LA PREVENZIONE ONCOLOGICA TRADOTTA PER GLI STRANIERI

LEGATUMORI SENESE
LA PREVENZIONE ONCOLOGICA
TRADOTTA PER GLI STRANIERI
GIAPPONESE
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癌
癌は罹病率、死亡率の主な原因となる病です。
毎年世界中で男性では5千300万人、女性では4千700万人が癌
と診断され、その内の死亡ケースは男女合わせて6千200万人と推
定されています。
EU圏では年間300万人が癌と診断され、その内死亡者数は200
万人を超えています。
アメリカでは200万人の新たな癌患者が確認され、年間50万人が
死亡する結果となっています。(死亡率22%)
ここ、イタリアでは毎年27万人が癌と診断され死亡者数は年間約1
6万人です。
このように癌患者は増え続ける一方であるため、今日までに培った先
端技術を駆使しこの傾向に歯止めをかける必要があります。
癌と闘うことは世界中の政府、国際組織、公的、私的機関の使命とさ
れなければなりません。
そしてこの挑戦は、患者1人、または望みを失ったその家族だけのも
のではありません、私たち皆の挑戦なのです。
近年、癌の予防と治療には進歩が見られます。OMS(世界保健機関)に
よると1|3の癌は予防でき(一次予防)、1|3は早期または癌初期段階
と診断された場合治療が可能(二次予防)とされています。しかし残
りの1|3(進行期)はこの病に冒された患者の死亡原因となっていま
す。
対癌EU法では、より健康的な生活習慣を取り入れることにより、癌
を防ぐことができ、健康状態を改善することができるとしています。
事実、科学的見地に基づいて少なくとも40%の死亡率の減少、年間
にして6万5千人以上の命を救うことができると仮定しています。その
ための習慣として下記の事柄が挙げられます。
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- 規則正しい生活習慣(非喫煙、非飲酒)
- 正しい食生活
- 清潔な生活、仕事環境
(汚染がない状態)
早期発見に繫げるために定期的に医師にかかる、または検診などを受
ける
がんの早期発見は、患者本人とその家族の人生を大きく左右すること
であり、また癌治療中、治療後の社会参加に大きな影響を与えます。
LILT (Lega italiana per la lotta contro i tumori).
(Centro di eccellenza della LILT)
strada Massetana Romana n 44, 53 100 Siena. tel. 0577-247259
(対癌協会)は正しい食生活、健康的な生活を推進し、慢性ニコチン
中毒との闘いを普及させ、一次予防、二次予防、癌の早期発見のため
のネットワークの編成など、これらは癌と闘う上での重要な義務だと
認識しています。
癌予防は早くそして的確であればあるほどその効果が期待できます。
患者の期待と生活の質をより良いものにし、彼らの不安や苦しみを最
小限に抑え、金銭的な問題を回避するためにもスクリーニングテスト
、早期発見、早期治療を勧める必要があります。
LILTは癌の発症率を減らし、患者の生活の質を向上させるため生活習
慣の改善を促進し、市民の健康増進を目的とする計画の実現に尽力し
ています。
これらの目的を実現させるためLILTは統率され効果的な計画能力性は
もちろんのこと揺るがぬ学術経験に加えオペレーター、協力者、会員
たちの育成などプロフェッショナルな資源を惜しみなく注ぎ、一次予
防、二次予防対策に介入しています。
癌に対抗するこれらの活動を実現するべく下記の癌予防、早期診断の
ための検診が用意されています。
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癌予防センター
予防対策活動は医療情報とその教育を通じて癌発症の原因を減少させ
、遠ざけることに始まります。早期診断(二次予防)は病を初期段階
のうちに発見し治療を施すことを目的とします。
予防対策は下記の基本的な原則に基づいています。
- 正しい情報を得ることは癌予防に必要不可欠である。
- 早期発見は癌治療とその治癒に、より大きな期待が持てる。
- 初期段階の癌は高い確率で治すことができる。
悪性腫瘍とは何か?
悪性腫瘍とは、環境や内因性の要因から破壊された細胞が制御不
能に増殖し続ける組織の異常な成長を意味します。
正常細胞から癌細胞への変化は、細胞の通常の役割を管理する遺伝子
組織の変異によるものです。こうした異変はどの組織、臓器にも出現
することであり、むしろ生体のすべての細胞に誘発される可能性があ
るといえます。制御不能に増殖する癌細胞はそのまわりの組織を浸潤
し、血管、リンパ管を通じ離れた部位に転移します。
癌は人体に悪影響を与え、衰退を進行させ患者の命を脅かすのです。
原因は何でしょう
?
私たちが住む世界には、人体の細胞に悪影響を与える発癌性物質が
多数存在します。もし細胞機能をコントロールする遺伝子がDNAの損
傷を修理することができなければ細胞は制御不能な増殖をし、異常細
胞の成長が始まります。これは一般的に細胞の遺伝子レベルの損傷に
よるものといわれています。
通常の細胞を腫瘍細胞に変化させる突然変異は、発癌性物質とそれ
に対する個人の感受性との複雑な相互関係を通して月日を重ねるうち
に出現します。このような変化を早期に発見することは臨床的な兆候
が出る以前に癌に対する処置を施すことを可能にします。
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さらに、注目すべき量の物質が空気、水、土壌を汚染しています。
これらの物質は車の排気ガス、いくつかのプラスチック製品、殺虫剤
、産業廃棄物などに含まれるものであり発癌性物質です。これらの製
品を製造している労働者が置かれている環境に比べれば一般的には低
濃度ですが、いまだ癌のリスクを回避するための基準値は定められて
はいません。
癌予防の基本
細胞を悪性変化させる主要な原因はまだ解明されてはいませんが、
今日では癌を早期に診断することが可能であり、これは重い合併症を
防ぎ、治療、完治の手助けとなります。
男女それぞれを襲う癌に打ち勝つための主要な予防法にはどのよう
なものがあるでしょうか、腫瘍部位がプログラムの対象となるには腫
瘍スクリーニングテストプログラムが開始されるにあたって満たされ
なければならない条件と原則に目を通す必要があります。
シエナ癌協会
“癌予防センター”は主に5大癌、(乳房、子宮、前立腺、大腸、肺)
その他の稀な癌と闘うため、一次予防、二次予防において幅広い活動
を行っています。癌予防の効果は対処が早く的確であればある程大き
いのです。
1. 乳癌
毎年約21万人のヨーロッパ人女性が乳癌と診断され、7万4千人が
死亡しています。
-10人に1人がこの癌に襲われています。
-婦人癌の内、25-27%を占めています
-イタリアでは毎年3万件以上の乳癌が突発しています。
約8千件が50歳以下
約1万4千件が51歳から70歳
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その他8千件が高齢者
現在イタリア国内に在住する女性の内、過去に乳癌と診断された女性
の数は30万人を超えると推測されます。
危険因子:
 女性ホルモン:閉経前までに、卵巣からつくり出された女性ホルモ
ンにさらされる期間が長い。
 初潮が早い、閉経が遅いなど妊娠可能な期間が長い。
 家系:父母両方の家系の女性に乳癌が見つかるとリスクは高まる。
(母、姉妹、祖母、叔母)
 出産経験の有無:出産経験が少ないほどリスクになる。30歳から
35歳の間に出産、授乳を経験することは乳癌のリスク防止に繋がる
 乳癌を患った経験がある場合、同じ又はもう一方の乳房に再発す
る可能性がある。
 肥満:閉経後に太りやすい傾向にある場合、危険因子となりうる。
 食事:カロリーの過剰摂取はリスクを増加させる。
 タバコの煙.
予防法:
生活習慣や個人によってとるべき行動により乳癌から体を守るこ
とができます。
 腫瘍の発生を阻止する、または遅らせる予防薬から期待が持てる
結果がでています。
 食事に野菜、果物、大豆、穀類、豆類を豊富に取り入れる。
 特に閉経後の定期的な運動。
兆候:
 乳房のしこり
最も多い兆候(80%)で乳房よりも硬く、通常痛みはない。
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 その他病の進行によって見られる症状
 オレンジの皮のような皮膚の状態、乳首の陥没、乳房の硬化、脇
の下のしこり、血性のまたはしょう液性乳頭分泌物、腺組織の硬化、
脇の下のリンパ節の肥大。
早期発見のために:
早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
何をすればいいの?
まず、癌予防センターの診療所を訪れてください。
乳癌のためのスクリーニングテストは、患者が3段階のどのリスクに
あてはまるかによりそのリスクに合った検査が設定されています。
リスクが高レベルの女性:
 家系に乳癌が多い。
 遺伝子変異
 喫煙
 以前に患った上半身の癌に対する放射線治療。
最初に乳癌を患った親族の発症年齢よりも10歳前から毎年超音波検査
MRI検査を受ける。
25歳以降、毎年超音波検査を伴った医療検診を受け、40歳以降はマン
モグラフィー検査を受ける。
-40歳から65歳、毎年MRI,マンモグラフィー検査を受け、それにあ
わせて乳癌の専門医の検診を受ける。
- 65歳から75歳、2年ごとにマンモグラフィー検査を受ける。
- 入浴時に自分でしこりがないか確かめる。
リスクが中レベルの女性:
 マンモグラフィー検査で乳房の凝縮が見られた。
 乳房にインプラントが入っている。
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 閉経後のホルモン治療。
 喫煙
30歳以降、毎年超音波検査、マンモグラフィー検査を伴った医療検診
を受ける。
40歳から60歳、毎年マンモグラフィー検査、超音波検査(乳房の凝縮
が見られる場合)を受け、乳癌専門医の検診を受ける。
- 65歳から75歳、2年ごとにマンモグラフィー検査を受ける。
-入浴時に自分でしこりがないか確かめる。
リスクが普通レベルの女性:
 前記のリスクに当てはまらない女性
40歳から50歳、毎年マンモグラフィー検査、超音波検査を受け、乳癌
専門医の検診を受ける。
- 50歳から75歳、2年ごとにマンモグラフィー検査を受ける。
2. 子宮頸癌と子宮癌
ヨーロッパでは年間22万600件の子宮癌、子宮頸癌が報告されており
、そのうち1万100人が死亡しています。
イタリアでは子宮頸癌は35歳から50歳の女性に最も多い癌で、10万人
あたりの年間の発症率は8.1人、年間3500件の子宮頸癌が報告されて
います。
これらの癌の年間の死亡率は、10万人あたり1,4人です。
イタリアでは子宮癌の発症率は10万人中16,2人、年間6500件が報告
されています。
この癌は閉経が近い年齢の女性に多く見られます。発症率、死亡率は
HPV検査(pap-test)と細胞診での早期発見により減少傾向にあります。
危険因子
:
 早熟な性交渉
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 パートナーが複数いる。
 HPV(ヒトパピロマウイルス)
 単純ヘルペスウイルス
予防するには?
 清潔を保つ。
 ヘルペスウイルスの感染を治療する。
 ヒトパピロマウイルスの感染を治療する。
 HPV検査(pap-test)で確認された予備癌を治療する。
早期発見のために
:
 癌予防センター婦人科での診察を受けてください。
 性交渉前にHPV検査を受ける。25歳以降は受けるようにする。
兆候:
 性交渉後の不正出血
 月経時以外の不正出血、閉経後の不正出血
 おりもの
3. 肺癌.
毎年イタリアでは、男性2万6千人、女性5千400人、合計で3万人が肺
癌と診断されています。
- 肺癌は癌患者の死亡原因の20%を占めています。
- 特に40歳以上の男性、そして男性癌患者の一番の死亡原因です。
- タバコの煙が主な原因とされています。
禁煙者が増えた禁煙法を取り入れた国々では明瞭に肺癌発症率の減少
が見られます。
危険因子:
 タバコの煙
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 喫煙者、非喫煙者の受動喫煙
 アスベスト、クロム、ニッケルなど肺癌の原因と関連付けられて
いる生活環境中の発癌性物質。
 大気汚染は肺癌の原因と指摘されています。
予防法:

肺癌の主な原因とされるタバコの煙を避けることで一次予防がで
きる。

タバコの煙を取り除くことで80%の気管支原性癌を阻止すること
ができる。

浮遊粒子状物質(PM2.5,PM10)などによる都市部の大気汚染値を下
げる。

仕事環境を発癌作用がある汚染物質から守る(タール、石炭、鉱
物油などによる煤煙、アスベスト)

食事に新鮮な野菜、果物、穀類、豆類を豊富に取り入れる。

定期的に運動する。
兆候:
 執拗な咳、慢性的な咳の変化
 気管支肺炎などの症状が通常の治療で治らない。
 血痰や咳とともに出たものに血が混じっている。
 咳をした時や深く息を吸った時に鈍い又は鋭い痛みがある。
 食欲の減退と体重の減少
早期発見のために:
- 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
癌予防センター診療所で診察と必要な検査を受けることができます。
- リスクにある人々のために癌スクリーニングテストをしています。
- 診断が定かではない場合、気管支鏡検査を受ける。
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20年以上の喫煙者で一日に20本タバコを吸う人は毎年肺のレントゲン
検査を受ける。
4.前立腺癌
- 毎年2万8千人が前立腺癌と診断され、1万2千人が死亡しています。
前立腺癌の発症率は高く、世界で癌の死亡率中、4番目に多い死亡原
因です。
前立腺癌の発症率は統計上に表れるよりも多く、50歳以上の男性の死
体解剖結果によるところ4人に1人が前立腺癌を患っていたことがわか
っています。
55歳から75歳の男性の間では前立腺癌は3番目に多い死因で、75歳以
上の男性になると最も多い死因となります。
危険因子:
 年齢
年齢を重ねるにつれリスクは増える(50歳以上の男性に多い)
 ホルモンの乱れ
 家系 親族に前立腺癌を患った人がいるとリスクが高い。
 遺伝
 環境
 食事 (偏った食事)
兆候:
 夜間頻尿
 頻尿
 排尿障害
 尿漏れ
 血尿
 血精液
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 会陰部の痛み(肛門と陰嚢の間)
早期発見のために:
 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
 癌予防センターの診療所で診察、前立腺の直腸内指診を受ける。
 必要な検査、特に経直腸的超音波検査を受ける。
 リスクにある人々のために癌スクリーニングテストをしています
 PSA前立腺特異抗原の測定は、症状が表れる前、初期段階の前立
腺癌を見つける手助けとなります。
 50歳以降、毎年検診を受ける
 経直腸的超音波検査は直腸内指診では確認できない疑わしいエリ
アを特定するのに大変役立ちます。
 PSA前立腺特異抗原の測定により、症状がない場合又は早期の前
立腺癌の診断が可能です。
 前立腺の生体検査で状態や悪性の度合いなどがわかり、前立腺肥
大、慢性前立腺炎との違いが確認できます。
5. .大腸癌
イタリアでは毎年3万5千人が大腸癌に侵され1万9千人が死亡していま
す。
発症率は経済的に豊かな国で多いことから肉や油を多くとり繊維質不
足の食事がリスクと関連付けられています。
イタリアにおいて大腸癌は男性では肺癌に次いで、女性では乳癌に次
いで2番目に多い死亡原因です。
危険因子:
- 年齢
: 年齢を重ねるにつれリスクは高まります。特に50歳以降。
- 家系:
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a親族に大腸癌を患った人がいるとリスクが高くなる。(兄弟、父、
祖父、叔父)
- 遺伝
直系親族に大腸がんを患った人がいるとリスクは3倍に増える。(父
、母、兄弟、姉妹)
良性と病理診断されても、大腸ポリープや腺腫などは悪性に変わる可
能性が高い。
- 食事
: 動物性油脂を多く摂取し野菜不足な食事習慣。
兆候:
 排泄習慣の変化
特に重い便秘や便秘と下痢の繰り返し。
 血便
 大腸炎のような痛み。
早期発見のために:
 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
 癌予防センターの診療所で診察を受ける。
 50歳以降2年ごとに便潜血検査を受ける。
 50歳から5年ごとに注腸x線検査、大腸内視鏡検査を受ける。大腸
内視鏡検査時に見つかった疑わしいポリープなどは生検をする、又は
除去する。
 リスクにある人々のために癌スクリーニングテストをしています
予防法:
 生活習慣や個人によってとるべき行動により大腸癌から体を守る
ことができます。
 動物性脂肪に乏しい地中海式ダイエットを取り入れる。
 一日の摂取目安よりも多く野菜を取ることで大腸癌の罹患率を25
%減少させることができる。
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 アスピリンを常用している人はこの癌に罹患しにくい。
 大腸ポリープが見つかったときは可能な限り内視鏡手術で除去す
る。
6. その他の癌
6. 1. 悪性黒色腫
イタリアでは悪性腫瘍全体の12%を占め、年間1000人以上の死亡原因とされています。
危険因子
- 他のほくろとは違った形態の新しいほくろの出現。
今までにあったほくろの大きさ、形、色、表皮に変化が見られ時々痒
み、痛み、炎症が起きる。
- 家系親族に悪性黒色腫を患った人がいるとリスクが高まる。
(兄弟、父、祖父、叔父)
- 遺伝
兆候:
一般的に A
B
C
E と覚えます。
D
A -Asimmetria アシンメトリー
ほくろの形が左右非対称
B - Bordiボーダー輪郭、規則的ではなく地図のような形
C -Coloreカラー 色
多色 黒、ピンク、赤みがかった色
D -Dimensione ディアメーター 大きさ
5mm以上
E-Evoluzione progressivaエボリューション 段階的変化
広がる傾向にあり、3-
6ヶ月で2つに分かれる。
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早期発見のために :
 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
 癌予防センターの診療所でデルマトスコープ検査を受ける。年に
一度皮膚の検査を受ける。
 ほくろの形、大きさ、色に変化が現れた場合、癌予防センター診
療所の皮膚科医の診察を受ける。
注意すること :
 乳児を陽射しから避けるようにする。
 3歳以下の幼児には外出時帽子を被せ、薄い色の洋服を着せるなど
注意を払う。
 ほくろが多い子供には、特に陽射しに当たるとき防護対策をとる
 日焼け止めを外出2030分前に塗り、海水浴後、汗をかいた後など日中何度か塗りなおす。
 過度の日焼け、紅斑を引き起こす危険性が増加する為、水、雪な
ど表面反射する場所に気をつける。
 高所での日焼けに気をつける。:
高地では放射線の強さが増加します。
 風によって皮膚表面に感じる温度が下がっても注意を怠らない。
6. 2. 精巣癌
毎年2000人が精巣癌と診断され187人が死亡、男性の癌全体の1%を占
めています。
- 若い男性に多い
1986年から1997年の間における精巣癌は死亡率は一定であっても罹患
率に著しい増加が見られる。
精巣癌は初期段階に診断された場合ほぼ全体的に治癒が可能であり,
診断が遅い場合でも80%は治癒が可能。
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危険因子 :
 停留精巣、精巣が陰嚢内に降りない病態。
 放射線、多環芳香族炭化水素
 家系親族に精巣癌を患ったことがある人がいるとリスクは高まる
。(兄弟、父、祖父、叔父)
 遺伝
兆候 :

精巣内に硬いしこりができる。

自発的な痛み又は触ったときに痛みがある。
早期発見のために :
 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
 癌予防センターの診療所で診察、精巣の検査を受ける。
 精巣の超音波検査や必要な検査を受ける。
 リスクにある人々のために癌スクリーニングテストをしています
 定期的に自己触診する。
6. 3. 口腔癌
- 西洋では増加傾向にある癌です。
- 毎年8千500人が口腔癌と診断され、3千人以上が死亡しています
男性、特に50代、60代に多く見られる癌ですが、最近は平均年齢が低
下しています。
危険因子 :
 過度の飲酒と喫煙
 口内の不衛生
 口腔粘膜の損傷(歯の欠損、補綴物による刺激)
 長時間陽射しにあたる。(唇)
 栄養不足(ビタミンA、C、E)
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 ウイルス感染(単純ヘルペスなど)
 前癌病変を治療しない、(白板症、紅板症など)一般的に虫歯、
欠損した歯の奥や補綴のまわり、頬内側の粘膜、扁桃腺に現れる。
 遺伝
予防法 :
 アルコール、タバコを減らす。
 1日2回は歯を磨く。
 ビタミンA,C,Eを豊富に摂る。
 過度に辛い、熱い、冷たい食べ物を避ける。
 前癌病変を治療する。
兆候 :
 消えない白斑、紅斑
 慢性の潰瘍、隆起、硬化部分
 自発的な出血
早期発見のために :
 早期発見でこの癌に打ち勝つ可能性は高まります。
 癌予防センターの診療所での診察、口腔内の検査を受ける。
 定期的に舌を使うなどして自己診察する。
 定期的に専門医にかかる。
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ヨーロッパ法
対癌対策
健康的な生活習慣を身につけることは癌を予防し健康状態を改善します。
1.禁煙喫煙者は禁煙する。禁煙できないのであれば非喫煙者のいる所での 喫煙は避ける。
2.肥満を避ける。心臓循環器系の病や大腸がんを誘発する動物性油脂(バタ
ー、チーズ、脂の多い肉、サラミ)の摂取を減らす。脂の少ない肉(ウサギ
)魚、皮なしの鶏肉を食べる。
3. 毎日運動する。
4.毎日果物と野菜を食べる、少なくとも5菜、動物性油脂を制限する。加熱
調理した野菜を食べることは良いが、なるべく新鮮なものを食べるようにし
、冷蔵庫で保存する。
5.非飲酒ビール、ワイン、リキュール、アルコール類を飲むのであれば、男
性なら1日2杯、女性なら1日1杯にとどめる。
6.過度に日光にあたることを避ける(特に子供、未成年者)すぐに赤くなる
人は一生肌を保護すること。
7.仕事、生活環境における発癌性物質を避けるための勧告に注意を払う。
診断が早ければ多くの癌は治療が可能です。
8.気づいたら医師に相談する:腫れ; 口内を含む治らない傷,
色、形が変わるほくろ;
異常な出血; 咳, 声枯れ, 胃酸過多,
嚥下困難などしつこい症状体重の減少、排泄の変化など原因不明な変化 。
癌予防、治療のための公共福祉プログラムなどが存在します。
9.25歳以上の女性は定期的にHPV検査が受けられる子宮頸癌スクリーニング
テストを積極的に受ける。
10.50歳以上の女性はマンモグラフィー検査が受けられる乳癌スクリーニング
テストを積極的に受ける。
11.50歳以降、大腸癌スクリーニングテストを積極的に受ける。
12. 対B型肝炎ワクチンプログラムに参加する。
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