copyright@koreyabasensei . . . 物理のこれだけはできないと「やばい」問題集 No.4 落体の運動編 "zl}g0/9 1 次の文章を読み,各問いに答えよ。 地面からの高さが h[m]の場所から物体を静かに落とした。重力加速度を g[m/s2]とする。 (1) 下向きを正として初速度と加速度を求めよ。 (2) 物体を離してから地面に到達するまでにかかる時間を求めよ。 (3) 物体が地面に衝突する直前の速さを求めよ。 2 h[m] 可 不 次の文章を読み,各問いに答えよ。 深さの分からない井戸に物体を自由落下させた。落下させてから 3.0[s]後に井戸の底と物体がぶつかった 音が聞こえた。重力加速度を 9.8[ m/s2]とする。ただし,音の速さはとても大きく,物体が井戸の底とぶつ かると同時に音が聞こえるものとする。また,答えは有効数字2桁で答えよ。 (1) 鉛直下向きを正として初速度と加速度を求めよ。 (2) 井戸の深さを求めよ。 (3) 井戸の底に到達する直前での物体の速さを求めよ。 3 載 次の文章を読み,各問いに答えよ。 ある場所から小球Aを自由落下させた。それから 1.0[s]後に同じ場所から小球Bを投げ下ろしたところ, Bを投げてから 2.0[s]後にBはAにおいついた。重力加速度を 9.8[m/s2]とする。ただし,答えは有効数字 2桁で答えよ。 転 (1) BがAにおいつくまでの落下距離はいくらか。 (2) BがAにおいついたときのAの速さはいくらか。 (3) Bの初速度の大きさはいくらか。 4 次の文章を読み,各問いに答えよ。 地面から初速度 v[m/s]で物体を鉛直上向きに投げ上げた。このときの時刻を 0[s]とし,重力加速度を g [m/s2]とする。 最高点 (1) 物体が最高点に到達する時刻を求めよ。 (2) 地面からみた最高点の高さを求めよ。 (3) 物体が地面に戻ってくる時刻を求めよ。 (4) 物体が地面に戻ってきたときの速さを求めよ。 v[m/s] -1- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 5 次の文章を読み,各問いに答えよ。ただし,答えは有効数字2桁で答えよ。 地面から高さ 19.6[m]の場所から物体を鉛直上向きに初速度 14.7[m/s]で投げ上げた。このときの時刻を 0 [s]とし,重力加速度を 9.8[m/s2]とする。 (1) 物体が最高点に達するまでの時刻を求めよ。 (2) 物体が地面に達する時刻を求めよ。 (3) 物体が地面に達する直前の速さを求めよ。 最高点 14.7[m/s] 19.6[m] 地面 6 可 不 次の文章を読み,各問いに答えよ。 地面から高さ h[m]の場所から物体Aを静かに落とすと同時に,地面から初速度 v[m/s]で鉛直上向きに物 体Bを投げ上げた。このときの時刻を 0[s]とする。重力加速度を g[m/s2]とする。 (1) 時刻 t[s]までに物体Aが進んだ距離を求めよ。 (2) 時刻 t[s]までに物体Bが進んだ距離を求めよ。 (3) (4) 時刻 t[s]での物体Bから見た物体Aの速度を求めよ。 物体AとBが衝突した時刻を求めよ。 7 A h[m] v[m/s] B 載 転 次の文章を読み,各問いに答えよ。 地面から高さ h[m]の場所から物体Aを初速度 v[m/s]で鉛直上向きに,地面から初速度 V[m/s](V > v) で鉛直上向きに物体Bを投げ上げた。このときの時刻を 0[s]とする。重力加速度を g[m/s2]とする。 (1) 時刻 t[s]までの物体Aの変位を求めよ。 (2) 時刻 t[s]までの物体Bの変位を求めよ。 (3) 時刻 t[s]での物体Bから見た物体Aの速度を求めよ。 (4) 物体AとBが衝突する時刻を求めよ。 (5) 物体Aが最高点に到達するまでにBと衝突した。 A V が満たすべき条件を求めよ。 v[m/s] h[m] V[m] B -2- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 8 次の文章を読み,各問いに答えよ。 高さ 19.6[m]のビルの屋上から水平方向に 14.7[m/s]の初速度でボールを投げた。ただし,重力加速度を 9.8[m/s2]とし,答えは有効数字2桁で答えよ。 14.7[m/s] x 成分 y 成分 v0 19.6[m] a (1) ボールが投げられてから地面に達するまでの時間を求めよ。 (2) ボールが水平方向に飛んだ距離を求めよ。 (3) 地面に達する直前のボールの速さを求めよ。 9 可 不 次の文章を読み,各問いに答えよ。 高さ H[m]のビルの屋上から水平方向に v[m/s]の初速度でボールを投げた。ただし,重力加速度を g[m/s2] とする。 v[m/s] x 成分 y 成分 v0 a H[m] 載 (1) ボールが投げられてから地面に達するまでの時間を求めよ。 (2) ボールが水平方向に飛んだ距離を求めよ。 (3) 地面に達する直前のボールの速さを求めよ。 (4) 地面に達する直前のボールの速度と地面のなす角度を q として,tanq を求めよ。 転 10 次の文章を読み,各問いに答えよ。 ビルの屋上から水平方向にボールを投げたところ,T[s]後にビルから L[m]離れた場所に落下した。ただ し,重力加速度を g[m/s2]とする。 x 成分 y 成分 v0 a (1) ボールの初速度を求めよ。 (2) (3) 地面に達する直前のボールの速さを求めよ。 地面に達する直前のボールの速度の向きと地面とのなす角を q とし L[m] て,tanq を求めよ。 -3- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 11 次の文章を読み,各問いに答えよ。 図のように,点Oから水平方向からの仰角 q,初速度 v[m/s]で物体を投げた。このあと,最高点Aを通り 点Bに着地した。ただし,重力加速度を g[m/s2]とする。 x 成分 y 成分 v0 A a v[m/s] (1) 初速度の水平,鉛直成分を求めよ。 (2) 点Aの地面からの高さを求めよ。 (3) 点Aでの物体の速さを求めよ。 (4) (5) 点Oから点Bまでの距離(飛距離)を求めよ。 仰角 q が何度のときに飛距離が最大になるか。 12 最高点 q O B 可 不 次の文章を読み,各問いに答えよ。 図のように,点Oから水平方向からの仰角 60 °,初速度 19.6[m/s]で物体を投げた。このとき,点Aで 最高点を通り点Bに着地した。ただし,重力加速度を 9.8[m/s2]とする。 x 成分 A y 成分 v0 a 載 (1) 点Aの地面からの高さを求めよ。 (2) 点Aでの物体の速さを求めよ。 (3) 点Oから点Bまでの距離(飛距離)を求めよ。 転 13 最高点 19.6[m/s] O 60° B 【チャレンジ問題】 次の文章を読み,各問いに答えよ。 鉛直な壁面から水平に 10[m]離れた床上のある点から小球を投げたところ,壁面上の高さ 10[m]のとこ ろに垂直に当たった。ただし,重力加速度を 9.8[m/s2]とする。 x 成分 y 成分 v0 10[m] a (1) (2) (3) 小球を投げてから壁面に当たるまでの時間を求めよ。 小球に与えた初速度の向きと地面のなす角を q とし,tanq を求め よ。 10[m] 小球に与えた初速度の大きさを求めよ。 -4- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 14 次の文章を読み,各問いに答えよ。 球Bを時刻 0[s]に初速度 v[m/s],水平方向からの仰角 q で原点Oから打ち出す。これと同時にAを天井に つるしていた糸を切る。その後,AとBが衝突した。ただし,Oを原点とし,水平方向に x 軸を,鉛直方向 に y 軸をとる。また,時刻 0[s]でのAの x 座標を l[m],y 座標を h[m]とし,重力加速度を g[m/s2]とする。 y x 成分 y 成分 a v[m/s] (1) 打ち出された球Bが,Aの落ちる軌道を横切る時刻を求めよ。 (2) (1)で求めた時刻での球Aの y 座標を求めよ。 (3) (4) (1)で求めた時刻での球Bの y 座標を求めよ。 (2)と(3)の関係で正しいものを次から選び答えよ。 ア. (2)>(3) イ. (2)=(3) ウ. q B l O x (2)<(3) (5) (4)の結果から球AとBが衝突するとき,tanq の値を求めよ。。 (6) この衝突が点Oより上方(y > 0)でおこるための v の条件を求めよ。 15 A h v0 可 不 次の文章を読み,各問いに答えよ。 図のような水平な面と傾角 45 °の斜面が点Oでつながっている。水平な面上を物体が一定の速さ v[m/s] 載 で直進し,時刻 0[s]で点Oから水平方向に飛び出した。物体が傾斜角 45 °の斜面上に落下するまでの運動 について考える。ただし,点Oを原点とし,水平方向に x 座標を,鉛直方向に y 座標をとる。また,重力加 y 速度を g[m/s2]とする。 転 x 成分 v0 a y 成分 (1) (2) 時刻 t[s]での物体の x 座標を求めよ。 時刻 t[s]での物体の y 座標を求めよ。 (3) 軌道方程式,すなわち,y を x の関数とした式を導け。 (4) 斜面上に落下した地点の x 座標を求めよ。 v x O 45° -5- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 16 次の文章を読み,各問いに答えよ。 一定の速さ V[m/s]で鉛直上向きに上昇している気球内の人が,その人から見て鉛直上向きの速さ v[m/s] で物体を投げ上げた。このあと,落ちて来た物体を気球内の人が受け取った。ただし,物体を投げ上げる前 後で気球の上昇速度は変わらず,また,重力加速度を g[m/s2]とする。 以下の問題は地上で静止している人から見た場合で答えよ。 (1) 投げ上げたときの物体の速度を求めよ。 (2) 物体が最高点に到達するのは,投げてから何秒後か。 (3) 気球内の人が物体を受け取るのは,投げてから何秒後か。 (4) 物体を投げてから受け取るまでに気球が上昇した距離を V(一定) V(一定) 求めよ。 以下の問題は気球内の人から見た場合で答えよ。 (5) 投げ上げてから t[s]後の物体の速さを求めよ。 (6) 物体が最高点に到達するのは,投げてから何秒後か。 (7) 気球内の人が物体を受け取るのは,投げてから何秒後か。 可 不 載 転 -6- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 1 初速度 0[m/s],加速度 g[m/s2] 1 (S=v0t+ at2 )より, 2 (1) (2) h= 1 gt2 2 Û t= 2h g [s ] (v=v0+at )より, (3) g 2h = 2gh [m/s] g または,(v2-v02=2aS )より,求める速さを v とすると, v2=2ghÛv= 2gh ※3公式の1つ(v2-v02=2aS )は,他の2つの式と比べて式的に意味はない。ただ,時間を使うことが なければ使用でき,かつ,計算が楽になるといったものである。速く正確に解くためにも使い分けできる ようにしたい。 可 不 2 (1) (2) 初速度 0[m/s],加速度 g[m/s2] 1 (S=v0t+ at2 )より, 2 1 × 9.8× 32=44.1→4.4× 10 [m] 2 (3) (v=v0+at )より, 載 9.8× 3=29.4→2.9× 10 [m/s] 3 (1) (S=v0t+ 1 at2 )より, 2 転 1 × 9.8× 32=44.1→4.4× 10 [m] 2 (2) (v=v0+at )より, 9.8× 3=29.4→ 2.9× 10 [m/s] (3) 追いついた時のAとBの落下距離が等しいことから考える。Bの初速度を v として,(S=v0t+ 1 at2 ) 2 より, 1 1 × 9.8× 32=v× 2+ × 9.8× 22 2 2 v=12.25→1.2× 10 -7- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 4 (1) (2) 最高点では折り返し地点となり,速さが 0 となる。したがって,(v=v0+at )より, v 0=v+(-g)tÛt= g (1)で求めた時刻を用いて,( S=v0t+ h=v× v 1 v + (-g) g 2 g 2 = 1 at2 )より,最高点の高さを h として, 2 v2 2g または,(v2-v02=2aS )より, v2 v2=2ghÛh= 2g (3) 地面に戻ってくるので変位が 0 となる。したがって,(v=v0+at )より, 1 2v 0=vt- gt2Ût= [s] 2 g 可 不 または,運動の対称性から,(1)で求めた時間の 2 倍になることから求める。 (4) (3)で求めた時刻から,(v=v0+at )より, 2v 2v v× +(-g)× =-v g g 速さなので,答えは v[m/s]となる。 5 (1) 載 最高点では折り返し地点となり,速さが 0 となる。したがって,(v=v0+at )より, 0=14.7+(-9.8)× tÛt=1.5 [s] (2) 上向きを正として考えると,変位が-19.6 になることに注意して,( S=v0t+ 転 -19.6=14.7t+ 1 at2 )より, 2 1 (-9.8)t2Û(t-4)(t+1)=0Ût=4,-1 2 題意から考えて,答えは 4.0[s]となる。 (3) (2)で求めた答えと,(v=v0+at )より, 14.7+(-9.8)× 4.0=-24.5→ -2.5× 10 速さなので,答えは 2.5× × 10[m/s]となる。 6 (1) 下向きを正にして考えて,( S=v0t+ 1 at2 )より, 2 1 gt2 2 (2) 上向きを正にして考えて,( S=v0t+ vt+ 1 at2 )より, 2 1 1 (-g)t2=vt- gt2 2 2 -8- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 上向きを正として,2物体の速度を求めると,(v=v0+at )より, (3) 物体A:-gt 物体B:v-gt 物体Bから見た物体Aの相対速度は,「見られる方(A)」-「見る方(B)」より, (-gt)-(v-gt)=-v (上向き正) したがって,Bから見たAの速度は下向き(近づいてくる向きに)v[m/s]で,近づいているように見える。 ( 4) 衝突した時の図から考えて,物体Aと物体Bの移動距離の 和が h になっている。(1)と(2)で求めた答えの和が h になる ことから, 1 1 vt- gt2+ gt2=h 2 2 ∴t= Aの移動距離 h[m] Bの移動距離 h v 可 不 □■物理的思考■□ ( 3)の答えから,物体Bと物体Aは一定の速さ v[ m/s]で近づいていることが分か h る。AB間の距離が h[m]だったことから,距離と速さから と求まる。 v 7 (1) 上向きを正にして考えて,( S=v0t+ vt+ (2) 載 1 1 (-g)t2=vt- gt2 2 2 上向きを正にして考えて,( S=v0t+ Vt+ 1 at2 )より, 2 1 at2 )より, 2 転 1 1 (-g)t2=Vt- gt2 2 2 上向きを正として,2物体の速度を求めると,(v=v0+at )より, (3) 物体A:v-gt 物体B:V-gt 物体Bから見た物体Aの相対速度は,「見られる方(A)」-「見る方(B)」より, (v-gt)-(V-gt)=-(V-v) (上向き正) したがって,Bから見たAの速度は下向き(近づいてくる向きに)V-v[ m/s]で,近づいているように見 える。 ( 4) 衝突した時の図から考えて,物体Bの変位から物体Aの変位の 差が h になっている。(1)と(2)で求めた答えの和が h になることから, 1 1 Vt- gt2-(v- gt2)=h 2 2 ∴t= h V-v Aの変位 h[m] Bの変位 -9- 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei □■物理的思考■□ (3)の答えから,物体Bと物体Aは一定の速さ V-v[m/s]で近づいていることが分 h かる。AB間の距離が h[m]だったことから,距離と速さから と求まる。 V-v (5) 最高点では折り返し地点となり,速さが 0 となる。したがって,(v=v0+at )より, v 0=v+(-g)tÛt= g この時刻が(4)で求めた時刻より大きい時に題意を満たすので, v h gh > ÛV>v+ g V-v v 8 可 不 【考え方のポイント】 初速度と加速度を水平方向と鉛直方向に分解すると,次のようになる。水平方向 と鉛直方向のそれぞれの方向について別々に,等加速度運動の3公式を立てて考え る。 初速度 水平(x 成分) 14.7 鉛直(x 成分) 0 加速度 0 9.8 載 (1) 鉛直方向の運動に注目して, (S=v0t+ 19.6= 1 × 9.8× t2Ût=2.0 [s] 2 転 (2) 水平方向の運動に注目して, (S=v0t+ 1 at2)より, 2 1 at2)より, 2 14.7× 2.0=29.4→ 2.9× 10 [m/s] (3) 鉛直方向、水平方向の運動にそれそれ注目して, (v=v0+at)より, 水平方向:14.7 鉛直方向:9.8× 2.0=19.6 となるので,3平方の定理より,24.5→ 2.5× 10 [m/s]と求まる。 ※比で考えると,3:4:5 が使える。 9 (1) 鉛直方向の運動に注目して, (S=v0t+ H= 1 2 gt2Ût= 1 at2)より, 2 2H g - 10 - 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei (2) 水平方向の運動に注目して, (S=v0t+ 1 at2)より, 2 2H g v (3) 鉛直方向、水平方向の運動にそれそれ注目して, (v=v0+at)より, 水平方向:v 鉛直方向:g H = g 2gH となるので,3平方の定理より, v2+2gH と求まる。 水平方向の速さ (4) 図より, tanq= (鉛直方向の速さ) (水平方向の速さ) 2gh v = 鉛直方向の速さ q 速さ 可 不 10 水平方向の運動に注目して,(S=v0t+ (1) vT=LÛv= (2) 1 at2)より, 2 L T 鉛直方向、水平方向の運動にそれそれ注目して,(v=v0+at )より, L 水平方向: T 載 鉛直方向:gT 水平方向の速さと鉛直方向の速さと3平方の定理より, ( L )2+(gT)2 T 転 9 (4)と同様に考えて, (3) tanq= 11 (1) (鉛直方向の速さ) (水平方向の速さ) = gT gT2 = L L T 初速度を水平方向と鉛直方向に分解すると, 水平方向:vcosq 鉛直方向:vsinq (2) 最高点では鉛直方向の速さが 0 なので,鉛直方向について,(v=v0+at )より, vsinq 0=vsinq+(-g)tÛt= g ここで求めた時間と(S=v0t+ vsinq 1 at2)より, 2 vsinq 1 vsinq (vsinq)2 + (-g)( )2= g g 2 2g または,(v2-v02=2aS )より, - 11 - 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 0-(vsinq)2=2(-g)hÛ (vsinq)2 2g 最高点では鉛直方向の速さが 0 なので,水平方向の速さだけとなる。水平方向の加速度は 0 なので最 (3) 初と同じなので,vcosq となる。 (4) 物体が点Bに到達する時間は鉛直方向の変位が 0 となることから求められる。したがって,鉛直方向 1 について,(S=v0t+ at2)より, 2 0=vsinqt'+ 2vsinq 1 g 2vsinq (-g)t'2Û t'(t')Ût'=0, 2 2 g g 題意から考えて,点Bの到達時刻は 2vsinq と求まる。 g (※最高点を境とした運動の対称性から vsinq × 2と考えてもよい。) g ここで求めた時刻を用いて,水平方向について,(S=v0t+ vcosq 1 at2)より, 2 可 不 2vsinq 2v2sinqcosq v2sin2q = = g g g ※数学の公式2sinqcosq=sin2q を利用している。(問題集 No.1 で既出) (5) sin2q は 2q=90 °で最大値 1 をとるので,q=45 °で最大値をとり,そのときの飛距離は, v2 g 載 12 (1) 最高点では鉛直方向の速さが 0 なので,鉛直方向について,(v=v0+at )より, 転 0=19.6sin60° +(-9.8)tÛt= 3 [s] 1 ここで求めた時間と(S=v0t+ at2)より, 2 19.6sin60° × (2) 3+ 1 × (-9.8)× ( 3 )2=14.7→1.5× 10 [m] 2 最高点では鉛直方向の速さが 0 なので,水平方向の速さだけとなる。水平方向の加速度は 0 なので最 初と同じなので,19.6cos60=9.8[ m/s]となる。 (3) 物体が点Bに到達する時間は鉛直方向の変位が 0 となることから求められる。したがって,鉛直方向 1 について,(S=v0t+ at2)より, 2 0=19.6sin60× t'+ 1 × (-9.8)× t'2Ût'(t'-2 3 )Ût'=0,2 2 3 題意から考えて,点Bの到達時刻は 2 3 [ s]となる。ここで求めた時刻を用いて,水平方向について, 1 (S=v0t+ at2)より, 2 19.6cos60× 2 3 =19.6 3 =33.9...Û3.4× 10 [m] - 12 - 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei 13 初速度の水平成分と鉛直成分をそれぞれ v1,v2 とし,壁に衝突する時刻を t とする。壁に垂直に衝突 (1) することから,このとき,速さの鉛直成分 0 と分かる。(v=v0+at )より, 0=v2+(-9.8)tÛv2=9.8t …① また,それぞれの方向について,(S=v0t+ 1 at2)より, 2 水平:10=v1t…② 1 鉛直:10=v2t+ × (-9.8)× t2 …③ 2 ①~③式を用いて計算すると, 10 t= →1.4[s](v1=7.0,v2=1.4× 10[m/s]) 7 (2) 初速度と水平方向とのなす角が q なので, v2 14 =2.0 tanq= = v1 7.0 (3) 可 不 三平方の定理,または,辺の比より, 5 →1.6× 10 [m/s] 7.0× 14 (1) 球Bの水平方向の変位が l なので,水平方向について,(S=v0t+ l l=vcosq × tÛt= vcosq (2) 載 球Aの変位は,下向きを正として,(S=v0t+ 1 l g( )2 2 vcosq 1 at2)より, 2 転 1 at2)より, 2 したがって,最初の位置から考えて,y 座標は, 1 l )2 h- g( 2 vcosq (3) 球Bの変位は,鉛直方向について,(S=v0t+ vsinq ( (4) (5) (6) 1 at2)より, 2 1 l 1 l l )+ (-g)( )2=ltanq - g( )2 vcosq 2 vcosq 2 vcosq 衝突するので球Aと球Bは同じ位置にいないといけないので,イが正解。 (4)より,y 座標が同じ値になるので,(2)と(3)の答えが同じ値になることから, h tanq= l 題意から,(2)または(3)で求めた値が 0 より大きければよい。 1 l h- 2 g( vcosq )2>0Ûv> gl 2hcos2q または, - 13 - 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei ltanq - 1 l g( )2 >0Ûv> 2 vcosq gl 2cos2q tanq 15 水平方向について,(S=v0t+ (1) 1 at2)より, 2 x=vt 鉛直方向について,(S=v0t+ (2) y= (3) 1 at2)より, 2 1 1 (-g)t2=- gt2 2 2 (1)で求めた式を変形して,t を(2)で求めた式に代入して, g y=x2 2v2 可 不 ※(1)と(2)の式から t を消去したとき,y を x で表した関数になっている。これが,物体の軌道を表して いる。二次関数が放物線と言われる所以もこれで理解できる。 (4) 45 °の斜面に着地するとき,y=-x を満たしているので, 1 2v - gt2=vtÛt=0, 2 g 求めた t を(1)または(2)に代入すると, 2v2 g 載 ※(3)で求めた軌道方程式を用いることもできる。斜面が 45 °なので,斜面を関数で表すと,y=-x と なる。この2つの関数の交点が衝突点となるので, g 2v2 x2=-xÛx=0, 2 2v g 16 (1) 転 速さ V で上昇している気球上の人から見て速さ v で物体を投げ上げるので,地上の人から見ると速さ v+V で物体を投げ上げている。 ※相対速度を使って考えることもできる。地上からみた物体の投げ上げ速度を v'とすると'気球の人から 見た物体の投げ上げ速度 v は, 「見られる方(物体)」-「見る方(気球内の人)」より,v=v'-V となる。 これより,v'=v+V と求まる。 (2) (3) 最高点では折り返し地点となり,速さが 0 となる。したがって,(v=v0+at )より, v+V 0=v+V+(-g)tÛt= g 気球内の人が物体を受け取るのは,気球と物体の変位が等しくなるときなので, (S=v0t+ 1 at2)より, 2 気球の変位:Vt…'…① 物体の変位:(v+V)t'+ 1 (-g)t'2…② 2 2式が等しくなることから, - 14 - 検索【物理 これやば】 copyright@koreyabasensei t'= (4) 2v g (3)で求めた答えを①式に代入して, 2vV g (v=v0+at )より,v-gt (5) 最高点では折り返し地点となり,速さが 0 となる。(5)の答えを用いて, (6) v g (7) 物体を受け取るときは,気球内の人から見ると物体の変位が 0 となるときなので,(S=v0t+ 1 at2)よ 2 り, 0=vt"+ 1 2v (-g)t"2Ût"=0, 2 g よって,答えは 可 不 2v となる。 g □■物理的思考■□ (3)と(7)の答えは同じになっているが,(2)と(6)の答えは違う。前者は気球内 の人が物体を受け取るときなので,気球内の人から見ても,地上の人からみて も変わらない。ところが,後者は違う。気球は速さ V で上昇しているので, 気球内の人から見て物体が最高点のに到達する,つまり,速さが 0 になるの は,物体の速さが V となるときである。一方,地上の人から見た最高点は, 載 地上の人は静止しているので,物体が速さ 0 となるときとなる。この違いが 答えの違いにつながる。 転 - 15 - 検索【物理 これやば】
© Copyright 2024 ExpyDoc