PDFで見る - ワーク・ライフ・バランス普及啓発事業

【7月29日 ラジオ福島】
出演者
福島県商工労働部 雇用労政課 主任主査 菅野 浩毅(すげの こうき)
株式会社日本マンパワー 研修事業部研究開発課 専門課長 小出 真由美(こいで まゆみ)
ラジオ福島アナウンサー 石田 久子(いしだ ひさこ)
石田:「いまこそ、ワーク・ライフ・バランス」、この番組は福島県の提供でお送りします。
皆さん こんにちは、ラジオ福島アナウンサーの石田久子です。
この時間、毎週水曜日に9回連続でお送りしています「いまこそ、ワーク・ライフ・バランス」
今日は、9回目、最終回となります。
番組の出演者、お二方をご紹介します。
福島県商工労働部雇用労政課 主任主査 菅野浩毅さん、株式会社日本マンパワー 研修事
業部研究開発課 専門課長 小出真由美さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
菅野:小出:よろしくお願いします。
石田:先週は、「女性活躍を実現するために、企業が取組まなければならないこと」についてお話
を伺いました。そして8回に亘って、「ワーク・ライフ・バランスに取組むことの重要性」を伺いまし
た。
菅野さん、改めまして福島県の今年の事業、平成27年度「女性活躍、ワーク・ライフ・バランス普
及啓発事業」について、今後の取組みなどお話いただけますでしょうか。
菅野:はい。「女性活躍、ワーク・ライフ・バランス普及啓発事業」についての今後の取組みですが、
男性の育児休業取得促進にも力を入れて参ります。
県の平成26年度労働条件等実態調査によると、男性の育休取得率は1.2%と低い値になって
います。この取得率を向上させるため、男性も育休を取得することのできる職場環境づくりを進め
ているところです。これは少子化対策だけではなく、育休を取る際の業務引き継ぎ時に、仕事の内
容や進め方を見直し、情報の共有化を行うことにより、仕事の効率化や社員全員のワーク・ライ
フ・バランスが図られ、ひいては社員の勤労意欲や生産性の向上に繋がります。
さらに、子育てにやさしい職場の雰囲気づくりにより、会社のイメージアップにも繋がります。福
島県では、平成27年度から、男性の育休取得を推進する企業に対し、奨励金を交付します。
是非、男性が育休を取得できる環境を整えてみませんか。詳しくは、福島県商工労働部雇用労
政課迄お問い合わせください。
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石田:ワーク・ライフ・バランスのお話を伺っている間に、家庭でも男性の役割について考えていく
ことも必要というお話もありました。
是非、皆様、考えてみませんか。
菅野さんに県の取組みについてお話を伺いました。
小出さん、お話にありました育児休業を取るという方が「イクメン」ということになるんでしょうか。
小出:育児休業だけじゃなくて、「イクメン」というのは、育児に積極的に参加する男性のこと全体を
指します。例えば、子供の授業参観ですとか、入学式、卒業式、運動会、こんなものに参加してい
るのも立派なイクメンになるんですね。
例えば、私の知り合いにも「育児を手伝う」という言い方にすごく違和感があるという人がいまし
た。子育てを自分事にしているという意味では、如何に自分が担うかという視点でやっているとい
うことでした。
石田:「手伝う」ではないんですね。自分も参加している、積極的に関わっている、そうしたこともお
話にありましたワーク・ライフ・バランスの一環になりますよね。
小出:そうですね。やっぱり子育てとは「手伝う」と言った時点で、主担当と副担当に分かれると思
うんですね。
石田:ええ。
小出:でも、子供は二人で一緒に育てていくものですから、やっぱり「手伝う」ではなくて、自分も関
わっていくということが、立派な「イクメン」になっていく第一歩ではないかと思っています。
石田:こうしたワーク・ライフ・バランスのお話を伺っていると、「普段の生活にもいろいろと考えるこ
と、意識を変えていくことがあるんだなあ」ということがありますね。
小出:はい。日常でも取り入れられる考え方だと思います。
是非、普段生活している何かから変えてみる、そういうことも始めてみてはいかがでしょうか。
石田:さて、この番組で出演されている小出真由美さんの「実践ワーク・ライフ・バランス推進管理
職セミナー」が福島県内で開催されます。
[いわき市]
会場:いわき市労働福祉会館
9月25日 午後1時から午後5時30分
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10月9日 午後1時から午後5時
[会津若松市]
会場:会津アピオ
9月24日 午後1時から午後5時30分
10月8日 午後1時から午後5時
[福島市]
会場:福島県青少年会館
11月5日 午後1時から午後5時30分
11月19日 午後1時から午後5時
となります。
いずれも参加は無料です。ただし、それぞれの会場とも2日間参加いただけることが条件となり
ます。定員は30名で、事前のお申込みが必要です。
お問い合わせ・お申込みはフリーダイヤル0120-650-110までどうぞ。
石田:さて小出さん、こちらのセミナーなんですが、どういった内容になるのでしょうか。
小出:はい。これまで話してきたように、管理職の皆様に持ってもらいたい視点として、まずはワー
ク・ライフ・バランスの必要性や、働き方の見直しが必要な理由、あと実際にワーク・ライフ・バラン
スを実践するための方法、もしくは生産性を上げて働くための女性への支援の仕方についてもデ
ィスカッションをしたりして、考える時間を作りたいと思っています。
石田:ディスカッションの時間も設ける訳ですね。
小出:はい。一方的な時間ではなくて、是非同じような課題や悩みを持っている企業の方と、様々
な形でディスカッションできるようにしたいと思っています。
石田:特に、こういった方にお越しいただきたいというご要望などありますでしょうか。
小出:「私は、実はワーク・ライフ・バランスが出来ていない」と思っている方、もしくは「今、自分の
職場の女性と上手く関われていない」と悩んでいる方、是非是非、ご参加ください。
石田:このセミナーに参加することによって、今まで知らなかった側面なども気付いていただくこと
ができそうですね。
小出:そうですね。自分自身の働き方についても考えることができるかもしれません。
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石田:自分自身というのはやはり意識改革の部分で大切になりますもんね。
小出:そうです。管理職の皆さんが、率先してワーク・ライフ・バランスをやっていくことで、先程福
島県様のお話もありましたように、企業のワーク・ライフ・バランスが進んでいくと思います。
石田:是非、皆様、ご参加ください。
さて、9回に亘ってお送りしました「いまこそ、ワーク・ライフ・バランス」、小出さんに様々なお話
を伺いましたが、ラジオをお聞きの皆様に一言お願いできますでしょうか。
小出:はい。ラジオをお聞きの管理職の皆さん、このセミナーに興味を持たれたら、是非是非、参
加していただきたいと思います。女性部下との関わりについて困っている、もしくは、もっともっと上
手くやっていきたいと思っている方、ワーク・ライフ・バランスについてちゃんと出来るか自信がな
いと思っている方、同じような企業の方のお話を聞きたい方、そんな方には是非、このセミナーを
有効活用していただければと思っています。
石田:このワーク・ライフ・バランス、「実現することが出来た」、そうした会社の皆様との交流という
のも本当にこの先に繋がりそうですよね。
小出:はい。ネットワークとして広がっていくと良いと思います。
石田:是非、皆様、ご参加ください。
そして、小出さん、9回に亘っていろいろありがとうございました。
小出:ありがとうございました。
石田:菅野さんも、ラジオをお聞きの皆様にメッセージをお願いできますでしょうか。
菅野:はい。ラジオをお聞きの経営者、又は管理職の皆さん、ワーク・ライフ・バランスに取組んで、
是非!是非!福島を元気にして参りましょう。宜しくお願いします。
石田:菅野さん、小出さん、ありがとうございました。
菅野:小出:ありがとうございました。
石田:企業の活力を高めるワーク・ライフ・バランスを是非、実現しましょう。
出演は、福島県商工労働部雇用労政課 主任主査 菅野浩毅さん、株式会社日本マンパワー
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研修事業部研究開発課 専門課長 小出真由美さん、そして、ラジオ福島アナウンサーの石田久
子がお送りしました。
「いまこそ、ワーク・ライフ・バランス」、この番組は福島県の提供でお送りしました。
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