平成28年3月17日 東北経済産業局 「新・ダイバーシティ経営企業100選」に株式会社門間箪笥店(宮城県仙台市) が選ばれました! 経済産業省では、多様な人材の能力発揮によりイノベーションを生み出している企業を、 「新・ダイバーシティ経営企業 100 選」として表彰しました。 東北管内からは、宮城県仙台市の株式会社門間箪笥店が受賞しました。 1.ダイバーシティ経営取組の評価ポイント 株式会社門間箪笥店は、家具の製造販売を営む老舗企業です。主力製品である国の伝統的工芸 品に指定されている仙台箪笥は、住居や生活スタイルの変化や顧客の高齢化に伴い、需要が減少 していることに加え、下積み期間が長いため職人のなり手が少ない状況でした。 当該企業は、震災後に、製造工程の細分化により未経験者に職人への門戸を開き、仙台箪笥の 技能継承と拡販を実現し、2011 年当初と比べ生産量は4~5 倍、売上も 3 倍に拡大していること が、ダイバーシティ経営として高く評価されました。 (具体的取組) ・多様な人材の採用、未経験者を受け入れるため工程の細分化、各人の特性・技能の熟練度に応 じた分業体制の整備等による生産体制の拡充 ・新規顧客開拓のために、営業実務経験者の採用や、若手アーティストの起用等により販売・マ ーケティングを強化 ・若手を中心とした製造、販売の垣根を越えたコミュニケーションの活性化によるコスト意識、 経営参加意識の芽生え 2.株式会社門間箪笥店の企業概要 設立年:1872年 資本金:10百万円 事業概要:仙台箪笥の製造・販売業 売上高:98百万円(2015年5月) 3. 「新・ダイバーシティ経営企業100選」について 経済のグローバル化や少子高齢化が進む中で、我が国の企業競争力の強化を図るためには、 女性、外国人、高齢者、チャレンジド(障がい者)を含め、一人一人が能力を最大限発揮して価 値創造に参画していくダイバーシティ経営の推進が必要です。 経済産業省では、様々な規模・業種の企業における「ダイバーシティ経営」への積極的な取組 を「経済成長に貢献する経営力」として評価し、ベストプラクティスとして発信する「ダイバー シティ経営企業 100 選」 (経済産業大臣表彰)を平成 24 年度より実施し、3 年間で 140 社を選定 しました。今年度からは、 「新・ダイバーシティ経営企業 100 選」とし、働き方改革・女性の職域 拡大等の分野を設け、より広く経営に効果のある事例を募っています。 ※「ダイバーシティ経営」とは、多様な人材が持つ能力を最大限発揮できる機会を提供するこ とで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営のことです。 ※新・ダイバーシティ経営企業 100 選ホームページ (これまでの受賞企業のベストプラクティスが掲載されています。 ) http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/index.html (本件にかかるお問い合わせ先) 東北経済産業局産業人材政策室長 遠藤 憲子 担当者:丸山、舟木、 電 話:022-221-4881(直通)
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