自己資本比率について 金融再生法開示債権の状況

自己資本比率について
〈国内基準行向けバーゼルⅢにおける自己資本比率の算式〉
当金庫の平成27年3月期の自己資本比率
自己資本の額(コア資本に係る基礎項目の額42,617百万円−コア資本に係る調整項目の額24百万円)
=
×100=18.30%
信用リスク・アセットの額の合計額216,153百万円+オペレーショナルリスク相当額の合計額÷8%16,588百万円
新しい自己資本比率
(バーゼルⅢ)
に対応して、平成26年3月31日から自己
資本比率の算出方法が上記の算式に変更されました。
「コア資本」
の概念を導
入し、
調整・控除項目を厳格化することにより、
自己資本の質の向上を図ること
を目的としています。
(%)
19
18
17
16
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
当金庫の平成27年3月期の自己資本比率については、
当期においても一定
の利益を確保することができ、
分子である自己資本の額が425億93百万円と
なり、18.30%となりました。国内基準である4%を大幅に上回っており、経営
の健全性・安全性を十分保っております。
これは、各資産を一分野に集中させることなくリスクの分散を図りながら、
一貫して自己資本の充実と資産の健全化に努めてきた結果と評価しておりま
す。今後も、引き続きリスク管理を経営上の最重要課題と位置づけ、健全性の
確保と収益性の向上に努めてまいります。
18.06%
18.30%
18.13%
国際基準8%
国内基準4%
平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月
金融再生法開示債権の状況
[金融再生法開示債権及び同債権に対する保全状況]
区 分
金融再生法上の不良債権
破産更生債権及び
これらに 準 ず る債 権
危
険
債
権
要 管 理 債 権
正
常
合
債
権
計
(単位:百万円、
%)
保全率
引当率
開示残高
(a) 保全額
(b) 担保・保証等による 貸倒引当金(d)
回収見込額
(c)
(b)
/
(a) (d)
/
(a−c)
平成25年度
9,021
7,591
5,756
1,835
84.15
56.21
平成26年度
8,386
7,426
5,102
2,323
88.55
70.76
平成25年度
1,878
1,878
971
907
100.00
100.00
平成26年度
1,762
1,762
779
983
100.00
100.00
平成25年度
6,325
5,408
4,492
916
85.52
50.00
平成26年度
5,923
5,424
4,096
1,327
91.58
72.69
平成25年度
818
304
292
12
37.21
2.30
平成26年度
700
239
226
12
34.19
2.73
平成25年度
247,583
平成26年度
254,185
平成25年度
256,605
平成26年度
262,571
※上記開示債権について、担保・保証等による回収見込額には、決済確実な
割引手形等を含めています。
■金融再生法上の不良債権比率と残高推移
3.80%
●
(億円)
100
1.
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」
とは、破産手続開始、更生手続
開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務
者に対する債権及びこれらに準ずる債権です。
2.
「危険債権」
とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状
態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の
受取りができない可能性の高い債権です。
3.
「要管理債権」
とは、
「3ヵ月以上延滞債権」
及び
「貸出条件緩和債権」
に該
当する貸出金をいいます。
4.
「正常債権」
とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債
権であり、
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」
「
、危険債権」
「
、要管
理債権」
以外の債権をいいます。
5.
「金融再生法上の不良債権」
における
「貸倒引当金」
には、正常債権に対
する一般貸倒引当金を除いて計上しております。
3.52%
●
9,670
2,402
(注記)
(単位:百万円)
4%
9,021
1,878
3.19%
●
8,386
3%
1,762
2%
●
●
不良債権比率
50
6,745
6,325
5,923
1%
破産更生債権
及びこれらに
準ずる債権
危険債権
0
523
平成24年度 818
平成25年度 700
平成26年度
0%
要管理債権