【SUMMARY】①イッツコム田中氏

【SUMMARY イッツ・コミュニケーションズ(株)】
<2015 年 6 月 16 日開催>
戦略を当社の中長期系経営計画に反映して
CRI 災害情報部会・第 2 回拡大セミナー
いることなどがあげられます。
テーマ【ケーブルテレビ局における防災情
では早速本論に入りたいと思います。
報サービスを考える】
まず BCP とは何か、その名のとおり事業を
継続させるためのプランです。つまり、企業
<講演-1>
や組織がどんな脅威に晒されても、とにか
イッツコムの BCP(事業継続計画・危機管理
く事業を継続させる、そのための計画・戦略
マネジメント)について
です。よく混同されがちなのは防災計画で
講師:イッツ・コミュニケーションズ(株)
すが、これは災害による被害を軽減させる
営統括室 BC 推進プロジェクト長
ための対策であり、BCP とは根っこの部分
田中 仁氏
で異なっております。しかし、防災計画は非
常に重要なポジションであり、BCP と防災
計画はそれぞれ相互に補完しあって非常に
イッツ・コミュニケーションズの「BCP 事
重要なプランであると考えています。
業継続計画、危機管理マネジメント」につい
この事業継続のための計画書が BCP であ
て経営統括室・田中仁氏がその策定の経緯
り、それを実際に効果的、実践的にするため
と同社 BCP の特徴について語った。
のマネジメント(BCM)をしているのが当社
です。
【講演より抜粋】
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当社が BCP 策定に至る大きなきっかけと
なったのは、2011 年 3 月 11 日に起こった
東日本大震災です。被災地である気仙沼の
ケーブルテレビ局、気仙沼ケーブルネット
ワーク様への業務サポートを通して、多く
の事を学びました。その学んだことをベー
スに、実効性のある BCP を策定しようとい
うことで東京商工会議所版の BCP に沿っ
て作成しました。
中でも特徴的な点としては、同業である他
のケーブル局様や異業種の企業と「お互い
様 BC 連携」を結んでおり、そのような BC
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