国際科1年生とアメリカハバフォード大学生によるテレビ会議報告

国際科1年生とアメリカハバフォード大学生によるテレビ会議報告
2月 25 日木曜日に,本校国際科の1年生とアメリカ東海岸ペンシルバニア州にあるハバフ
ォード大学の学生によるテレビ会議を行いました。
テレビ電話システムを使って,中継形式で交流を行いました。
アメリカとは時差があり,こちらは朝の8時 45 分スタートでしたが,アメリカは午後6時
45 分のスタートでした。
今年のテレビ会議のテーマは,
“ヒロシマ”です。広島で生まれ育った高校生として,ヒロ
シマの歴史と自分たちの考える平和について英語でプレゼンテーションを行い,意見交換
もしました。
生徒は7グループに別れて,それぞれのグループで「8月6日」,「平和記念公園」,「平和
教育」などについて発表しました。発表内容に関する大学生の質問に対して,生徒はしっ
かりと英語で答えました。
発表内容にとても興味を持ち,真剣に聞いてくれた大学生に生徒たちは大喜びでした。わ
かりやすい英語でたくさん質問をしてくれました。
また,後半はハバフォード大学の学生からのさまざまな質問に国際科の生徒が答えました。
学生が上級日本語講座の履修生ということで,質問は日本語で行われました。
平和教育や日本人の特徴,また好きな映画についてなど,幅広い質問がありました。
どの大学生も日本語が本当に上手で,みんなびっくりしていました!
テレビ会議終了後のアンケートでは,
“今回のプレゼンテーションを準備するにあたり,改めて広島や平和のことを考えること
ができた”
“外国人に広島や原爆のことをもっと知ってもらうためにも,自分もさらに平和について
考えていきたい”
“コミュニケーションの楽しさを感じることができた。英語をもっと頑張ろうという気持
ちになりました!”
など,
“相手を意識して伝える”ということに大きな意味を感じ取った生徒が多かったよう
に思います。
また,質疑応答などで,その場のやり取りで自分の意見を英語で伝えることの難しさを感
じた生徒も多く,コミュニケーションをもっとうまくとるためにも,さらに英語力をアッ
プさせたいと思うきっかけにもなったようです。
本校の国際科では,広島発の国際人の養成を目指して日々取り組んでいます。
昨年8月6日には平和公園で英語での紙芝居のボランティアも行いました。
広島で生まれ育ち,平和についていつも身近に感じてきた私たちであるからこそできるこ
ととは何かを考え,そしてそれを世界に伝え,発信してほしいと願っています。