アデフロニック錠25mg・ズポ12.5

№14-J-001
・・・医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。
・・・
2014年2月
使用上の注意改訂のお知らせ
鎮痛・抗炎症剤
(一般名:ジクロフェナクナトリウム)
鎮痛・解熱・抗炎症剤
(一般名:ジクロフェナクナトリウム)
この度、標記製品の「使用上の注意」を以下の通り改訂致しましたのでご案内申し上げます。
なお、改訂後の添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日数を要しますので、今後のご使用に
際しましては、本内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。
1.改訂内容(抜粋)
(自主改訂による追加箇所
(自主改訂による削除箇所
改
訂
後
改
3.相互作用
本剤は主に代謝酵素CYP2C9で代謝される。
(2)併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
<略>
降圧剤
これらの薬剤の降圧 本剤の腎プロスタ
β-遮断剤
作用を減弱すること グランジン合成阻
ACE阻害剤
があるので、用量に注 害作用により、こ
アンジオテンシ 意すること。
れらの薬剤の血圧
ンⅡ受容体拮抗
低下作用を減弱す
剤
るおそれがある。
等 腎機能を悪化させる プロスタグランジ
おそれがある。
ン合成阻害作用に
より、腎血流量が
低下するためと考
えられる。
危険因子:高齢者
訂
下線:
下線:
)
)
前
3相互作用
本剤は主に代謝酵素CYP2C9で代謝される。
(2)併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
<略>
降圧剤
こ れ ら の 薬 剤 の 降 圧 本剤の腎プロスタ
β-遮断剤
作 用 を 減 弱 す る こ と グランジン合成阻
ACE阻害剤
があるので、用量に注 害作用により、こ
等 意すること。
れらの薬剤の血圧
低下作用を減弱す
るおそれがある。
<裏面に続く>
-アデフロニック錠・ズポ
1/2-
改
薬剤名等
シクロスポリン
訂
後
臨床症状・措置方法
<略>
シクロスポリンによ
る腎障害を増強する
との報告がある。腎機
能を定期的にモニタ
ーしながら慎重に投
与する。
改
機序・危険因子
機序は十分解明さ
れていないが、本
剤はシクロスポリ
ンによる腎障害に
対して保護的な作
用を有するプロス
タグランジンの合
成を阻害し、腎障
害を増大すると考
えられる。
高カリウム血症があ 高カリウム血症の
らわれるおそれがあ 副作用が相互に増
るので、血清カリウム 強されると考えら
値に注意すること。 れる。
ドロスピレノン・ 高カリウム血症があ 高カリウム血症の
エチニルエストラ らわれるおそれがあ 副作用が相互に増
ジオール
るので、血清カリウム 強されると考えら
値に注意すること。 れる。
薬剤名等
シクロスポリン
訂
前
臨床症状・措置方法
<略>
シクロスポリンによ
る腎障害を増強する
との報告がある。腎機
能を定期的にモニタ
ーしながら慎重に投
与する。
機序・危険因子
機序は十分解明さ
れていないが、本
剤はシクロスポリ
ンによる腎障害に
対して保護的な作
用を有するプロス
タグランジンの合
成を阻害し、腎障
害を増大すると考
えられる。
高 カ リ ウ ム 血 症 が あ 高カリウム血症の
ら わ れ る お そ れ が あ 副作用が相互に増
るので、血清カリウム 強されると考えら
値に注意すること。 れる。
←追加
<略>
<略>
4.副作用
(1)重大な副作用(頻度不明)
下記のような副作用があらわれることがある。このような
場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
1)ショック(胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧
低下、意識障害等)
、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮
腫、呼吸困難等)
2)~3)
<略>
4)中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:
TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅
皮症(剥脱性皮膚炎)
5)~13)
<略>
4副作用
(1)重大な副作用(頻度不明)
下記のような副作用があらわれることがある。このような場
合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
1)ショック(胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧低
下、意識障害等)、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、血
管浮腫、呼吸困難等)
2)~3)
<略>
4)皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
、中毒性表皮
壊死症(Lyell症候群)
、紅皮症(剥脱性皮膚炎)
5)~13)
<略>
2014年2月改訂
2.改訂理由
「相互作用:併用注意」の項に「降圧剤:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤」及び「ドロスピレノン・エチニルエス
トラジオール」を追記
「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤」及び「ドロスピレノン・エチニルエストラジオール製剤」の添付文書の「併
用注意」における非ステロイド性消炎鎮痛剤の記載より、本剤においても「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤」及
び「ドロスピレノン・エチニルエストラジオール製剤」を記載して注意喚起する事と致しました。
「副作用:重大な副作用」の項の改訂
1) 最近の知見に基づき、
「アナフィラキシー様症状」の表記を「アナフィラキシー」に変更致しました。
<参考> 医薬品・医療機器等安全性情報(No.299)
2)「中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)」を「中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)」に記載
整備すると共に、疾患の重篤度を考慮し「皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
」との記載順を変更致し
ました。
本添付文書改訂情報は医薬品医療機器総合機構のインターネット情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp/)に
最新添付文書並びに医薬品安全対策情報(DSU)が掲載されています。あわせてご利用下さい。
-アデフロニック錠・ズポ
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