検査項目の説明

検査項目の説明
BMI
体重(kg) [身長(m)]2で計算される値。肥満・やせすぎを判断する目安の一つ。
尿タンパク
腎臓の病気で+を示すことがありますが,疲れなどでも+となります。
尿潜血
尿路結石など泌尿器系の病気で+を示すことがあります。女性では,膣分泌物が尿に混
じり,婦人科系の出血で+となることがあります。病気に関係ない尿潜血もあり,とき
に同じ家系でみられます。
尿糖
糖尿病で+となりますが,疲れや検査前の飲食でも+になります。
ウロビリノゲン
肝臓・胆道系の病気で異常値を示すことがあります。
血色素量
少ないと貧血,多すぎると多血症。血色素(ヘモグロビン)は酸素を運ぶタンパク質
で,赤血球中に含まれます。
Ht
ヘマトクリット。血液全体に対する赤血球の体積の割合。
赤血球数
単位血液量当たりの赤血球の数。
MCV
赤血球の平均体積。貧血の種類を判別するのに役立つ
MCH
赤血球中の平均血色素量。貧血の種類を判別するのに役立つ。
MCHC
赤血球中の平均血色素濃度。貧血の種類を判別するのに役立つ。
血小板数
血液の凝固に必要な血液成分。血小板が極度に少ないと出血しやすくなり,極度に多い
と血液の塊ができやすくなります。
白血球数
からだの免疫・抵抗力を担う細胞で,カゼなどの感染で上昇します。極度に少ないと感
染しやすくなります。
ASAT (GOT)
肝臓の機能を示す値の一つ。肝臓・胆道系の病気で上がります。
ALAT (GPT)
肝臓の機能を示す値の一つ。特に脂肪肝(肥満やアルコール過飲で肝臓に脂肪がついて
肝障害を起こすこと)で上がります。
γ-GTP
肝臓の機能を示す値の一つ。特にアルコール過飲で上がります。
ALP
肝臓の機能を示す値の一つ。特に胆道系の病気で上がります。
コレステロール
高いと動脈硬化を促進し,心臓・循環系の病気のリスク要因となります。食生活が大き
く影響しますが,ときに同じ家系に病気としてみられます。
HDL
善玉コレステロールといわれ,動脈硬化を抑制します。
中性脂肪
肥満やアルコール過飲により上がりますが,同じ家系に病気としてみられることもあり
ます。検査前に食事をとると健常者でも高くなります。
クレアチニン
腎臓の機能を示す値の一つ。腎臓の病気で上がります。
尿酸
高いと特に家系に痛風のある男性で痛風のリスクが高くなります。アルコールの過飲や
肥満でも上がります。
尿素窒素
腎臓の機能を示す値の一つ。腎臓の病気で上がります。
血糖
糖尿病で高くなりますが,検査前に飲食をすると健常者でも上がります。
HbA1c
過去約2ヵ月の血糖値の動向を表しています。糖尿病で高くなります。
総タンパク
低いと栄養状態が悪かったり,肝臓や腎臓の病気が原因のことがあります。
ペプシノゲン
ペプシノゲン1と2があり,その割合で陽性・陰性を判定します。ペプシノゲン判定は
胃癌及び胃癌が発生しやすい胃粘膜の状態や,ピロリ菌感染で陽性になります。
PSA
前立腺特異抗原。前立腺癌や前立腺肥大で上昇します。