急展開して重大事件につながる恐れも高い。
同課によると、こうした事案は2013年は12件。それ以前は統計も取っていなかっ
たが、対策係を設置したところ、80件とはね上がった。
内訳は、行方不明が疑われる事案が最多、男女間のトラブルや児童虐待と続く=グラフ。
発覚のきっかけは住民からの通報が大半だが、県警が受けた相談から危険性が高いと判断
し、取り扱ったケースもある。
その中で当事者の逮捕など事件化されたのは、傷害、監禁、殺人予備など約30件。残
りは、家出を行方不明と勘違いしたケースや、暴力などを伴わない別れ話のもつれなどだ
った。
同課は「実際に対応してみないと、危険性があるのかどうか分からないケースがほとん
ど。だからこそ早期に接触する必要がある」とし、3月から担当課員を倍増させた。
【昨年、捜査1課が対応した人身安全関連事案】
▼ケース1 4月、加東市の女性(44)から「交際相手に拉致された」と家族を通じ
て通報。北陸自動車道を走行中の男を監禁容疑で逮捕。女性は無事、解放された。
▼ケース2 8月、明石市で「娘が交際相手の家に行ったきり帰ってこない」と親が通
報。捜査員が男性の家に立ち入ったところ、家出した娘を男性がかくまっていた。事件化
はせず。
▼ケース3 4月、
「娘が嫁ぎ先で夫から暴力を受けている」と相談を受けた沖縄県警か
らの連絡で、兵庫県警の捜査員が神戸市北区の民家に駆け付け、夫を傷害容疑で逮捕した。
【人身安全関連事案】
恋愛感情のもつれや親族間のトラブルなどに伴う暴力や行方不明、児童や高齢者への傷
害・虐待など身の安全を脅かす事案。東京都三鷹市で女子高生が殺害されたストーカー事
件などを受け、警察庁は2013年、体制を整えるよう都道府県警に通達した。事件に発
展する前の段階や、つきまといなどのグレーゾーンに対応し、必要性に応じて被害者の保
護や行政措置なども行う。
厚労相 男性職員に育休取得を働きかけ
NHKニュース 2015 年 5 月 25 日
政府が「女性の活躍」の推進に取り組むなか、塩崎厚生労働大臣は、子どもが生まれた
ばかりの厚生労働省の男性職員と懇談し、育児休業を積極的に取得するよう求めました。
政府は、女性が活躍する社会の実現には、男性も子育てに積極的に関わる必要があると
していますが、厚生労働省が平成23年から平成25年にかけて行った調査では、育児休
業を取得した男性の割合は2%にとどまっています。
こうしたなか、塩崎厚生労働大臣は、子どもが生まれたばかりの厚生労働省の男性職員
9人とその上司を集め、子育てのあり方などを巡って懇談しました。
そして「育児休業を取得するとなると、男性は、職場に気兼ねするかもしれないが、ほ
かの職員でカバーするのも仕事のうちだ。責任を持って子育てすることで、仕事にも張り
が出てくる」と述べ、育児休業を積極的に取得するよう求めました。
懇談のあと男性職員の1人は「仕事が忙しく、職場には育児休業の取得を遠慮してしま
う雰囲気もあるが、ほかの省庁の見本にもなるので、前向きに考えたい」と述べました。
厚生労働省では、平成25年度に育児休業を取得した男性職員の割合は15%で、5年後
の平成32年度には、およそ2倍の水準に引き上げたいとしています。
幼老複合施設:触れ合い 子どもに「いたわりの心」
毎日新聞 2015 年 05 月 25 日
少子化や社会環境の変化で、子どもが関わりを持つ人の幅が狭くなっている。そこで注
目されているのが「幼老複合施設」だ。保育園や学童保育所などと、養護老人ホーム、デ
イケア施設などを「合築」または併設する。子どもとお年寄りがどのような関わりを持ち、
どういう効果があるのか、現場を訪ねた。
●見守られ園児育つ
午前9時半。東京都江戸川区の認可保育園の園庭に園児たちが集まった。同じ建物にあ
る養護老人ホームの入所者約50人のうち、約30人が並んだ椅子に腰掛けて見守る。
「おじいちゃん、おばあちゃん元気ですかあ?」
「はーい元気です。保育園のお友達は元気ですかあ?」
「はーい」
そんなあいさつから交流が始まった。
当番のお年寄りとのラジオ体操を終えると、5分程度の触れ合いタイム。2、3人の子
を膝に乗せ、上手に相手をしていた塚口鶴子さん(86)には子どもがおらず、現在は身
寄りがないという。
「私の名前を呼んで、寄ってきてくれるの。かわいくて抱きしめてしま
います。風邪なんか引いていられない」と顔がほころんだ。
続いて保育園前の小道で行われるミニマラソンでは、お年寄りがゴール近くで園児に声
援を送り、手拍子で出迎える。歩行器をゆっくりと押していた男性も「ファイト!」と大
きな声をかけ続けていた。
これが毎朝の日課だ。子どもたちがお年寄りに見守られて育つ様子がうかがえる。
両施設を運営する社会福祉法人「江東園」は幼老複合施設の草分けで、
「子どもも大人も
老人も、障害者もいる、ごく当たり前の社会を実現する」のが基本理念。1987年に合
築し、1階に保育園、2階に養護老人ホーム、3階に特別養護老人ホームがある。入り口
は一つだ。知的障害者の福祉施設も併設する。
体操や季節行事を一緒に行うほか、高齢者有志は園児のおむつを替えたり昼寝の寝かし
つけを手伝ったりして日常的に関わりを持っている。
●縦割り排除に努め
同法人で以前、保育園長を務め、現在は特養の施設長である林義人さんは「お年寄りは
必要とされることが生きる力になる。子どもたちは、一言で言うと人見知りしない。高齢
者施設は死と切り離せない部分もあるので、他者をいたわる心、命を大切にする心が育つ」
と意義を語る。
「子どもたちの施設だけでは体験しえないものが確実に育っていると思いま
す」
とはいえ、施設を一緒にするだけで良い交流が生まれるわけではない。同法人では全職
種を交えた「ふれあい促進委員会」を設け、例えば栄養士が「骨つきの魚を給食に出すこ
とで、高齢者が骨を取ってあげる機会ができるのでは」など、意見を出し合っている。採
用時に保育士には介護の、介護士には保育の基礎研修を行うほか、互いの施設利用者の名
前を覚えるなど、縦割りにならない努力もある。事故や病気の伝染防止に日々の情報交換
も必須だ。
厨房(ちゅうぼう)やホールの兼用など、空間を有効活用できるのは複合化のメリット。
人員削減にはつながらないものの、イベントの時などには幼・老の職員が協力することで
人数的余裕が生まれ、より手の込んだ内容も可能になるという。
●意義が付加価値に
一方、幼老複合施設の相乗効果や好印象を誘致に生かしているのがジェイアール東日本
都市開発(JRTK)だ。JR東日本の高架下などの物件を管理する同社は東京都内に2
カ所、
「コトニア」の名称で複合施設を誕生させた。
4月にオープンした「コトニア赤羽」には認可保育園、デイケア施設、フィットネスク
ラブ、コミュニティーカフェなどが入居。それぞれ事業者が異なるため、月に1度施設関
係者を集めて会議を開き、今後の連携方法を模索している。
コミュニティーカフェを運営するNPO法人「彩(いろ)結び」の赤星裕美・共同代表
は「これまでの活動はママ世代にしか届かなかったが、ここなら上の世代にも幅が広がる」
と出店を決めた。カフェは1階の内廊下に面した開放的なつくりで、フィットネス帰りの
親子連れやシニア世代の女性が立ち寄り、言葉を交わす場面も生まれているという。
現在は週に数回、英語やダンスなど親子向けのイベントを開いており、今後はシニア世
代との交流イベント「たまご(他孫)の日」も始める。建物内の保育園から保育士が読み
聞かせに来る提案もあるという。
「複合施設にしたら物件に注目が集まった」とJRTK開発調査部の葉山えりなさんは
話す。この施設は駅と駅の中間にあり、駅の近くが好まれる保育園には条件が良くない。
だが、一昨年開業した「コトニア吉祥寺」が利用する高齢者や保育園児の保護者に好評だ
ったため「社会的意義」が付加価値になると判断した。今後は各事業者の「日常的な交流
を目指したい」という。同社はグループ企業で保育園100園の開設を目指しており、そ
の中で幼老複合型も増やす考えだ。
民間企業ではこのほか、ベネッセスタイルケアも直営の保育園や学童保育所と老人ホー
ムなどを併設した施設を首都圏に設置している。【田村佳子】
成年後見、首長申請1割増…身寄りない高齢者多く
読売新聞 2015 年 5 月 24 日
認知症高齢者らのために財産管理などを行う成年後見制度で昨年、市区町村長が家庭裁
判所に成年後見を申し立てたケースが前年より10・8%増加し、5592件に上ったこ
とが、最高裁が22日公表した集計でわかった。
身寄りのない高齢者が増えたことが主な要因。一方、親族による不正が深刻化したこと
などから弁護士など第三者が後見人に選ばれるケースも増えており、全体の65%と10
年前の3倍以上となった。
最高裁によると、2014年末現在の成年後見の利用者は計18万4670人で、前年
より4・6%増えた。
このうち、市区町村長による申し立ては、頼れる親族が身近にいない場合や、家庭内で
虐待が疑われるケースで行われることが多い。制度が始まった00年度は23件だったが、
14年は5592件と前年より546件増加した。
申立人別では、14年中に申し立てがあった3万4174件のうち、「子」(32・1%)
に次いで市区町村長によるものが多かった。家裁管内別では東京(894件)、大阪(52
4件)など高齢者が孤立しやすい都市部に集中している。
一方、14年に後見人に選ばれた人は、弁護士や司法書士ら第三者が65%。04年度
は20%、09年は36・5%と、この10年間で急激な増加を続けている。
後見人による不正も後を絶たず、昨年は前年より169件多い831件で、被害総額は
56億7000万円と過去最悪を更新。親族による不正がほとんどで、家裁がより信頼の
おける専門職を後見人として選ぶケースが増えていると見られる。
パチンコで認知症予防…手を動かし脳に刺激
読売新聞 2015 年 5 月 26 日
パチンコ台を開発した野口さん(中央)の説明を受け、レバーを
操作する女性
光や音で娯楽を演出するパチンコを介護現場で役立て
ようと、群馬県桐生市の中古パチンコ台販売会社が、福
祉向けの台の開発を続けている。
先月末からは市内のデイケア施設など2か所に試験的
に設置。関係者は、玉の方向を考えたり、指先の力を調
節したりすることが認知症予防につながると期待する。
「あらやだ。大当たりがきちゃったわよ」
。桐生市川内
町の通所介護施設「モン・クール」に週2回通っている女性(90)が声を弾ませた。
広場の脇に設置された台が赤く点滅し、玉を引き込む中央の「羽」がパタパタと動き出
す。
「ここからの微妙な力加減が難しいのよ。どこに打てば入るかって考えながら打つから
夢中になっちゃう」と、玉の行方を真剣に見つめる。
施設長を務める柿沼博昭さん(47)は「試験的に導入したが、予想以上に楽しんでい
る人が多い。考えながら指先を動かすのでリハビリにもなります」と振り返った。
台を設置したのは、全国に中古台を通信販売する「グローバルスタンダード」
(桐生市小
梅町)
。利用者が玉を口に入れないように受け皿の上にアクリルのカバーを付け、音や光も
控えめに調整した。
社長の野口智行さん(32)が介護現場向けの台の開発を始めたのは、2年前。テレビ
番組で「お年寄りがゲームセンターに集まっている」というニュースを見たことがきっか
けだった。同時期に、全国の老人福祉施設からの注文も増え、本格的な開発を始めた。
軟らかいボールを握る動きや、カスタネットを鳴らす動きなど、介護現場でリハビリと
して導入されている動作を使った操作方法も開発しており、今後、実用化を検討する。
野口さんは、
「パチンコというとギャンブルというイメージを持つ人もいるが、目や耳、
手足を複合的に動かすことで脳の刺激にもなる。パチンコを経験した施設利用者も増える
ので、専門家にも意見を聞きながら開発を続けたい」と話した。
高崎健康福祉大保健医療学部講師で、理学療法士の山上徹也さん(36)は「玉の行方
を考えることは、注意力や集中力をつかさどる前頭葉の刺激になり、認知症の予防につな
がるのではないか。点数を表示すると競争意識も芽生え、効果が高まると考えられる」と
分析した。
経財相が突然歌って…マイナンバー制度PR
ytv ニュース 2015 年 5 月 26 日
国民一人一人に番号をつけるマイナンバー制度をPRするため、
甘利経済財政相が26日朝、記者会見で歌とキャラクターでア
ピールした。
「私以外、私じゃないの、当たり前だけどね。だから、マイナンバーカード♪」-閣議
後の記者会見で突然、歌いだした甘利経済財政相。今年10月から番号が交付されるマイ
ナンバー制度の認知度が低いため、国民にPRしようと歌を披露し、会見場にはキャラク
ター「マイナちゃん」も登場した。
マイナンバー制度とは、国民一人一人に番号をつけ、行政サービスを受ける際などに利
用する制度で、予算の効率化につながる一方、個人情報の管理について課題も指摘されて
いる。(05/26
子どもへの余命告知
考える
中日新聞 2015 年 5 月 22 日
中京テレビでドキュメンタリー
中京テレビ制作「少年への余命告知」の一場面
中京テレビはドキュメンタリー番組「生きることは、あき
らめない。〜少年と余命告知」を制作、26日深夜1時59
分から放送。子どもへの病名告知が本人の治療への参加を促
し、余命告知が残された時間をより良いものにできるという
指摘がある一方で、そこまで大きな負担を未成年者に強いて
よいのかというためらいもある。それを踏まえて子どもへの
余命告知の在り方を考える。
17歳の伊藤義希君は、14歳で腎臓のがんを発症した。一度は症状が軽くなったが1
6歳になる直前に再発し名古屋大病院に入院。昨年4月には医師から「治る展望がない」
と伝えられた。悩んだ末、治療をやめ自宅へ戻り家族と過ごすことを選択。また「後に続
く子どもたちのために」高校の院内学級設置を大村秀章愛知県知事に手紙を書いて要望し
た。
番組では、医師とともに伊藤君の精神面を支えるチャイルド・ライフ・スペシャリスト
の存在、米国での小児患者への告知を取材し、日本の医療現場に必要なものを探る。
取材に当たった横尾亮太ディレクターは「敏感にこちらの思いを察して対応する伊藤君
がいとおしかった」とカメラを回した日々を思いながら、「大人たちは生きる力を持ってい
る子どもたちと誠実に向き合うことが大切」と話した。民間放送連盟賞報道部門参加作品。
「社会寄生虫駆除法」成立
働かない者は罰金、拘束も
産経新聞 2015 年 5 月 26 日
ミンスク近郊にある兵器のテーマパーク。スターリン路線記念公
園と名付けられているそうだ(ロイター)
「プー太郎からは金を絞り上げろ」とばかり、半年以
上、働いていない者に罰金を課すトンデモナな法律が旧
ソ連のベラルーシで成立し、物議を醸している。
「社会寄
生虫駆除法」「ニート罰金法」などの悪名も賜るほどで、
最悪の場合、当局に拘束されてしまうという。
欧州最後の独裁者による新法
隣国ロシアの英字紙モスクワタイムスによると、同法
は「市民の就労を促すとともに、憲法上の義務である国家財政に寄与してもらう」のが目
的。無職で税金を払わずにいる者は社会に甘えており、「けしからん」というわけだ。
ベラルーシは、スターリンばりの旧ソ連的強権支配が生き残る国。ルカシェンコ大統領
は1994年の就任以来、同職にあり、欧米諸国からは「欧州最後の独裁者」と言われ、
ヒトラーの信奉者ともされる。
新法は183日以上、仕事をしなかった者に約3万円の罰金を課す。同国ではほぼ平均
月収にあたる金額だというから重い。支払えなければ拘束された上、無理矢理、
“奉仕活動”
に従事させられるそうだ。
労働人口の4分の1が「闇の商売」
「脱税」
AP通信は、同国では労働人口の4分の1が正規の就業登録をせず、闇の商売で稼ぎ、
脱税していると報じており、これを取り締まる狙いもあるという。
だが、政府の無茶ぶりに市民も黙っていない。英紙ガーディアンによると、同法に異議
を申し立てるサイトには2万5千人以上が署名を寄せ、「(働きたくても)まともな仕事が
ないのに、よくこんな法律を作ったもんだ」などと怒りをぶつけている。政府は「一時的
な法だ」と主張しているが、誰も信じていない。
未報告の簡易宿泊所も 横浜市など把握できず
読売新聞 2015 年 05 月 26 日
川崎市川崎区の簡易宿泊所(簡宿)火災で、川崎市が建築基準法上の定期的な検査報告
の対象から簡宿を除外していたことが明らかになった。1982年春に市建築基準法施行
細則を変更していたといい、市が簡宿だけを一般のホテルなどと区別し、
「特別扱い」する
格好になっていた。読売新聞の取材では、他の政令市と東京都は簡宿を対象に含めている
が、横浜、相模原市でも報告書未提出の宿を把握しきれていないなど、管理上の課題が浮
かんだ。
同法は、宿泊施設の管理者らに対し、建物構造や防火対策について建築士らの定期的な
チェックを受け、自治体に報告することを義務づけている。対象は各自治体が施行細則で
それぞれ決めているが、約130の簡宿がある寿地区を抱える横浜市の担当者は「簡宿だ
けを外すというのは聞いたことがない」と話す。
川崎市建築指導課は施行細則を見直す方針だが、他の政令市には別の課題も。横浜市の
担当者は「報告義務を守らず、催促にも応じない宿もある。徹底させたいが、建物数も多
く難しい」と打ち明ける。大阪市の担当者も「なかなか徹底できていない」と認める。
定期報告を巡っては、福岡市博多区の有床診療所で2013年10月、防火扉が作動せ
ず、10人が死亡した火災でも、有床診療所が対象に含まれておらず、防火扉点検の不備
が問題化。福岡県や同市などが施行細則を変更し、有床診療所を報告対象に加えた。
【本紙・FNN合同世論調査】大阪都構想否決「評価せず」が46% 「評価する」上回
る
産経新聞 2015 年 5 月 25 日
産経新聞社とFNNが23、24両日行った合同世論調査によると、
「大阪都構想」が1
7日の住民投票で反対多数となったことを「評価しない」とする回答が46・4%となり、
「評価する」の39・6%を上回った。約1万票の僅差で反対が多かった投票結果とは逆
の評価となった。
支持政党別にみると、党大阪府連が都構想に反対した自民党支持層でも「評価しない」
は47・6%で、
「評価する」の41・0%を上回った。党府連が反対した民主党支持層も
「評価しない」48・4%、
「評価する」41・9%だった。
住民投票が行われた大阪市を含む近畿ブロックでは、
「評価しない」が54・9%で、
「評
価する」の37・7%を上回った。
都構想否決を受けて維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が政界引退を表明したことには、
「評価する」が58・1%、
「評価しない」が36・2%だった。ただ、維新支持層では「評
価しない」が49・3%で、
「評価する」の47・9%を上回った。維新の柿沢未途幹事長
は25日、記者団に「橋下徹という政治家を失う意味の大きさに、否決との結果が出てか
ら気づいたのではないか。後の祭りだが、大変無念だ」と語った。
橋下流政治/その実像を問い直す時だ
神戸新聞 2015 年 5 月 24 日
「都構想」が住民投票で否決された大阪市で、府との二重行政解消に向けた新たな動き
が始まった。大都市・大阪のあり方をめぐる論議は、次のステージに移りつつある。
否決を受けて橋下徹市長は政界からの引退を表明した。その影響力を思えば、ここで橋
下流政治を問い直しておく作業は欠かせない。
府知事、市長と続く橋下氏の政治家としての歩みは7年半に及ぶ。
まちの活性化や行財政、教育、公営事業などに切り込み、ときに大胆な改革を迫った。
しがらみ、前例をものともしない。反論や異論には持ち前の弁舌で受けて立った。
実績の評価は分かれるが、突破力や発信力はこれまでの政治家にはないもの。ただ、際
立つキャラクターに目を奪われ、手法の危うさが見逃されてはならないと思う。
相手を抵抗勢力として激しい言葉を浴びせ、対立構図を演出する。政党や議会を越えて
市民に直接訴える。橋下流には「ポピュリズム」「劇場型」との批判がつきまとう。
民意を背に自らの主張を押し通せば、効率的だろう。だが、熟議を欠いたやり方は民主
政治のあるべき姿からほど遠いものだった。
今回の住民投票でも、議会との合意形成に努力を尽くさないまま、住民に判断を仰いで
いる。
「究極の民主主義」だとしても、市民には戸惑いがあったに違いない。
それでも、敗れたとはいえ都構想賛成は50%に迫った。引退を惜しむ声も多い。「あれ
ぐらいでないと本当の改革はできない」との評価が少なくないことを物語る。
それほど、既存の政治に対する有権者の不満、不信は根強い。
政治は遠く、動きも見えにくい。課題と分かっていても、なかなか解決できず、閉塞(へ
いそく)感が募る。乱暴とも思える橋下流への期待が示す現実から、目をそらすわけには
いかない。
これをどう正していくか。国・地方を問わず、政治を担う者はしっかり
受け止めねばならない課題だ。
振り返れば、
「劇場型」と呼ばれる政治の進め方は小泉純一郎首相のこ
ろから目立ち始めた。これから先も、類似の政治スタイルは時や場所を変
えて、姿を見せるだろう。
政策や政治手法を見極め、選択する有権者の判断力も、ますます問われ
ることになる。大阪から国民全体に向けた問題提起は、重い。
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行