米づくり情報N0.1 - やまがたアグリネット

平成 28 年 3 月 15 日
オールやまがた米づくり日本一運動置賜地域本部
平成28年産の米づくりスタート!
一つ一つの作業をていねいに行いましょう!
いよいよ今年の米づくりが始まります。
今年も「安全・安心」で「美味しい」おきたま産米を目指し、新たな気持ちで取組みましょう。
まずは、田植え日から逆算した作業計画を立て、種籾の準備を始めましょう。
今年は雪が少なく(3 月 10 日現在アメダス地点 米沢 0cm 長井 0cm 小国 49cm)
、1か月
予報(3 月 12 日~4 月 11 日)では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が
多い見込みです。きめ細かい温度管理を行い、健苗育成で米づくりをスタートしましょう。
【塩水選】
~丈夫な苗づくりは、よい種子から~
塩水選は、決められた比重(うるち 1.13、もち 1.08)で行いましょう。
【種子消毒】
●薬剤処理の場合は、薬剤毎の濃度や浸漬時間などを厳守しましょう。
事前に容器のラベル等で使用方法(希釈倍数、使用時期、使用方法)を確認します。
薬液の温度が極端に低いと効果が下がる場合があります。
●温湯浸法の場合は、58℃20 分間又は 60℃15 分間(H27 産より古い種子やもち品種は行わ
ない)で処理し、その後、直ぐに冷水で冷まします。
処理中は数回、網袋を上下して内部まで浸透するようにしましょう。
●水漬けまで期間があるときは、一度、水分を十分に切り乾燥させ、冷暗所で保管します。
【水漬け】
~温度計で確認を!!~
●水温を 10~15℃とし、10~12 日間程度行います。
積算水温は 120℃を確保しましょう。
浸種初日の低水温(10℃未満)により、発芽率が低
下する可能性があります。作業は慌てず、水温が高
まる 4 月上旬から始めましょう。
●2~3 日毎に袋の位置を入れ替え、上下に揺すり吸水
ムラを防止します。
【催芽】
催芽は、30~32℃で 20 時間を目安とし、ハト胸状態を確認してから終了しましょう。
【播 種】
苗の種類ごとに育苗期間が異なります。
育苗期間が長すぎると苗が老化するため、田植えに合わせて播種日を決めましょう。
10a 当たりに必要な苗箱数は、稚苗で 25 箱、中苗で 30 箱が目安です。
【作業時期の目安:5 月 20 日田植えの場合】
苗の種類
育苗期間
水漬け日
催芽日
播種日 (乾籾重/箱)
稚苗
20~25 日
4 月 12 日
4 月 24 日
4 月 25 日 (150~180g/箱)
中苗
30~35 日
4月 2日
4 月 14 日
4 月 15 日 ( 80~120g/箱)
前年ばか苗病が多発した場合には、今年も気をつける必要があります。
育苗ハウス内や資材をきれいにし、稲ワラやモミ殻は必ず撤去しましょう。
また、水漬け温度が 15℃を超えると発生を助長するので水温に気を付けます。
【田植え】
田植えの適期は 5 月 15 日~20 頃です。遅くとも 5 月 25 日までには終えるように
しましょう。極端な疎植は穂数不足になる可能性があるため、坪あたり 70 株植えを
基準としましょう。
休息をしっかり取り、安全を十分確認して、
計画的に作業を行いましょう!
農薬を使用する際には使用基準を再確認し、正しく
使いましょう!
農薬を使った際にはその都度記帳を行いましょう。
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