シムジア®の 関節リウマチ患者※における 使用成績調査

シムジア®の
関節リウマチ患者※における
使用成績調査中間結果報告
第5回安全性定期報告
(2013年3月∼2015年3月)
※既存治療で効果不十分な関節リウマチ
(関節の構造的損傷の防止を含む)
TNFα阻害薬「シムジア®皮下注200mgシリンジ
(一般名:セルトリズマブ ペゴル
(遺伝子組換え))」は2012年12月に「既存治療で効果不十分な関節リウマチ
(関節の構造的損傷の防止を含む)」を効能・効果として承認を取得、2015年5月に
追加効能を取得し、効能・効果が「関節リウマチ
(関節の構造的損傷の防止を含む)」
に変更となりました。
現在、シムジア®皮下注200mgシリンジを使用した際の未知の副作用、使用実態
下における有効性、副作用の発現状況、並びにこれらに影響を与えると考えられる
要因を把握するために使用成績調査を実施しております。
この度、2015年3月までに得られました1,259例の情報を集計いたしました
ので、中間解析結果としてお知らせいたします。本剤の適正使用にお役立て頂ければ
幸甚です。
今後とも「シムジア®皮下注200mgシリンジ」の適正使用情報の収集および提供
に努めてまいりますので、ひきつづきご協力を賜りますようお願い申し上げます。
市販後の調査結果であるため、一部承認外の内容が含まれます。
実施概要(表1、図1)
TNFα阻害薬シムジア® 皮下注200mgシリンジは、本邦において2012年12月に「既存治療で効果不十分な関節リウマチ
(関節の構造的損傷の防止を含む)」に対する効能・効果の承認を取得、2015年5月に追加効能を取得し、効能・効果が
「関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」に変更となった。
本調査は、
シムジア® 皮下注200mgシリンジを使用した際の未知の副作用、使用実態下における有効性、副作用の発現
状況、並びにこれらに影響を与えると考えられる要因を把握するために行った
(表1)。
2013年3月に調査を開始、2015年3月までに1,259例の調査票を収集し、1,251例を安全性解析対象、665例を有効性解析
対象とした
(図1)。
表1 実施概要
目的
関節リウマチ患者にシムジア® 皮下注200mgシリンジを使用した際の未知の副作用、使用実態下にお
ける有効性、副作用の発現状況、並びにこれらに影響を与えると考えられる要因を把握すること。
対象
既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)に対し、新たにシムジア®皮下
注200mgシリンジの投与を開始した症例
用法・用量
通常、成人にセルトリズマブ ペゴル(遺伝子組換え)
として1回400mgを初回、2週後、4週後に皮下注
射し、以後1回200mgを2週間の間隔で皮下注射する。
なお、症状安定後には、1回400mgを4週間の間隔で皮下注射できる。
調査予定症例数
3,000例
観察期間
24週間
調査票固定症例(n=1,259)
安全性解析対象除外症例(n=8)
除外理由:契約違反5例、初回以降来院なし3例
安全性解析対象症例(n=1,251)
有効性解析対象除外症例(n=586)
除外理由(重複あり)
:適用外使用3例、DAS28-ESR評価時期アローアンス外49例、
DAS28-ESR算出不能542例
有効性解析対象症例(n=665)
図1 症例構成
1
事前検査(表2∼6)
安全性解析対象症例の結核スクリーニングにおいて、画像診断(胸部X線・CT検査)
を実施した1,124例中1,078例
(95.9%)が所見なし、
ツベルクリンは検査を実施した404例中336例(83.2%)が陰性、QFTは検査を実施した372例中336
例(90.3%)が陰性、T-Spot. TBは検査を実施した451例中416例(92.2%)
で陰性であった
(表2∼4)。
B型肝炎検査においては、HBs抗原は検査を実施した1,151例中1,150例(99.9%)が陰性、HBs抗体は検査を実施した
983例中834例(84.8%)が陰性、HBc抗体は検査を実施した1,031例中899例(87.2%)が陰性であった
(表5)。
日和見感染検査においては、
β-D-グルカンは検査を実施した1,013例中1,008例(99.5%)が正常範囲内、
白血球数は検査
を実施した1,239例中1,166例(94.1%)が4,000/mm 3 以上、
リンパ球数は検査を実施した1,144例中942例(82.3%)が
1,000/mm 3以上であった
(表6)。
表2 結核スクリーニング実施状況
症例数(%)
画像診断(胸部X線・CT検査)
未実施
127(10.2%)
実施
1,124(89.8%)
所見なし
1,078(95.9%)
所見あり
ツベルクリン
46(4.1%)
陰性
336(26.9%)
擬陽性
陽性
QFT
T-Spot. TB
抗結核薬
予防投与症例数(%)
6(4.7%)
―
127(11.8%)
18(39.1%)
21(6.3%)
20(1.6%)
5(25.0%)
48(3.8%)
32(66.7%)
未実施
847(67.7%)
93(11.0%)
陰性
336(26.9%)
25(7.4%)
判定保留
23(1.8%)
10(43.5%)
陽性
13(1.0%)
12(92.3%)
未実施
879(70.3%)
104(11.8%)
陰性
416(33.3%)
34(8.2%)
判定保留
14(1.1%)
3(21.4%)
陽性
21(1.7%)
18(85.7%)
800(63.9%)
96(12.0%)
未実施
表3 結核スクリーニング 生物学的製剤使用経験有無別
生物学的製剤使用経験有無別症例数(%)
有
画像診断(胸部X線・CT検査)
ツベルクリン
113(14.5%)
14(3.0%)
実施
666(85.5%)
458(97.0%)
所見なし
639(95.9%)
439(95.9%)
所見あり
27(4.1%)
19(4.1%)
205(26.3%)
131(27.8%)
陰性
擬陽性
7(0.9%)
13(2.8%)
13(1.7%)
35(7.4%)
未実施
554(71.1%)
293(62.1%)
陰性
207(26.6%)
129(27.3%)
12(1.5%)
11(2.3%)
4(0.5%)
9(1.9%)
陽性
QFT
判定保留
陽性
T-Spot. TB
無
未実施
未実施
556(71.4%)
323(68.4%)
陰性
206(26.4%)
210(44.5%)
判定保留
9(1.2%)
陽性
未実施
2
5(1.1%)
10(1.3%)
11(2.3%)
554(71.1%)
246(52.1%)
表4 結核スクリーニング(画像検査×血液検査) 生物学的製剤使用経験有無別
血液検査
(ツベルクリン or QFT or T-Spot. TB)
実施
画像検査
(胸部X線 or CT)
実施
961(76.8%)
未実施
34(2.7%)
未実施
163(13.0%)
93(7.4%)
症例数(%)
Naïve
血液検査
(ツベルクリン or QFT or T-Spot. TB)
実施
画像検査
(胸部X線 or CT)
実施
未実施
441(93.4%)
17(3.6%)
8(1.7%)
6(1.3%)
未実施
症例数(%)
切替え
血液検査
(ツベルクリン or QFT or T-Spot. TB)
実施
画像検査
(胸部X線 or CT)
実施
520(66.8%)
未実施
26(3.3%)
未実施
146(18.7%)
87(11.2%)
症例数(%)
表5 事前検査 B型肝炎
HBs抗原
症例数(%)
陰性
1,150(91.9%)
陽性
1(0.1%)
未実施
100(8.0%)
HBs抗体
陰性
834(66.7%)
陽性
149(11.9%)
未実施
268(21.4%)
HBc抗体
陰性
899(71.9%)
陽性
132(10.6%)
未実施
220(17.6%)
表6 事前検査 日和見感染
症例数(%)
β-D-グルカン
正常範囲内
1,008(80.6%)
高値
5(0.4%)
未実施
白血球数
238(19.0%)
3
4,000/mm 未満
73(5.8%)
4,000/mm 3以上
1,166(93.2%)
未実施
リンパ球数
12(1.0%)
3
1,000/mm 未満
202(16.1%)
1,000/mm 3以上
942(75.3%)
未実施
107(8.6%)
3
患者背景(表7)
性別は男性が17.2%(215/1,251例)
に対し女性が82.8%(1,036/1,251例)
と多く、年齢は50歳以上∼60歳未満が19.3%
(242/1,251例)、60歳以上∼70歳未満が31.3%(391/1,251例)、70歳以上∼80歳未満が23.3%(292/1,251例)、80歳以上が
5.8%(73/1,251例)
と50歳以上が大半を占めた。
体重は40kg未満が3.0%(38/1,251例)、40kg以上∼50kg未満が25.7%(321/1,251例)、50kg以上∼60kg未満が26.8%
(335/1,251例)
、
60kg以上∼70kg未満が15.8%(198/1,251例)
、
70kg以上が6.6%(83/1,251例)
であった。
罹病期間は5年以上∼10年未満が18.5%(232/1,251例)
、
10年以上∼15年未満が16.5%(206/1,251例)
、
15年以上∼20年未
満が7.8%(98/1,251例)
、
20年以上が14.9%(187/1,251例)
と、
約60%が5年以上であった。
関節リウマチの病期・進行度はStage Ⅰが15.7%(197/1,251例)、Stage Ⅱが28.8%(360/1,251例)、Stage Ⅲが26.1%
(327/1,251例)、Stage Ⅳが26.9%(336/1,251例)
であり、機能障害度はClass Ⅰが18.8%(235/1,251例)、Class Ⅱが54.7%
(684/1,251例)
、
Class Ⅲが21.7%(272/1,251例)
、
Class Ⅳが2.1%(26/1,251例)
であった。
既往歴を有する症例は27.3%(341/1,251例)
であり、
主な既往歴は間質性肺炎、
悪性腫瘍、
結核などであった。
合併症を有する症例は53.7%(672/1,251例)
で、
主な合併症は骨粗鬆症、
糖尿病、
膠原病、
肺線維症、
間質性肺炎、
腎不全な
どであった。
本剤投与中に0.4%(4/1,036例)
が妊娠しており、
0.4%(4/1,036例)
が授乳中であった。
生物学的製剤使用経験を有する症例は62.3%
(779/1,251例)
であり、
主な生物学的製剤の種類はエタネルセプト、
トシリズマブ、
インフリキシマブ、
アダリムマブ、
アバタセプト、
ゴリムマブであり、
生物学的製剤使用数は1剤が49.7%
(387/779例)
と最も多かった。
表7 患者背景
症例数(%)
性別
症例数(%)
関節リウマチの病期・進行度
症例数(%)
本剤投与中の妊娠の有無
男性
215(17.2%)
Stage Ⅰ
197(15.7%)
有
女性
1,036(82.8%)
Stage Ⅱ
360(28.8%)
無
Stage Ⅲ
327(26.1%)
本剤投与中の授乳の有無
Stage Ⅳ
336(26.9%)
有
31(2.5%)
無
年齢
20歳未満
20歳以上∼30歳未満
2(0.2%)
4(0.4%)
1,032(99.6%)
4(0.4%)
25(2.0%)
不明
30歳以上∼40歳未満
98(7.8%)
関節リウマチの機能障害度
40歳以上∼50歳未満
127(10.2%)
Class Ⅰ
235(18.8%)
生物学的製剤使用経験の有無
50歳以上∼60歳未満
242(19.3%)
Class Ⅱ
684(54.7%)
有
779(62.3%)
60歳以上∼70歳未満
391(31.3%)
Class Ⅲ
272(21.7%)
無
472(37.7%)
70歳以上∼80歳未満
292(23.3%)
80歳以上
不明
Class Ⅳ
26(2.1%)
73(5.8%)
不明
34(2.7%)
1(0.1%)
既往歴
体重
40kg未満
不明
38(3.0%)
1,030(99.4%)
2(0.2%)
本剤投与開始前の主な生物学的製剤の種類
(※重複あり)
エタネルセプト
413(53.0%)
有
341(27.3%)
トシリズマブ
271(34.8%)
無
875(69.9%)
インフリキシマブ
252(32.3%)
アダリムマブ
222(28.5%)
アバタセプト
180(23.1%)
178(22.8%)
40kg以上∼50kg未満
321(25.7%)
不明
50kg以上∼60kg未満
335(26.8%)
主な既往歴(※重複あり)
60kg以上∼70kg未満
198(15.8%)
間質性肺炎
56(16.4%)
ゴリムマブ
悪性腫瘍
37(10.9%)
本剤投与開始前の生物学的製剤使用数
結核
26(7.6%)
1剤
387(49.7%)
2剤
185(23.7%)
70kg以上
未測定
83(6.6%)
276(22.1%)
罹病期間
6ヵ月(0.5年)未満
6ヵ月(0.5年)以上∼
1年未満
35(2.8%)
合併症
42(3.4%)
76(6.1%)
有
672(53.7%)
3剤
116(14.9%)
無
579(46.3%)
4剤
46(5.9%)
5剤
37(4.7%)
主な合併症(※重複あり)
1年以上∼5年未満
300(24.0%)
骨粗鬆症
218(32.4%)
5年以上∼10年未満
232(18.5%)
糖尿病
121(18.0%)
10年以上∼15年未満
206(16.5%)
15年以上∼20年未満
98(7.8%)
膠原病
55(8.2%)
肺線維症
40(6.0%)
20年以上
187(14.9%)
間質性肺炎
22(3.3%)
不明
110(8.8%)
腎不全
21(3.1%)
4
6剤以上
8(1.0%)
関節リウマチの治療状況(表8)
本剤の投与状況は、78.6%(983/1,251例)がローディング※1を行っており、
自己投与の有無では医師投与のみが81.2%
(1,016/1,251例)
と大半を占めた。
維持用量 ※2は200mgが69.2%(866/1,251例)、400mgが23.3%(292/1,251例)
と200mgが多かった。
MTXを併用していた症例は66.7%(834/1,251例)であり、MTX平均併用量は4mg/週超∼8mg/週以下が40.6%
(339/834例)、8mg/週超∼12mg/週以下が33.2%(277/834例)
と多かった。
投与を中止した症例は34.9%(436/1,251例)であり、その主な理由は効果不十分54.6%(238/436例)、有害事象24.8%
(108/436例)、患者の希望12.6%(55/436例)
などであった。投与開始から中止までの日数は28日超∼84日以内が42.9%
(187/436例)、84日超∼168日以内が39.4%(172/436例)
と大半を占めた。
※1 本剤1回400mgを初回投与、2週後、4週後に投与された症例、
またはその途中で中止された症例をローディング「有」、
その他の投与方法の症例を
ローディング「無」
と定義した
※2 ローディング「有」症例ではローディング終了後の最頻用量、
ローディング「無」症例では投与開始日以降の最頻用量として算出した
表8 治療状況
症例数(%)
症例数(%)
継続状況
ローディングの有無
有
983(78.6%)
投与中止
436(34.9%)
無
268(21.4%)
投与継続
815(65.1%)
主な投与中止理由(※重複あり)
自己投与の有無
医師投与のみ
途中から自己投与のみ
医師投与と自己投与の往復
1,016(81.2%)
208(16.6%)
27(2.2%)
維持用量
効果不十分
238(54.6%)
有害事象
108(24.8%)
患者の希望
55(12.6%)
転院
25(5.7%)
14(3.2%)
200mg
866(69.2%)
途中から来院なし
400mg
292(23.3%)
求められる効果が得られた
その他*
93(7.4%)
投与開始から中止までの日数
14日以内
MTX併用の有無
8(1.8%)
13(3.0%)
有
834(66.7%)
14日超∼28日以内
30(6.9%)
無
416(33.3%)
28日超∼84日以内
187(42.9%)
84日超∼168日以内
172(39.4%)
不明
1(0.1%)
168日超
MTX平均併用量
0mg/週超∼4mg/週以下
136(16.3%)
4mg/週超∼8mg/週以下
339(40.6%)
8mg/週超∼12mg/週以下
277(33.2%)
12mg/週超∼16mg/週以下
16mg/週超
34(7.8%)
*ローディング「有」症例のうち、
ローディング期間内の投与中止例
81(9.7%)
1(0.1%)
5
安全性(表9∼17)
安全性解析対象症例における副作用等の発現症例率は14.4%(180/1,251例)
であった
(表9、10)。
主な副作用(器官別大分類)
は感染症および寄生虫症5.7%(71/1,251例)、皮膚および皮下組織障害3.4%(42/1,251例)、
一般・全身障害および投与部位の状態2.0%(25/1,251例)
であった
(表11、12)。
重篤な副作用等は73件であり、主な副作用は感染症および寄生虫症2.8%(35/1,251例)
であり、転帰は回復が38件、軽快
が29件、未回復が5件、死亡が1件であった
(表13∼15)。
重点調査項目に認められた副作用は感染症79件、
アレルギー反応56件、間質性肺炎5件、
自己免疫疾患1件、悪性腫瘍2件、
肝機能障害23件であった
(表16)。
ローディング※の有無別の副作用発現症例率は、
ローディング有で14.8%(145/983例)、
ローディング無で13.1%(35/268例)
であった
(表17)。
※本剤1回400mgを初回投与、2週後、4週後に投与された症例、
またはその途中で中止された症例をローディング「有」、その他の投与方法の症例を
ローディング「無」
と定義した
表9 副作用の発現率
表10 副作用の発現時期
調査施設数
343施設
調査症例数
1,251例
発現時期
発現件数(%)
2週以内
60(4.8%)
副作用等の発現症例数
180例
2週超∼4週以内
41(3.3%)
副作用等の発現件数
245件
4週超∼12週以内
74(5.9%)
副作用等の発現症例率
14.4%
12週超∼24週以内
63(5.0%)
重篤な副作用等の発現件数
73件
24週超
4(0.3%)
不明
3(0.2%)
表11 副作用発現率(器官別大分類[SOC])
器官別大分類(SOC)
発現率(%)
感染症および寄生虫症
5.7
良性、悪性および詳細不明の新生物(嚢胞およびポリープを含む)
0.2
代謝および栄養障害
0.1
精神障害
0.2
神経系障害
0.6
眼障害
0.1
血管障害
0.2
呼吸器、胸郭および縦隔障害
1.0
胃腸障害
0.6
肝胆道系障害
1.2
皮膚および皮下組織障害
3.4
筋骨格系および結合組織障害
0.2
腎および尿路障害
0.2
生殖系および乳房障害
0.2
一般・全身障害および投与部位の状態
2.0
臨床検査
1.4
傷害、中毒および処置合併症
0.1
6
表12 副作用一覧
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
発現症例数/
※
件数(%)
感染症および寄生虫症
71(5.7%)
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
発現症例数/
※
件数(%)
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
発現症例数/
※
件数(%)
血管障害
2(0.2%)
腎および尿路障害
2(0.2%)
4(0.3%)
潮紅
2(0.2%)
ネフローゼ症候群*
1(0.1%)
気管支肺炎
1(0.1%)
呼吸器、胸郭および縦隔障害
腎障害
1(0.1%)
気管支肺アスペルギルス症
1(0.1%)
呼吸困難
2(0.2%)
生殖系および乳房障害
2(0.2%)
憩室炎
2(0.2%)
過換気*
1(0.1%)
乳房腫脹
1(0.1%)
せつ
2(0.2%)
間質性肺疾患
5(0.4%)
前立腺炎
1(0.1%)
胃腸炎
1(0.1%)
喉頭浮腫
2(0.2%)
性器出血
1(0.1%)
単純ヘルペス
1(0.1%)
胸膜炎
1(0.1%)
帯状疱疹
8(0.6%)
アレルギー性鼻炎
1(0.1%)
一般・全身障害および投与部
25(2.0%)
位の状態
4(0.3%)
喉頭出血
1(0.1%)
無力症
1(0.1%)
口腔咽頭痛
1(0.1%)
胸部不快感
1(0.1%)
気管支炎
インフルエンザ
12(1.0%)
鼻咽頭炎
12(1.0%)
爪真菌症
1(0.1%)
胃腸障害
7(0.6%)
死亡*
1(0.1%)
中耳炎
1(0.1%)
上腹部痛
1(0.1%)
疲労
1(0.1%)
耳下腺炎
1(0.1%)
慢性胃炎
1(0.1%)
注射部位紅斑
4(0.3%)
扁桃周囲膿瘍
1(0.1%)
小腸炎
1(0.1%)
注射部位硬結
1(0.1%)
咽頭炎
2(0.2%)
悪心
3(0.2%)
注射部位疼痛
3(0.2%)
肺炎
9(0.7%)
口内炎
1(0.1%)
注射部位そう痒感
1(0.1%)
クラミジア性肺炎
1(0.1%)
歯痛
1(0.1%)
注射部位反応
肺結核
1(0.1%)
嘔吐
1(0.1%)
怠感
1(0.1%)
腎盂腎炎
2(0.2%)
肝胆道系障害
15(1.2%)
末梢性浮腫
1(0.1%)
13(1.0%)
10(0.8%)
発熱
6(0.5%)
2(0.2%)
注射部位湿疹
1(0.1%)
1(0.1%)
臨床検査
敗血症
1(0.1%)
肝機能異常
皮膚感染
1(0.1%)
肝障害
扁桃炎
1(0.1%)
薬物性肝障害
歯膿瘍
1(0.1%)
皮膚および皮下組織障害
上気道感染
5(0.4%)
脱毛症
1(0.1%)
尿路感染
2(0.2%)
寒冷蕁麻疹
1(0.1%)
細菌性関節炎
1(0.1%)
ざ瘡様皮膚炎
感染性腸炎
1(0.1%)
アレルギー性皮膚炎
細菌性肺炎
1(0.1%)
感染性脊椎炎
1(0.1%)
耳帯状疱疹
口腔ヘルペス
42(3.4%)
17(1.4%)
アラニンアミノトランスフェ
ラーゼ増加
4(0.3%)
1(0.1%)
アスパラギン酸アミノトラン
スフェラーゼ増加
1(0.1%)
2(0.2%)
血圧低下
1(0.1%)
薬疹
2(0.2%)
血圧上昇
1(0.1%)
皮膚乾燥
1(0.1%)
血中尿素増加
1(0.1%)
1(0.1%)
湿疹
4(0.3%)
C−反応性蛋白増加*
2(0.2%)
2(0.2%)
紅斑
1(0.1%)
ヘモグロビン減少
1(0.1%)
リンパ球数減少
1(0.1%)
ニューモシスチス・イロベ
チイ肺炎
4(0.3%)
ヘノッホ・シェーンライン紫
斑病*
1(0.1%)
好中球数減少
2(0.2%)
眼部単純ヘルペス
2(0.2%)
白斑
1(0.1%)
白血球数減少
1(0.1%)
良性、悪性および詳細不明の新生
物(嚢胞およびポリープを含む)
2(0.2%)
手掌紅斑
1(0.1%)
白血球数増加
2(0.2%)
そう痒症
3(0.2%)
肝酵素上昇
2(0.2%)
乳癌
1(0.1%)
発疹
11(0.9%)
細胞マーカー増加
2(0.2%)
子宮頚部癌第0期
1(0.1%)
全身性皮疹
1(0.1%)
結核菌群検査陽性
1(0.1%)
代謝および栄養障害
1(0.1%)
汗腺障害
1(0.1%)
傷害、中毒および処置合併症
1(0.1%)
食欲減退
1(0.1%)
顔面腫脹
1(0.1%)
凍瘡*
1(0.1%)
精神障害
2(0.2%)
蕁麻疹
8(0.6%)
うつ病
1(0.1%)
乾皮症
睡眠障害
1(0.1%)
全身紅斑
MedDRAのバージョン:Ver.17.1
※器官別大分類(SOC)
は発現症例数、基本語(PT)
は
1(0.1%)
発現件数を示す
1(0.1%) *使用上の注意から予測できない副作用・感染症
神経系障害
8(0.6%)
全身性そう痒症
1(0.1%)
脳梗塞*
1(0.1%)
中毒性皮疹
2(0.2%)
浮動性めまい
4(0.3%)
乾癬様皮膚炎
1(0.1%)
頭痛
3(0.2%)
筋骨格系および結合組織障害
3(0.2%)
緊張性頭痛
1(0.1%)
関節痛
1(0.1%)
眼障害
1(0.1%)
関節リウマチ
1(0.1%)
眼の異物感*
1(0.1%)
全身性エリテマトーデス
1(0.1%)
7
表13 重篤な副作用一覧
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
発現症例数
(%)
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
感染症および寄生虫症
35(2.8%)
発現症例数
(%)
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
発現症例数
(%)
子宮頚部癌第0期
1(0.1%)
乾癬様皮膚炎
1(0.1%)
気管支肺炎
1(0.1%)
神経系障害
2(0.2%)
筋骨格系および結合組織障害
1(0.1%)
気管支肺アスペルギルス症
1(0.1%)
脳梗塞*
1(0.1%)
全身性エリテマトーデス
1(0.1%)
憩室炎
1(0.1%)
頭痛
1(0.1%)
腎および尿路障害
1(0.1%)
*
帯状疱疹
8(0.6%)
呼吸器、胸郭および縦隔障害
7(0.6%)
ネフローゼ症候群
1(0.1%)
インフルエンザ
1(0.1%)
間質性肺疾患
5(0.4%)
生殖系および乳房障害
1(0.1%)
耳下腺炎
1(0.1%)
喉頭浮腫
1(0.1%)
性器出血
1(0.1%)
肺炎
9(0.7%)
胸膜炎
1(0.1%)
クラミジア性肺炎
1(0.1%)
胃腸障害
1(0.1%)
一般・全身障害および投与部
位の状態
4(0.3%)
肺結核
1(0.1%)
小腸炎
1(0.1%)
胸部不快感
1(0.1%)
腎盂腎炎
2(0.2%)
肝胆道系障害
2(0.2%)
死亡*
1(0.1%)
敗血症
1(0.1%)
肝機能異常
1(0.1%)
末梢性浮腫
1(0.1%)
尿路感染
1(0.1%)
薬物性肝障害
1(0.1%)
発熱
1(0.1%)
細菌性関節炎
1(0.1%)
皮膚および皮下組織障害
臨床検査
4(0.3%)
細菌性肺炎
1(0.1%)
アレルギー性皮膚炎
1(0.1%)
C−反応性蛋白増加*
1(0.1%)
感染性脊椎炎
1(0.1%)
薬疹
1(0.1%)
白血球数減少
1(0.1%)
耳帯状疱疹
1(0.1%)
肝酵素上昇
1(0.1%)
ニューモシスチス・イロベ
チイ肺炎
4(0.3%)
結核菌群検査陽性
1(0.1%)
眼部単純ヘルペス
1(0.1%)
良性、悪性および詳細不明の新生
物(嚢胞およびポリープを含む)
2(0.2%)
乳癌
1(0.1%)
ヘノッホ・シェーンライン紫
斑病*
10(0.8%)
1(0.1%)
MedDRAのバージョン:Ver.17.1
1(0.1%)
*使用上の注意から予測できない副作用・感染症
発疹
全身性皮疹
1(0.1%)
蕁麻疹
1(0.1%)
全身紅斑
1(0.1%)
中毒性皮疹
2(0.2%)
表14 重篤度別の感染症および寄生虫症一覧
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
感染症および寄生虫症
気管支炎
発現症例数(%)
非重篤
重篤
器官別大分類(SOC)
MedDRA基本語(PT)
全体
37(3.0%) 35(2.8%) 71(5.7%)
4(0.3%)
発現症例数(%)
非重篤
重篤
全体
クラミジア性肺炎
1(0.1%)
1(0.1%)
4(0.3%)
肺結核
1(0.1%)
1(0.1%)
気管支肺炎
1(0.1%)
1(0.1%)
腎盂腎炎
2(0.2%)
2(0.2%)
気管支肺アスペルギル
ス症
1(0.1%)
1(0.1%)
憩室炎
1(0.1%)
せつ
1(0.1%)
1(0.1%)
敗血症
1(0.1%)
皮膚感染
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.1%)
2(0.2%)
扁桃炎
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.1%)
歯膿瘍
1(0.1%)
1(0.1%)
胃腸炎
1(0.1%)
1(0.1%)
上気道感染
5(0.4%)
単純ヘルペス
1(0.1%)
1(0.1%)
尿路感染
1(0.1%)
8(0.6%)
細菌性関節炎
4(0.3%)
感染性腸炎
11(0.9%)
細菌性肺炎
1(0.1%)
1(0.1%)
帯状疱疹
インフルエンザ
8(0.6%)
3(0.2%)
1(0.1%)
5(0.4%)
1(0.1%)
2(0.2%)
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.1%)
鼻咽頭炎
11(0.9%)
爪真菌症
1(0.1%)
1(0.1%)
感染性脊椎炎
1(0.1%)
1(0.1%)
中耳炎
1(0.1%)
1(0.1%)
耳帯状疱疹
1(0.1%)
1(0.1%)
耳下腺炎
1(0.1%)
口腔ヘルペス
扁桃周囲膿瘍
1(0.1%)
1(0.1%)
咽頭炎
2(0.2%)
2(0.2%)
ニューモシスチス・イロ
ベチイ肺炎
9(0.7%)
眼部単純ヘルペス
肺炎
1(0.1%)
9(0.7%)
2(0.2%)
1
(0.1%)
2(0.2%)
4(0.3%)
4(0.3%)
1(0.1%)
2(0.2%)
MedDRAのバージョン:Ver.17.1
8
表15 重篤な副作用の転帰
転帰
件数
回復
38
軽快
29
未回復
5
死亡
1
表16 重点調査項目副作用一覧
発現件数
非重篤
重篤
全体
感染症
42
37
79
結核
N/A
2 ※
アレルギー反応
49
間質性肺炎
N/A
自己免疫疾患
N/A
脱髄性疾患
N/A
心不全
N/A
悪性腫瘍
N/A
汎血球減少
N/A
肝機能障害
20
7
2
※※
56
5
1
5
※※※
1
N/A
N/A
N/A
N/A
2
※※※※
2
N/A
N/A
3
23
※肺結核、T-Spot陽転が各1件
※※喉頭浮腫が2件、全身紅斑、蕁麻疹、全身性皮疹、胸部不快感、発疹が各1件
※※※全身性エリテマトーデスが1件
※※※※乳癌、子宮頚部癌第0期が各1件
表17 ローディング♯の有無別副作用発現状況
6週以内
ローディング
有
6週超
ローディング
無
ローディング
有
症例数
983
268
961
副作用発現症例数(%)
79(8.0%)
23(8.6%)
75(7.8%)
19(1.9%)
6(2.2%)
副作用の種類
感染症および寄生虫症
40(4.2%)
1(0.1%)
2(0.7%)
1(0.1%)
4(0.4%)
1(0.1%)
血管障害
1(0.1%)
呼吸器、胸郭および縦隔障害
8(0.8%)
1(0.4%)
2(0.2%)
胃腸障害
3(0.3%)
2(0.7%)
2(0.2%)
7(0.7%)
1(0.4%)
7(0.7%)
23(2.3%)
4(1.5%)
13(1.4%)
2(0.2%)
8(3.1%)
58(5.9%)
13(4.9%)
2(0.2%)
1(0.4%)
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.4%)
5(0.5%)
3(1.1%)
2(0.2%)
2(0.8%)
10(1.0%)
2(0.7%)
5(0.5%)
2(0.7%)
1(0.4%)
13(1.3%)
2(0.7%)
2(0.8%)
35(3.6%)
7(2.6%)
1(0.4%)
2(0.2%)
1(0.4%)
1(0.1%)
2(0.2%)
1(0.4%)
1(0.1%)
1(0.1%)
1(0.4%)
15(1.5%)
6(2.2%)
5(0.5%)
19(1.9%)
6(2.2%)
9(0.9%)
2(0.7%)
5(0.5%)
14(1.4%)
3(1.1%)
生殖系および乳房障害
臨床検査
268
35(13.1%)
1(0.1%)
筋骨格系および結合組織障害
一般・全身障害および投与部位の
状態
ローディング
無
1(0.1%)
1(0.4%)
眼障害
腎および尿路障害
983
1(0.1%)
神経系障害
皮膚および皮下組織障害
259
17(6.6%) 145(14.8%)
2(0.2%)
精神障害
肝胆道系障害
ローディング
有
副作用の種類別発現症例数(%)
良性、悪性および詳細不明の新生物
(嚢胞およびポリープを含む)
代謝および栄養障害
合計
ローディング
無
傷害、中毒および処置合併症
1(0.1%)
2(0.8%)
1(0.1%)
♯本剤1回400mgを初回投与、2週後、4週後に投与された症例、
またはその途中で中止された症例をローディング「有」、その他の投与方法の症例をローディ
ング「無」
と定義した
9
(’
15年10月印刷)
INF-KA
CIM19003A01
CZP-PRM-042786