2015 AUTOBACS SUPER GT Round.5 IN SUZUKA 1000km RACE 予選19番手からの追い上げ。決勝6位でポイント獲得 8/29(土) 公式練習 9:20~ 予選 14:30~ 天候:曇り 路面:ドライ 公式練習 9:20~ 気温24℃ 路温25℃ 前戦富士での2位表彰台により勢いに乗るLEON RACING。 昨年表彰台を狙えるポジションにいながら惜しくもリタイヤとなった伝統の鈴鹿1000kmに、万全の体制で挑む。 テストでのデータをベースとし作り上げられたマシンはコースインと共に快調に周回を重ねる。 流れるような走りを要求される鈴鹿サーキットを速く周回する武器は軽さ。 しかし、前戦のポイントでLEON SLSはハンディウエイトが以前の倍以上となり、 他車に比べ思ったようにタイムを縮められない。 あくまで、1000kmという長丁場をターゲットとしていたチームは焦らず、淡々とメニューをこなしていく。 LEON SLSは決勝レースへの好材料を手にし、11番手で公式練習を終えた。 公式予選 Q1 14:30~ 気温27℃ 路温32℃ 日差しに恵まれない曇天のなか、黒澤選手のドライブによる予選Q1が開始された。 少しでも良い状況でアタックをするため数分間待機し、コースイン。 ひとつひとつのコーナーを丁寧にクリアし、ゆったりとしたペースでタイヤに熱を入れる。 黒澤選手のアタック直前の合図だ。 計測3周目にアタックを開始し2'00.466のタイムで13番手。 トップはレコードタイムを記録し、ライバル達はベストタイムを更新していく。 黒澤選手はアタックを続けたがタイムを更新できず下位に沈んでしまう。 重量に苦しむLEON SLSは19番手。Q1敗退となってしまった。 明日の決勝は1000kmの長距離レース、19番手と後方からのスタートとなってしまったが、 雨との予報もあり、着実に走ることが出来れば結果は必ずついてくる。 8/30(日) 決勝12:30~ 天候:雨/曇り 路面:ウエット/ドライ 決勝レース 12:30~ スタート前 気温26℃ 路温28℃ / レース途中 気温28℃ 路温37℃ / レース終盤 気温26℃ 路温29℃ 曇り空の鈴鹿サーキット。昨晩から降り続いた雨は一旦止んだが、コースはフルウエット。 予報では天候は回復方向だが予想できない天気。 通常なら朝のフリー走行が30分あるが、そのフリー走行が無い。代わりに決勝スタート前に20分間の走行時間が設けられた。 両ドライバーは20分の間にコース状況、タイヤ、マシンの最終確認を行った。 再び雨がサーキットをたたき始めるなか12:30決勝がスタート。 今回は蒲生選手がスタートを担当。ここからLEON SLSの巻き返しが始まる。 絶妙なスタートを切ったLEON SLSは1周目に4台を抜き15位に、2周目にもう1台抜き14位、 4周目には13位と周回を重ねるたびにポジションを上げていった。 雨が降る悪条件のなか、蒲生選手の果敢なドライビングは続き、9周目に9位、24周目には8位まで浮上する。 31周目に1回目のピットイン。給油、タイヤ交換を行い黒澤選手にドライバーチェンジ。 全車1回目のピットイン終了時点でLEON SLSは10位を走行するも その後、2台に抜かれてしまい12位に順位を落としてしまう。しかし前車に離されることなく周回を重ねる。 46周目あたりから雨は止み、雲が切れ、コースが乾き始めると、周りが慌ただしく動き始め 数台のマシンがピットインしドライタイヤを履いて出ていく。 56周目に2回目のピットイン。給油、タイヤ交換を行い再び蒲生選手にドライバーチェンジ、ドライタイヤでコースインする。 ところが、すぐにセーフティーカーが導入されてしまう。レースが再開された時点でLEON SLSは12位を走行。 67周目に再びセーフティーカーが導入され、レースが再開されたときにアクシデントが起きてしまう。 前を走るマシンがトラブルによりエンジンストール、それを避けきれずに前のマシンを押し出すような形となってしまい、 80周目にその行為が危険行為とみなされドライブスルーペナルティを課されてしまう。 95周目に3回目のピット作業を行い、LEON SLSは12位でコースに戻る。 黒澤選手は遅れを取り戻すべく果敢に走行し、98周目に1台、115周目にもう1台抜き9位まで挽回する。 123周目に最後のピット作業を行い、蒲生選手にマシンを託す。 レースも終盤に入り辛い状況のなか、蒲生選手の猛追が始まる。 LEON SLSはコースに戻るとすぐに1台抜き8位に。 前を走る車両とのギャップを毎周縮め141周目に1台抜き去り7位。 その勢いは止まることなく6番手のマシンに襲いかかった。 バトルは数周にも続いたが、144周目に6番手争いに勝ちLEON SLSは6位まで浮上した。 その後、ポジションを明け渡すことなくチェッカーを受け、LEON SLSは5時間55分という長いレースを6位で終えた。 ミスのないレースとはいかなかったが、全員が正確に仕事をして獲た結果だった。 ※溝田 唯司エンジニア 前回の富士で2位になった事で、ハンディウエイトも50Kgと想定よりも重くなってしまいましたが 事前テストでもそれなりに積んでいたので、車のバランスは大きくは外していなかったと思います。 ただ、気温・路面温度が想定よりも低く、予選に於いてのパフォーマンスは十分ではありませんでした。 予選は19番手と沈んでしまいましたが、長いレースなのでチームとしてミス無く走れば上位に行けると言う 思いが全員にありました。 スタートは今回初めて蒲生選手に行って貰いました。 今回初めて履くウエットタイヤであったりと不安がありましたが、我々の期待以上のスタートをしてくれて その後も着実に順位を上げてくれました。 途中、セーフティーカーが2回入り1度目のセーフティーカーが入る前に黒澤選手から蒲生選手に変わっており ベストのタイミングだったと思ったんですが、そうでも無かったです。 2回目の再スタート直後に蒲生選手が前車を押しだしてしまい、その後ドライブスルーのペナルティーを受けました。 最終スティントはバトルに勝ち、なんとか6位でゴールする事が出来ました。 JAF-GT,マザーシャーシが速いですが、菅生も頑張ります。 ※黒澤 治樹選手 事前テストのおかげでセットアップは順調にいきました。 しかし、予選はライバル達のタイムに追いつけずQ1で落ちてしまいました。 決勝は1000kmと長いレースでしたので、他のチームの動向よりも 自分たちのレースに集中すれば結果はついてくると思っていました。 最後まで安定したペースで走れましたが、ライバル達と比べると やはりスピードが足りなかったです。 次戦の菅生は予選、決勝ともにスピードを上げてチーム一丸となり 勝利をつかみたいと思います。応援宜しくお願いします。 ※蒲生 尚弥選手 1000kmということで、予選よりも決勝を重視して準備していたので 予選は下位になりましたが決勝では追い上げる自信がありました。 決勝はウエットからドライになる展開で、どちらの路面状況でも いいペースで走ることができ、順位も上げることができました。 しかし途中で接触やペナルティーでロスをしてしまいました。 結果、6位になれてポイントも獲得できたので 良いレースだったと思います。 次戦菅生は、ミスなく走れるように頑張ります。
© Copyright 2024 ExpyDoc