詳細はこちら

店 頭 プ ロ モ ー シ ョ ン
C A S E
M E T H O D
UCC
第19回 ディスプレイコンテスト
職人の珈琲コース グランプリ
遊び心がエッセンス
昨年の秋に開催されたUCC「ディスプ
レイコンテスト」において、職人の珈琲
コースのグランプリを受賞
スターチェーン丸進
百舌鳥店
(大阪府堺市)
来店者との対話が多い店
JR阪和線の「百舌鳥駅」や南海高野
線の「中百舌鳥駅」、大阪市営地下鉄御
堂筋線の「なかもず駅」
な
したのは㈱スターチェーン
どが利用できる住宅街に
丸進(大阪府堺市、田中
立地する百舌鳥店。店長
頼 広 社 長 )の 百 舌 鳥 店
の鬼塚孝氏によると、
「平
(大阪府堺市)
である。売
日、休日での来店者数の
場 づくりを担 当したフロ
違いはそれほどなく、毎日
アー主任の石田賢利氏は
の買物の店として、冷蔵庫
「最初は入賞としか聞かさ
がわりに利用されている、
れていなかったので、
そん
地 域 密 着 型 の 食 品スー
なもんかと思っていたら、
パーマーケット」
である。
実はグランプリ。いままで
EDLPとしての「エムプ
の経験が実になったという
ライス」の訴求やポイント
か、間違っていなかったと
カードで顧 客 化やリピー
いう証明になった受賞だと
ター増を促進しているが、
思うのでうれしい」
と語ってくれた。
来店者の注目が集まり、
予想以上の売上。予定していた期間
より短い陳列となるという、
うれしい誤算が生じた売場
同店のもうひとつの魅力は、来店者との
入口近くで、平台を利用した島陳列と
コミュニケーションだ。
「たとえば、当店や
してつくられた売場は、
その周りを来店客
他店にも置いていない商品で、お客さま
がぐるっと一周できるため「正面だけでは
から扱って欲しいとの要望があれば、品揃
なく、サイドにも気を配った陳列を心がけ
えをする」
( 鬼塚氏)
というように、
スタッフ
た」
( 石田氏)
ということで、すき間をなくし
への来店者からの声がけが多く、サービス
たボリューム感の演出など、細部への配
向上などに役立てている。
これも、来店者
慮がなされている。
とスタッフの対話が多いこと、つまり、親近
陳列の際に、石田氏が常に心がけてい
るのがカラーコントロールである。商品
来店客とスタッフの気さくな対話でのコミュニケーションも魅力
となっている、
地域密着型のスターチェーン丸進百舌鳥店
感がある店の証しでもある。
当店には、毎日買物に来る顧客もいる
パッケージの色は、並べる順番や配置に
ことから、飽きられない売場づくりも必要
よって印象が大きく変わる。
「陳列のテー
である。そのなかで、
コーヒーは、
1年を通
マにあわせた、カラーリングを採用する。
して売れる商品であり、UCCはブランド力
今回は、秋冬の季節感とちょっと早めのク
もあることから、ディスプレイコンテストを
リスマスを意識した演出」
( 石田氏)
という
実施すると、売上もアップし、新商品や定
ように、陳列に自分なりのこだわりを込め
番にない商品を陳列することで、
それらの
ることで、楽しい売場ができる。
そのエッセ
商品も売れる。
「お客さまの興味を刺激す
ることで、試し買いが促進される」
( 石田
ンスは、
自分自身がまず陳列を楽しむとい
う遊び心である。
左から、店長の鬼塚孝氏、UCC上島珈琲 近畿支社の担当
営業の森永京子氏、
フロアー主任の石田賢利氏
氏)
同社では、
このようにメリットのあるディ
顧客に喜ばれる売場づくりを
楽しみながら追求した結果としての受賞
スプレイコンテストに、
グループをあげて取
り組んでいる。今後も積極的に参加して
いくという。