中沢研究室 水野雄太 - kitnet.org

中沢研究室 水野雄太
目 的
車両検出を行う際、車両同士が重なることによるオクルージョンの問題がある。本研究では、
検出した車両から車両領域などの単純な情報を用いて、計算コストのかからない方法でオク
ルージョンに対する処理を施し、オクルージョン発生の有無の判定を自動で行う.
車両検出の仕組み ①動画を撮影 ②検出するためのラインを設定 ③ガウシアンフィルタでノイズ除去し、 背景差分法で車両検出 ④検出ラインを通過した車両を切り出す オクルージョン処理方法 ①検出した車両から車両情報を計算 ②計算結果からオクルージョンが発生しているかを判定 ③フォルダ分けして検出画像を保存する オクルージョン未発生 実験結果 実験は高速道路
を撮影した映像20
分間に対して行い、
撮影環境は右の
表に示す 車両領域
13673
周囲長
482
複雑度
17
オクルージョン発生 撮影位置
Carsフォルダ
まとめ・今後の課題 表1 撮影環境 時間帯
天候
道路の形状・
状態
Carフォルダ
日中
晴天
直線
片側二車線
一車線規制中
車線境界線から
少し規制車線より
地上から500[mm]
表2 実験結果 Ø  まとめ ・車両領域といった単純な車両データか
らでもオクルージョン判定を行える ・複数の車両データ(車両領域・複雑度・
周囲長)を用いた方がより精度の高いオク
ルージョン判定を行える 判別成功数/ 判別車両総数(台) 成功率
車両領域のみでの判別
243 / 273
89%
Ø  今後の課題
車両領域・周囲長・ 複雑度を用いた判別
248 / 273
91%
オクルージョンなどの誤判別の削減
・大型車両単体・普通車同士による