平成26年度7月

No.436
2014.7.1
西京極保育園
℡.311-2516
平成26年度 保育目標
『おおきくなるってうれしいな』
7 月 の 目 標
『なつのあそびを たのしもう』
今月のことば
「本当に梅雨入りしたの?」と思うほど、雨が降らない日が続くので、何だか心配になっ
たりもしながら、「来週は思いっきり降るから、今のうちにプールにいっぱい入っておこう
~」と、こちらも気象の変化にも慣れたもので、天気なんて思い通りにならないもの!とあ
たりまえの事に気づきながら 7 月が始まりました。
ワールドカップの大きな楽しみも早々と終わってしまい…試合結果については一切喋り合
うことも無い!という前代未聞?の、事務所、職員間の隙間風?が吹くブラジル大会です。
日本代表の話は…。ですが、地の利?を活かした中南米の活躍は素晴らしく、ほぼ、ワール
ドではなく、大陸限定?のような大会になってきました。そのスピード、テクニックに唖然?
としながらも、見応えのある試合の連続で、何で時差が 12 時間もあるの?と嘆くのも忘れ、
寝不足が続く毎日です。サッカーを見ていると、よく言われることですが、≪スポーツ≫と
いう要素だけでなく、その国の文化、社会を背負っている、表しているなぁと、つくづく思
います。野球の様に道具はいらず、道具どころか、靴もいらず?ただ一つの球を蹴り合うだ
けのシンプルさで、誰でも、どこでも出来るスポーツです。各国の長い歴史と風土の中で、
揉まれながら、戦いながら、自分達の表現の一つとしてサッカーが成り立ってきました。
勿論、生きていくための大きな手段でもあり、政治、経済、あらゆるものが影響されます。
生活の中に入り込んでいて、もはや身体の一部、生活の一部になっています。時には仕事、
学校や家庭よりも大切なものになったり、ある時には、文字通り命がけで応援をします。な
ので、ワールドカップはスポーツの戦いのみあらず、文化と文化のぶつかりあいでもあり、
意識の違いなどを知る場所でもあります。長い時間をかけて培われ創られた文化は、その国
の在り方と共に、そこに居る人々が幾重にも織りなしながら創ったものであり、なかなか一
長一短では変える事が出来なく、良くも、悪くも?根付いて、その中にいると分からなくな
り、人としての感覚、感性を失ってしまう事も多くあります。
保育園にも文化があり、遊びや生活に表れます。太陽の下で始まった夏のあそびの文化。
園庭では、いろんな色の水着やパンツのオンパレード?賑やかな光景が朝から見られます。
氷あそび、色水、洗濯屋さん、水かけ、必殺?泥だんご作り、泥んこ、川、トンネル、シャ
ボン玉、…そしてプール!紫外線、虫刺され、熱中症も気になりつつ日陰、水分、時間調整
…をしながら知恵と工夫で安全で楽しい時間、わくわくする経験をして欲しいと願っていま
す。しかし、その様々な出来事や事柄よりも、最も多彩なのは、子ども達一人ひとりの心の
中、気持ちの表れ、感情の葛藤です。園庭や保育室、いやいや、保育園という場所自体が
子ども達の心の成長の宝庫です。今日もほんのちょっと、シャワーを手伝っただけでも…
・水を流したk君の気持ち
幼児が園庭から部屋に入る時、足の下洗い?用に白のプラスチックの容器があります。今
日も保育士が、汚れた水を入れ替えていつもの場所に置きました。順番にシャワーをするゆ
りさん(4 歳児)の中でk君が何故かその白い容器の水を両手で掬って、バシャバシャと園庭
に流しています。「?何してるのかな?あんなところに水を流して…周りが水浸しやわ…」と
思いつつ暫く見ることに。そして納得したのか自分で水を流すのをやめてシャワーのところ
に来ました。
「ねえ、さっき水を出していたけど、何かあったのかな?どうしたかったの?」
「…あんな、あのまま足を洗ったら水がこぼれると思ってん。それで、お水減らしてん」
(確かに、その時の水の量は私が入れたので、いつもよりは多く入っていたようです)
・仲良しのお友達が泣いて言った一言をどう受け止めたらいいの?kちゃんの気持ち
緑の人工芝の上で水着を脱いで裸になり、シャワーを待ちまち女の子同士のお喋りを楽し
んでいたkちゃん。そこに大好きなお友達の M ちゃんが「なぁなぁkちゃんも最後まで片付
けて!一緒に使っていたやん!先に行って…」と泣きながら言ってきました。
「えっ!…だって無理やわ…もう裸になったし…怒らんといて…」
「だって、最後までして欲しいわ!自分だけあかんわ!」
「だって…もうでけへんわ…」暫くそのやりとりが続きます。いつもは、他の誰よりも、
部屋でも園庭でも最後まできれいに片づける二人。何より大好きな友達。もっと、上手く言
いたいけれど、言えない…。分かりたい気持ちもちょっぴりあるけれど、それより私の気持
ちを分かって欲しい?さてさて、ここはちょっと間に入った方がいいのかな?
「そうか、いつも二人とも最後まできれいに片づけているもんね、ちょっとだけ、忘れた
んかな?まぁ、そういう時もあるん違うかな?ねえkちゃん?」
「うん…そうやねん…ちょっと忘れてん…」kちゃんはそういったものの M ちゃんはkち
ゃんの気持ちも分かりつつ、どう自分の気持ちを納得させたらいいのか?
「あっ、M ちゃん最後の片付け今日は私がしとこうか?」えっ!いいの?という表情をしつ
つ「うん、じゃあ、ゆう先生しといてね」気がついた時には、もう二人はシャワーを待ちな
がら裸で楽しそうにお喋りをしていました。(これでよかったのかな?)
・それはいややねん。シャワーを拒んだ T 君の気持ち
先日「はい、これゆう先生にあげる~」と葉っぱを分けてくれたきくさん(3歳児)T 君。
随分、打ち解けてくれて、話す言葉も多くなっている!嬉しいことだなぁ~と思っていた
ここ最近なので、「シャワーするし、こっち来てね?」と声をかけるも「えっ!なんで、ゆう
先生が?」がという目をしたまま彼は、その場から動くことなく立ったまま…少しして担任
がくると、その顔をじっと見ています「シャワーしにいこうか?」「待ってたん?」と担任。
彼は小さく頷きながらシャワーの方に歩いて行きます。
「そうか…シャワーや裸、いつもと違う事はまだ私ではあかんのか…。やっぱり担任とは
違うのか…。
」ちょっぴり急ぎ過ぎて子どもとの関係を望んだ事を反省?しつつ、心のどこか
では、「拭くのはどうかな?」なんて思ってしまう保育士魂?「あれ?タオルは?どこ?」と
声をかけると、背中越しに「もう、とったわ…」とやんちゃそうな声が聞こえます。
小さな心と頭でいろいろ考えたことでしょう?どこまでやってもらいたい相手なのか?僕
にとって信頼できる範囲?人物?なのか?まぁ、今日のところは、裸はあかんけれど、服一
枚は Ok というところでしょうか?大丈夫、大丈夫、それでいいんやで、自分の中で考えて決
めていったらいいんやで。たくさんの人と出会い、いろんな事を経験して、楽しい事、嬉し
い事、いやな事もいっぱい心に溜めながら、自分のペースでやっていけばそれでいい。
そして、ここはそんな事が、日常の中で大切にされる所。大人が何もかも決めて、一斉に
やっていくのではなく、なるべく一人ひとりの考えや思いを知り、それに寄り添える日々で
あることが、≪大事≫と思える保育、環境、人間関係がある場所。
長い時間と多くの人達(先輩職員、卒園児、保護者)が叡智を集めて築きあげてきた文化
が、今ここ西京極保育園にはあります。
出来る、出来ないことだけが優先されるのではなく、最も最初に在るものは、
今、目の前にいる、ここに在る、この子の気持ち
を大事にして、それに寄り添える大人がいる事。そしてそういう事が尊重される毎日であ
り、環境であるという事、その意識を一人ひとりが持つことではないでしょうか?
今回の UR 外壁塗装工事の資材落下事故につきましては、多大な不安とご心配をおかけして
いると思います。様々な問題の根元には事業者の意識の低さや会社の風土があると思ってい
ます。
又、先日報道のありました京都市内の保育園で起こった園児の事故についても同様なこと
が言えるのではないでしょうか?
改めて、保育園の役割、使命とは何なのか?を考えさせられます。
職員一同、より一層研修、自己研鑽をしながら、子ども達の命と毎日の生活を創り、守って
いきたいと思います。
お知らせ
☆夏期保育および自由登園日について…ご協力のお願い☆
毎年小学校が夏休みに入る7/20 頃~8/31 までの間を“夏期保育”と呼ばせて頂いており
ます。(本年度は7/22~8/31 までとなります。)この期間中、給食等の関係もありますので、
お休みの日がわかっている限り、各クラスの“夏期保育の出欠表”にご記入頂きますようご
協力をお願いします。又、その中でも特に 「夏の協力日」(8 月14,15,16 日) のご協力
をお願いします
☆
7 月 5 日(土)のプール開放は、在園児以外のお子様が対象の、子育て支援の催しです。
☆
毎年ですが、日常的になってきた節電、節水の意識をこの時期改めて、子どもと一緒に
すすめていきます。ご家庭でも是非、この機会に親子で環境などについて、話し合って
みてくださいね。
・保育園が取り組むこと →
省エネ電気商品の購入(エアコン、冷蔵庫、扇風機、Hf、LED 電気、他)
窓ガラスの断熱フィルム、断熱シートで日陰をつくる
園庭の水まきをコマ目にする
園庭のミストを利用する
トイレの水の節水タンクを使用する
この平和で楽しい夏の時間が ≪原風景≫
として、子ども達の心に残りますように
見た目が涼しげな環境をつくる(花、緑、風鈴、水を連想させる物、他)
・保護者の皆様と一緒に取り組むこと →
電気をコマ目に点けたり消したりして下さい
保育園は朝 7 時~夜 7 時迄保育をしていますので、登園の時間は様々です。
時間帯によっては、明る過ぎたり、暗くて見えにくいこともあるかと思います。
どうぞ、保護者の皆様で各自、電気のスイッチを入れたり切ったりにご協力く
ださい。
又、電気がついていることで、温度は 2~3 度高くなるといわれています。そし
て私達が日常生活で ≪明るさ≫ にも慣れている事も多いと思います。
室内、室外、又トイレや廊下等も含めてお願いします。
ハンカチ、タオル等を常に持って頂き、ペーパータオルの省力化もしていきた
いと思います。
・子ども達もいろいろやっていきま~す。
いずれも、大切で継続していくことばかり…
そのうえで、元気な体づくり、食事をしっかりとる、水分をこまめに十分とり汗を
たっぷりかく、楽しく一日を過ごす…等々。基本的な生活習慣を改めて大切にしていき
たいと思います。
日
曜
行 事 予 定
1日 火 ジャンピング・見学説明会・園庭開放
2日 水 あつまるでー
3日 う
木 パン・牛乳の日
4日 金 yase
5日 土 プール開放(ゆうゆうサロン)
6日 日
7日 月 七夕
8日 火 ジャンピング
9日 水 あつまるでー
10日 木
11日 金
12日 土
13日 日
14日 月
15日 火 ジャンピング
16日 水 あつまるでー
17日 木
18日 金
19日 土
20日 日
21日 月 海の日(休園)
22日 火 夏期保育スタート・ジャンピング
23日 水 あつまるでー
24日 木 お誕生日会・保育参観(にじ・ほし・そら)
25日 金 月刊誌持ち帰り日
26日 土
27日 日
28日 月
29日 火 ジャンピング
30日 水 あつまるでー
31日 木
お誕生日おめでとう♪