標識化による糖類の分析

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Title
標識化による糖類の分析
食品 医薬品 生体試料
Introduction
糖 類 の 種 類 に つ いて
糖類の種類は、単糖、オリゴ糖、多糖、中性糖、酸性糖、アミノ糖、糖アルコールなどがあります。
これら糖類の分析は、目的・種類や夾雑成分によって最適な分離、装置、検出方法を選択しなければいけません。
食品素材や製品、生体試料の様々な糖組成分析の方法が開発されています。
Method
還元アミノ化反応により糖を標識化して、高感度に分析を行います。
糖の種類によって、
トリフルオロ酢酸(TFA)、ホウ酸緩衝液の2種類を用いた分析条件で、糖分析用カラムを使用します。
そして、HPLCの蛍光検出器にて、標識化された糖類を高感度に分析します。
中性糖、デオキシ糖、
ウロン酸、
シアル酸、
アミノ糖など17種の糖分析が可能です。
(下表参照)
Result
グルコサミン
グルコース
キシロース
N-アセチルガラクトサミン
ガラクトサミン
アラビノース
N-アセチルグルコサミン
グルクロン酸
マンノサミン
リボース
フコース
ガラクツロン酸
ガラクトース
N-アセチルマンノサミン
ラムノース
デオキシグルコース
マンノース
サンプル:食 品 素 材
サンプル調整:酸加水分解
標識化:アルデヒド基を持つ糖をアセチル化し、
還元アミノ化反応により、
4-アミノ安息香酸エチルエステル
(ABEE)
標識する。
デオキシグルコースの3種の糖も分析することが可能です。
※標識方法を変更して、
グルクロン酸、
ガラクツロン酸、
装置・検出器:HPLC 蛍光検出器
グルコサミンの定量分析
食品素材・製品に含まれる糖類や生体試料に含まれる糖類も、分離良く分析できます。
分離が困難な同分子量の単糖(ガラクトース、
グルコース、マンノースなど)
も、問題なく分離可能です。
HPLCを用いた方法の他にGCMS、LCMSでの糖分析も検討させていただきます。
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