文法問題はこちら(pdfファイルです)

Unterwegs mit Deutsch 8 ドイツ語で旅しよう!
▼助動詞 dürfen▼
二つ目の助動詞の登場です。原形は dürfen。「~してもよい」という許可を表現できます。もう一つ
の動詞は原形で、文末に来るんでしたね。それでは dürfen は主語によってどう形が変わるのか見
ていきましょう。
⇒ich: darf
ダァフ
⇒Sie: dürfen
デュルフェン
⇒3 人称単数:darf
ダァフ
! 助動詞は、主語が ich でも 3 人称単数でも同じ形です。
Darf man hier fotografieren?
Darf ich hier fotografieren?
Sie dürfen hier fotografieren. (ここで写真を撮ってもいいですよ)
ズィー デュルフェン【削除】
▼禁止表現▼
この dürfen が nicht などの否定表現と一緒に用いられると、「~してはいけない」という
禁止の意味になります。
Hier darf man nicht fotografieren. (ここでは写真撮影はしてはいけません)
ヒァ
ダァフ マン ニヒト
フォトグラフィーレン【削除】
Hier darf man nicht rauchen. (ここは禁煙です)
ヒァ
ダァフ マン ニヒト
ラオヘン【削除】
Sie dürfen nicht so viel trinken. (そんなにたくさんお酒を飲んではいけませんよ)
ズィー デュルフェン ニヒト ゾー フィール トゥリンケン【削除】
!主語が man の場合は、
例外なくそのような決まりだというニュアンスがあります。一方、
主語が ich や Sie であると、
「私(あなた)は~してもよい」
「私(あなた)は~してはい
けない」といった、場面や人によって異なる意味が出てくる可能性があります。
<Noch einen Schritt weiter!「一歩先へ!」>
前半で学習したスキットから一部をピックアップして、もうちょっと詳しく文法や意
味の点からご紹介します。
Kaiserkeller の人がナターシャに言っていた言葉です。
Das ist die Bühne, wo damals die Beatles gespielt
haben.
ダス
イスト ディ ビューネ
ヴォー ダーマールス ディ ビートゥルズ ゲシュピールト ハーベン
これが当時ビートルズが演奏したステージだよ。
ポイント 1:副文(Nebensatz)
副文というのは、定動詞(主語に合わせて形を変える動詞)が最後に置かれる文です。ある種の
接続詞が来ると、それに続く文は副文になるということは以前勉強しましたね。その接続詞とは、
理由を表わす weil、英語の that にあたる dass、「もし」「~の時は」を意味する wenn などで従
属接続詞といいます。副文になるのは、これらの接続詞のあとばかりとは限りません。上の文の
網がけしてある個所は副文です。主語が die Beatles(複数形)、そして時制は現在完了なので、
定動詞は完了の助動詞である haben です。この haben が最後に来ていますね。
ポイント 2:関係副詞
上の副文では、接続詞ではなくて wo というのが先頭に立っています。wo は皆さんもご存知の
「どこ」を意味する疑問詞でもありますが、このように文中で使うと、主文の中にある、場所を表わ
す名詞(上の場合は die Bühne)を受けて、そこがどんな場所なのかをこれから説明するよ、と
いうサインになっています。そういった語を関係副詞といいます。ですから、このような場合の副
文を関係文とも言います。
・番組で取りあげる曲
オープニング曲
THE BEATLES 「Sie liebt dich」