ストレスチェック制度の概要 ストレスチェック制度の目的 ストレスチェック制度の目的 ① 一次予防を主な目的とする 労働者のメンタルヘルス不調の未然防止が目的 うつ病など、疾患の発見・スクリーニングを目的としない ② 労働者自身のストレスへの気づきを促す ③ ストレスの原因となる職場環境の改善につなげる ★総合的なメンタルヘルスケアの取組のなかに位置づける ・メンタルヘルス計画、二次予防、三次予防との連動性 ・継続的かつ計画的な取組、実施方法の改善等 指針:新たに創設されたストレスチェック制度は、労働者のメンタルヘルス不調を未然 に防止する一次予防を目的としたものであり、事業者は、各事業場の実態に即して実 施される二次予防及び三次予防も含めた労働者のメンタルヘルスケアの総合的な取 組の中に本制度を位置付け、取組を継続的かつ計画的に進めることが望ましい。 ストレスチェック制度での3つの義務 1.労働者に対してストレスチェックを実施する義務 ※常勤労働者(労働時間が3/4以上)を対象に実施 ※労働者数50人未満の事業場は当分の間努力義務 ※ストレスチェックの実施者は医師、保健師等 ※本人の同意なく、チェック結果を事業者に提供することは禁止 2.労働者の申出に対し、医師の面接指導を実施する義務 ※高ストレス者であると判断された労働者からの申出 ※高ストレス者は、できるだけ申出を行うことが望ましい ※申出を理由とする不利益扱いの禁止 3.面接結果に基づき、就業上の措置を講じる義務 ※医師の意見に基づき、必要に応じて就業上の措置を実施 ※本人に不利益となる措置の禁止 集団ごとの集計・分析、及びその結果を踏まえた必要な措 置は努力義務だが、できるだけ実施することが望ましい。 ストレスチェック制度・実施の流れ ①ストレスチェック制度の導入準備 ① 事業者による方針の表明 ② 衛生委員会にて調査審議 ③ 労働者への説明・周知 目的・実施体制(実施者等の明示)・実施方法 情報の取扱い、結果の保存 結果の提供に関する同意取得方法 情報の取扱いに関する苦情処理 ②ストレスチェックの実施 ① ② ③ ④ 医師、保健師等によるチェックの実施 チェック結果を労働者に直接通知 相談窓口等について情報提供 労働者による相談窓口の利用 ③高ストレス者への面接指導 ① 労働者から面接指導の申出 ② 医師による面接指導の実施 ③ 医師からの意見聴取、就業上の措置 ④集団ごとの集計・分析 ① 集団ごとに集計・分析 ② 集団分析結果を事業者に提供 ③ 職場環境の改善に活用 ⑤不利益扱いの禁止、プライバシーの保護、他 ストレスチェックの受検の有無、面接指導の申出の有無等による不利益扱い 医療機関と同等の個人情報保護、労働基準監督署への報告義務、等 ストレスチェック制度の実施体制 ストレスチェック制度の実施責任 方針の決定、実施体制の整備等 事業者 衛生委員会等での調査審議 ストレスチェック制度担当者 メンタルヘルス推進担当者、 衛生管理者などの実施管理者 実施者(産業医など) 指示 実施事務従事者 産業保健スタッフ、事務職員など ※個人情報を扱うため守秘義務あり 実施体制、実施方法、利用目的・方法 記録の保存管理、不利益扱いの防止 ストレスチェック実施計画の策定 実施の管理等を行う ※個人情報を取り扱わない ストレスチェックの実施(企画・評価等) 面接指導、集団分析の実施 実施者の補助 :調査票の回収、データ入力等 ※社長や役員、人事部長など、人事権が ある者は実施事務に従事不可 (お問い合わせ窓口) ウェルエイドジャパン株式会社 TEL :03-6324-3751 佐藤 政弘 Mail:[email protected]
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