岩手県立博物館 古美術コーナー 特集展示 岩手県立博物館 2 階総合展示室の古美術コーナーで、日本画 せいそん 家藤島静村(1863-1935)の作品 11 点を紹介しています。 まるやましじょう 文久 3 年(1863)盛岡に生まれた静村は、円山四条派の流れを げっそん せっ さ たく ま くむ川口月村(1845-1904)に学び、一門の仲間たちと切磋琢磨し けんさん ながら研鑽を積みました。中央画壇での活躍を期して明治 32 年 (1899)に上京、同 40 年(1907)には日本美術協会第 41 回美術展 覧会で三等賞銅牌、宮内省買上げの栄誉を得ています。 静村は後半生を旅絵師として過ごし、北陸や大阪などに作品 を残しましたが、たびたび帰郷して岩手の人々とも交遊し、後 進を指導したことが知られています。 画業に生きた静村の姿はその子どもたちにも影響を与えたと がい じ ろう いわれ、東京大学名誉教授をつとめた次男亥 治 郎 (1899-2002) は、建築史家として平泉の学術調査等に大きく貢献しました。 【展示作品】 藤島静村筆「山水図」 絹本墨画、掛幅 (当館蔵) 藤島静村筆「秋雀図」 紙本着色、襖 (当館寄託) 藤島静村筆「達磨図」 紙本墨画、掛幅 (当館蔵) 川口月村筆「人物図」 紙本墨画、巻子 (当館蔵) ほか 古美術コーナー展示風景 開館時間 9:30~16:30 (入館は 16:00 まで) 休 館 日 月曜日(月曜が休日の場合は開館し、翌平日休館。) ※8月3日・8月10日は臨時開館 9月1日(火)~9月10日(木) [資料整理日] 入 館 料 一般310円 大学生140円 高校生以下無料
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