京都橘大学における研究費不正使用の通報ならびに 調査に関する規程

京都橘大学における研究費不正使用の通報ならびに
調査に関する規程
(2008 年 3 月 24 日 制 定 )
最 近 改 正 2015 年 2 月 23 日
(目的)
第1条
こ の 規 程 は 、 京 都 橘 大 学 ( 以 下 「 本 学 」 と い う 。) に お け る 研 究 費 不 正 使 用 に 関 す る
通報の処理体制および通報者の保護その他通報に関し必要な事項を定める。
(定義)
第2条
こ の 規 程 に お い て 通 報 と は 、本 学 の 職 員 等 が 研 究 費 管 理 規 程 に 定 め ら れ た 研 究 費 の 使
用 に あ た っ て 行 っ た 不 正 行 為 を 通 報 す る こ と を い い 、研 究 費 と は 、京 都 橘 大 学 研 究 費 管 理 規
程第 2 条各号に定めるものをいう。
(通報の手段)
第3条
通報の手段は、手紙、電子メール等によるものとする。
(通報窓口)
第4条
通報窓口は、統括管理責任者である副学長とする。
(通報処理)
第5条
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副学長は、通報内容を直ちに最高管理責任者である学長に報告しなければならない。
学 長 は 、通 報 内 容 の 取 扱 い に 関 し 、統 括 管 理 責 任 者 で あ る 副 学 長 、コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進
責任者である学術情報部長、各学部長、各研究科長、大学事務局長と協議する。
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学 長 は 、研 究 費 に か か る 通 報 等( 報 道 や 会 計 検 査 院 等 の 外 部 機 関 か ら の 指 摘 を 含 む )を 受
け た 場 合 は 、 通 報 等 の 受 付 か ら 30 日 以 内 に 、 通 報 等 の 内 容 の 合 理 性 を 確 認 し 調 査 の 要 否 を
判断するとともに、当該調査の要否を配分機関に報告しなければならない。
(調査委員会)
第6条
前 条 2 項 の 協 議 に よ り 、 学 長 は 調 査 の た め 、 調 査 委 員 会 ( 以 下 、「 委 員 会 」 と い う 。)
を 設 置 す る 。委 員 会 は 、公 正 か つ 透 明 性 の 確 保 の 観 点 か ら 、本 学 に 属 さ な い 第 三 者( 弁 護 士 、
公認会計士等)を含む。
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委 員 会 は 、次 の 各 号 に 掲 げ る 委 員 を も っ て 組 織 し 、学 長 が 任 命 す る 。た だ し 、被 通 報 者 ま
た は 当 該 不 正 使 用 へ の 関 与 が 疑 わ れ る 者 と 利 害 関 係 が あ る と 認 め ら れ た 者 は 、委 員 と な る こ
とができない。
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(1)
副学長
(2)
被通報者が所属する学部または研究科の長
(3)
被 通 報 者 の 研 究 分 野 に 精 通 す る 研 究 者 ( 学 内 、 学 外 を 問 わ な い 。)
(4)
本学に属さない第三者(弁護士、公認会計士等)
(5)
その他学長が必要と認める者
若干名
若干名
第 2 項 第 4 号 の 調 査 委 員 は 、本 学 お よ び 通 報 者 、被 通 報 者 と 直 接 の 利 害 関 係 を 有 し な い 者
でなければならない。
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委員会に委員長を置き、第 2 項各号に規定する委員の中から学長が指名する。
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委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長の指名した委員が、その職務を代行する。
(調査)
第7条
委員会は、当該通報の内容等について速やかに調査を行うものとする。
2
調査は、関係資料の提出その他調査の実施上必要な協力を求めることにより実施する。
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調 査 の 実 施 に 当 た っ て は 、通 報 者 の 秘 密 を 守 る た め 、通 報 者 が 特 定 さ れ な い よ う 、調 査 の
方法に十分配慮しなければならない。
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(2015/2/23 改定)
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研 究 費 の 調 査 に あ た っ て は 、調 査 の 実 施 に 際 し 、調 査 方 針 、調 査 対 象 お よ び 方 法 等 に つ い
て配分機関に報告、協議しなければならない。
(調査の協力義務)
第8条
各 部 署 お よ び 職 員 は 、前 条 第 2 項 の 規 定 に よ り 調 査 の 実 施 上 必 要 な 協 力 を 求 め ら れ た
場合は、正当な理由なくこれを拒否することができない。
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研 究 費 の 調 査 に あ た っ て は 、調 査 に 支 障 が あ る 等 、正 当 な 理 由 が あ る 場 合 を 除 き 、配 分 機
関 の 求 め に よ り 、当 該 事 案 に 係 る 資 料 の 提 出 ま た は 閲 覧 、現 地 調 査 に 応 じ な け れ ば な ら な い 。
(調査中における一時的執行停止)
第8条の2
学 長 は 、必 要 に 応 じ て 、被 通 報 者 等 の 調 査 対 象 と な っ て い る 者 に 対 し 、調 査 対 象
制度の研究費の使用停止を命ずる。
(調査結果の報告および通知)
第9条
調 査 委 員 会 は 、不 正 の 有 無 お よ び 不 正 の 内 容 、関 与 し た 者 お よ び そ の 関 与 の 程 度 、不
正 使 用 の 相 当 額 等 に つ い て 認 定 す る 。委 員 長 は 、調 査 の 結 果 を 学 長 に 報 告 す る と と も に 、通
報 者 に 対 し 、通 報 さ れ た 職 員 の 信 用 、名 誉 お よ び プ ラ イ バ シ ー 等 に 配 慮 し つ つ 、文 書 に よ り
通知するものとする。
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研 究 費 の 調 査 に あ た っ て は 、 通 報 等 の 受 付 か ら 210 日 以 内 に 、 調 査 結 果 、 不 正 発 生 要 因 、
不 正 に 関 与 し た 者 が か か わ る 他 の 競 争 的 資 金 等 に お け る 管 理・監 査 体 制 の 状 況 、再 発 防 止 計
画 等 を 含 む 最 終 報 告 書 を 配 分 機 関 に 提 出 す る 。期 限 ま で に 調 査 が 完 了 し な い 場 合 で あ っ て も 、
調査の中間報告を配分機関に提出する。
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研 究 費 の 調 査 に あ た っ て は 、調 査 の 過 程 で あ っ て も 、不 正 の 事 実 が 一 部 で も 確 認 さ れ た 場
合には、速やかに認定し、配分機関に報告する。
4
研 究 費 の 調 査 に あ た っ て は 、配 分 機 関 の 求 め に 応 じ 、調 査 の 終 了 前 で あ っ て も 、調 査 の 進
捗状況および調査の中間報告を当該配分機関に提出する。
(懲罰)
第9条の2
2
不 正 に 関 与 し た 者 に は そ の 悪 質 性 に 応 じ 、解 雇 、降 格 、減 給 そ の 他 の 処 分 を 行 う 。
関 与 し た 不 正 が 私 的 流 用 な ど 、行 為 の 悪 質 性 が 高 い 場 合 に は 、刑 事 告 発 や 民 事 訴 訟 な ど の
措置をとることがある。
3
研 究 費 管 理 規 程 第 3 条 各 号 に 定 め る 各 責 任 者 の 管 理 監 督 の 責 任 が 十 分 に 果 た さ れ ず 、結 果
的に不正を招いた場合には処分の対象となる。
(調査結果の公表)
第9条の3
調 査 の 結 果 、不 正 を 認 定 し た 場 合 は 、速 や か に 調 査 結 果 を 公 表 す る 。公 表 す る 内
容 は 、不 正 に 関 与 し た 者 の 氏 名・所 属 、不 正 の 内 容 、本 学 が 公 表 時 ま で に 行 っ た 措 置 の 内 容 、
調 査 委 員 の 氏 名 ・所 属 、調 査 の 方 法・手 順 等 と す る 。た だ し 、合 理 的 な 理 由 が あ る 場 合 に は 、
不正に関与した者の氏名・所属などを非公表とすることができる。
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発 生 し た 不 正 の 調 査 結 果 は 、再 発 防 止 の 観 点 か ら 、処 分 も 含 め て 、本 学 構 成 員 に 周 知 す る 。
(是正措置)
第 10 条
学長は、調査の結果、通報対象事実があると認められるときは、速やかに是正措置
及び再発防止措置を講じなければならない。
(秘密保持)
第 11 条
委員会委員およびその他通報の処理に関与した者は、職務上知り得た秘密を漏らし
てはならない。その職を退いた場合も同様とする。
(通報者等の保護)
第 12 条
学長は、通報者が通報したことを理由として、当該通報者等に対して解雇その他不
利益な取扱いを一切してはならない。
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学 長 は 、通 報 者 及 び 調 査 協 力 を 行 っ た 者 が 、そ の こ と を 理 由 と し て 、そ の 者 の 職 場 環 境 が
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(2015/2/23 改定)
悪化することのないように、適切な措置を講じなければならない。
(法令との関係)
第 13 条
この規程に定めのない事項については、関係法令の定めるところによる。
(事務主管)
第 14 条
この規程に関する事務主管は、学術振興課とする。ただし、第 9 条の 2 に関する事
項の主管は総務課とする。
(雑則)
第 15 条
こ の 規 程 に 定 め る も の の ほ か 通 報 の 処 理 等 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、学 長 が 別 に 定 め る 。
(改廃)
第 16 条
この規程の改廃は、大学評議会の議を経て学長が行う。
附
則
こ の 規 程 は 、 2008 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
附
則
こ の 規 程 は 、 2008 年 5 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
附
則
こ の 規 程 は 、 2015 年 3 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 た だ し 、 2014 年 度 執 行 分 の 科 学 研 究 費
助成事業の処理より適用する。
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(2015/2/23 改定)