京都市交通局 災害時に全駅で飲料水を無償提供! ~防災の日に災害

◎京都市交通局
災害時に全駅で飲料水を無償提供!
~防災の日に災害対応型自動販売機設置~
京都市交通局では、災害対応型自動販売機を地下鉄全駅に設置することとし、防災の日である9月1
日に全31駅(35台)に設置しました。
災害対応型自動販売機とは、地震や風水害といっ
た大規模災害が発生した際に、被災者に対して自動
販売機内の飲料水を無償で提供することができる自
動販売機で、平成15年3月に埼玉県上尾市で第1
号機が設置されて以来、市町村役場や、公共施設等
を中心に設置され始めています。
京都市営地下鉄ではこれまで、自動販売機の設置に
ついて道路管理者の許可が得られず、ほとんどの駅で
自動販売機を設置することができませんでした。しかし、
災害対応型自動販売機という、通常の自動販売機では
ない、社会貢献型の自動販売機という観点から協議を
重ねた結果、有事の際の対応策として有効であることが
認められ、設置の許可を得ることができました。
設置するにあたっては、飲料水メーカーやベンダー、
自動販売機メーカーなど30社に対し、公募に至る経過
と主旨を説明し、コンペ方式による事業者選定を行い、総
写真①
合評価が一番高かった「近畿コカ・コーラボトリング株式会
災害対応型自動販売機
(烏丸線松ヶ崎駅)
社」を事業パートナーに決定し、設置しました。
今回設置した自動販売機(写真①)は、照明部分をLEDにするなど、従来の機種と比較して消費電
力を約40%抑えることに成功した環境配慮型のもので、「京都議定書」の発信地である京都市のイメー
ジにもマッチしたものとなっています。
全ての駅に災害対応型自動販売機を設置す
るのは、本市地下鉄が全国で初めてとなります。
また、売上の一部は当局の収入となり、全駅
設置により、年間約6,000万円の収入を見込ん
でいます。
写真②
防災の日に合わせて設置したこ
とで,地元紙やNHKなど,複数のマスコ
ミから取材を受け,パブリシティ効果を得
られました。(東西線京都市役所前駅)
役所前駅)