2015年下半期産業展望セミナー BLOOMBERG INTELLIGENCE 【ブルームバーグ・インテリジェンス】 2015年下半期産業展望セミナー 2015年の産業展望:主要産業の動向分析 中国A・H株の価格差は長期的に縮小へ エネルギーとインフラ分野に注目 2015 年上半期のアジア株式市場は、 概ね上昇しました。中国市場では、上海・ 深セン市場の小型株インデックスが世界 で最も割高となったのに対し、香港で売買 されるH 株のインデックスが最も割安に 46.7%で最も高い値となりました。 貿易加重ベースの人民元は 対ドルでユーロ・円以上に上昇 なる両極端な市場になりました。 金融政策が起きることで、通貨にも影響 『上海・香港相互株式投資制度』のスタ が見られます。人民元対ドルは安定して ートによって、グローバル投資家は中国 いますが、貿易加重ベースの人民元では、 本 土 の 一 般 消 費 財 や 素 材 銘 柄に投 資 ドルに対してユーロや 円 以 上に大きく できるようになった一方で、本土のA株と 上昇しています。今後の産業展望では、 香 港 の H 株との 価 格 の か い 離 が 課 題 エネルギーとインフラ分 野に注目して です。ただ、長期的に改革が行われれば、 います。前者は、日本の規制緩和と中国 価格差は縮小するでしょう。 のエネルギー需要の組み替えの影響度が セミナーの参加者を対象に『下半期に 大きいでしょう。後者は、AI I B(アジア 日中どちらの 株 式 市 場 がアウトパフォ インフラ投 資 銀 行 )が主 導 的な役 割を ー ムすると思うか 』と質問したところ、 果たすことで、近隣国や企業によるイン 「 上 海 株 式 市 場 が 1 0 % 以 上 下 落 」が フラ需要の獲得が期待されます。 ブルームバーグ・インテリジェンス アジア・リサーチ・ディレクター ティム・クレイグヘッド 日本と中国の株式市場が今年のアジアを牽引して いますが、下 半 期はどちらの株 式 市 場がアウト パフォームすると思いますか? 50% 46.7% 40% 30% 26.7% 20% 10% 0.0% a 0% 20.0% 6.7% b c d e a)上海株価指数が10%以上上昇 b)日経平均株価指数が10%以上上昇 c)両指数の上昇/下落幅は10%圏内で推移 d)上海株価指数が10%以上下落 e)日経平均株価指数が10%以上下落 二極化する消費者:節約派VS価値重視派 プライベートブランド拡大で 国内外からの売り上げ増を期待 日本は人口減少で店舗縮小が進んで ンドのプレミアム商品を展開。百貨店では います。2015年のコンビニエンスストア 通訳や為替などのプラスのサービスを 業界では、新規顧客を呼び込むために 提供、消費拡大を狙っています。 プライベートブランドの拡大が続きました。 2016年には、さらにプライベートブランド の数が増えることが予想できます。プライ ベートブランドはマージンの構造が改善 人口が減少してもコストを下げて マージンを確保 でき、質 のよい 商 品が安く提 供できる エルニーニョ現象の影響は、 コモディティ ため、消費者はよい商品を節約しつつ によっては厳しい状況が予想できます。 手に入れることができます。 日本は食料自給率の問題で輸入食品を ブルームバーグ・インテリジェンス アナリスト 消費財担当 トーマス・ジャストラブ 日本の平均賃金は今後 1 年の間にどのように推移 すると思いますか? 100% 85.7% 80% 日本の失業率は3.3%、求人倍率は過去 使う企業が多く、インフレが起こる可能性 最高です。消費税率が 10 %に上がった が高まります。 60% とき、インフレ率より賃金が上昇すれば 日本では、生鮮食品やシニア世帯向け 40% 消費は上向き、店舗の傾向はプレミアム感 店舗の開拓が進んでいます。人口が減少 を増す可能性があります。コンビニエンス していくなか、小世帯に合ったサービスを 20% ストアや百貨店では、外国人観光客のイン 提供していくことで、小売業者や製造業 0% バウンド消費を対象にプライベートブラ はマージンを確保していけるでしょう。 横ばいから 2%未満の上昇 7.1% 7.1% 下落 2%以上 上昇 ブルームバーグは2015年7月22日、 「2015年下半期産業展望セミナー」を開催した。前半は「主要産業」 「消費財」 「テクノロジー」 「自動車」の4テーマについて、後半はパネルディスカッション形式で「自動車産業の成長戦略」について、ゲストスピーカーや同社の リサーチ・ディレクターおよびアナリストらが注目ポイントを語った。まずは、同社の専門家4人のテーマ別講演をレポートする。 市場の成長性は見込めるか、テクノロジー業界の挑戦 業界全体の成長率は鈍化の見通し ROEを重視する日本企業に投資妙味 2015年下半期のテクノロジー業界は、 技術革新による躍進が期待できる銘柄も 前年同期比で50%以下の成長率に留まる あります。 ことが予想されます。 なかでも、 「ドローン(小型無人機)」 業界全体の株価の底上げにつながる 「ウェアラブル端末」 「バーチャルリアリ カタリスト(触媒)は、マイクロソフトの ティ」といった新興製品の開発を手がける 「ウィンドウズ10」以外に見当たらず、資金 企業は、 2015年下半期以降、収益を伸ばす ブルームバーグ・インテリジェンス シニアアナリスト テクノロジー担当 ジテンドラ・ワラル 調達コストを押し上げるドル高も企業の ことが予想されます。 成長投資を抑制する一因となっています。 日 本 の テクノロジ ー 企 業 にも投 資 中国では中小型株のバリュエーション 妙味があると見ています。R O E(株主 60% が高騰しており、今後の業績次第では 資本利益率)の向上を目指す任天堂や 50% 株価の大幅な下落も懸念されます。 ソニーは、売り上げより利 益 の 成 長に ドローンやウェアラブル端末など 新興製品による収益増に期待 焦 点を当てる経 営に舵を切り、事業の 日本におけるテクノロジー産業の再生のために 円安の持続は不可欠だと思いますか? 30% ゲームや家庭用ゲーム機を通じたネット 20% ワークセールスなど魅力的な収益機会を 持っており、健全なペースで成長していく 望めないものの、個別企業に目を向けると ことが見込まれます。 42.9% 40% 選 択と集 中を進めています 。モバイル 市場全体では 2014 年ほどの成長は 57.1% 10% 0% いいえ はい 激変する自動車業界の行方 中国の自動車市場の成長率は低下 SUVは一人っ子政策緩和が追い風に 世界最大の自動車マーケットシェアを たが、2014年からは中国の国内メーカー 誇る中国に焦点を絞ります。2015年上期 が存在感を高めています。 の中国の自動車販売成長率は5.5%と、 ここ数年と比べ大きく低下しています。 その要因として、 1つ目に中国経済の鈍化、 2 つ目に腐敗撲滅運動の実施、3 つ目に ブルームバーグ・インテリジェンス シニアアナリスト 自動車担当 自動車の在庫数上昇と株価下落で メーカーの収益率は低下 新車の登録制限が行われていることが 自動車の稼働率低下による在庫数の 挙げられます。 上昇と株価下落の影響を背景に、自動車 スティーブ・マン 一方、SUV(スポーツ用多目的車)の メーカーの収益率は今後低下することが 2 0 1 2 年 8 月 の 反日デ モをきっかけに、日本 の 自動車メーカーは中国における市場シェアを落とし ましたが、現 在までにシェアを回 復した自動 車 メーカーは次のうちどれでしょう? (正解:ホンダ) 分野では成長が見られます。現在の販売 予想されます。短期的なリスクとしては、 70% 台数は自動車市場の 20% にとどまって やはり新車の登録制限が懸念されます。 60% おり、今後シェア拡大が期待できます。 現在7都市が規制を導入しており、大幅な 50% 中国の一部では一人っ子政策が緩和され、 販売数低下につながると見ています。 長期的に世帯数増加が見込まれることも 中国メーカーが台頭する一方、2015年 SUV市場の追い風となるでしょう。 2010年時点では、SUV市場の大半を 下期はホンダやトヨタなどが新モデルを アジアの外資系ブランドが占めていまし 高める可能性もあるでしょう。 導入するため、日本ブランドがシェアを 40% 30% 60.0% 33.3% 20% 6.7% 10% 0% 日産 トヨタ ホンダ BLOOMBERG INTELLIGENCE 「2015年自動車産業の成長戦略」 競争力維持には「燃費」 「安全」 「グローバル」への対応がカギ セミナー後半は、バークレイズ証券の吉田達生氏および経済産業省の伊吹英明氏のプレゼンテーションと、ブルームバーグの自動車 担当シニアアナリストのスティーブ・マンを加えた3人のパネルディスカッションを行った。司会進行はリー・ハンチャンが務めた。 プレゼンテーション 世界の自動車 業界の過去15年 を振り返ると、 日本車の勢力 拡大が目につき ます。中国市場 で食らいつき、 バークレイズ証券株式会社 マネージングディレクター 吉田 達生氏 AS EAN(東南 ア ジ ア 諸 国 連合)ではかな りの シェア を 確保したからです。インドではスズキの 現地販売子会社マルチ・スズキが乗用車 市場の45%を押さえています。 この間も日本車メーカーは業績のカギ を握る円高対策に取り組んできました。 値 上げ や 経 費 削 減などの 短 期 的 対 策 から、価格と仕様装備の見直しといった プレゼンテーション 経済産業省 製造産業局 自動車課 課長 伊吹 英明氏 日本の自動車業界の現状と展望 中 期 的 対 策 、現 地 生 産 車 ■日本車地域別シェア(左:2000年、右:2014年) (百万台) の部品現調率引き上げや 全需 25 車両組み立ての移管に 95% ■ 代 表 され る長 期 的 対 策 20 まで、 「業績が為替に左右 15 されない」ことを目指して 努力を重ねてきたのです。 さらなる発展を遂げるには 0 全需(左軸) シェア(右軸) ■ シェア(%) 85% ■ 71% ■ 51% ■ 5 えるでしょう。第一が市場 96% 2000年 2014年 10 日本の自動車業界が、 今後 いくつかの課題があるとい ■ ■ ■ 26% ■ 12% ■ ■ 22% ■ 12% ■ 米国 15% 6% 1% 4% ■ 西欧 70 60 50 40 ■ 49% 38% 100 90 80 ■ 14% ■ 日本 中国 インド ロシア ブラジル ASEAN4 出所:IHS AutoInsightを基にバークレイズ・リサーチ作成、IHS AutoInsight予想 30 20 10 0 ニーズに応える開発力です。なかでも日 いたものを今後は70人でもできるような 本車メーカーがあまり得意ではない、顧 効率的な手法の実現化が待たれます。生産 客が「いいな」と感じるデザインなどの知 現場のフレキシビリティ (柔軟性) を高め、 覚品質の向上や利便性への配慮が求め 世 界 各 地 の 市 場 の 変 動 影 響を極 小 化 られます。 する施策も必要です。優れたモノづくりの 環境・安全規制に対応するためには ノウハウの深化と継承を実現する人材の 開発工数の節約が重要。100人で行って 確保・育成も急務といえるでしょう。 自動車産業を巡る構造変化とその対応について 世界の自動車 で、自動車業界においてはシステムサプ 競争力の強化を実現する取り組みを展開 市場は当面成長 ライヤーの競争力が強くなっています。 を続け 、2 0 2 0 魅力的な車を提供し続けるには、いく 年 代 前 半には つかの視座があり、国・地域などによって ④モータ・パワエレ⑤自動運転⑥生産技術 主要国・地域の 異なります。ただ、これからの自動車業界 の6 領域は、モデル化など競争力上重要 総販売台数は で競争力を保つには、 「燃費(環境技術 な分野では、自動 車メーカー間で協調 1 億台に達する 含む)」 「安全(衝突安全、予防安全)」 しながら産官学連携で開発・生産体制の 「グローバル対応」の 3 つがポイントと 整 備を進 めるスキームを作り、開 発を 見込みです。 しています。例えば、①内燃機関②電池 ( 燃 料 電 池 含む)③ 材 料( 軽 量 化など) 一方、電気や なるといえるでしょう。 効率的にメーカーが行うことを支援して 燃料電池などの 日本政府も、自動車の性能向上や産業 います。 パ ワ ートレイン (動力伝達系装置)の多様化、自動走行に 代表される予防安全技術の発達、中国や インドといった拡大する新興国市場を 見すえたグローバル戦略によって車種 の増加が避けられない状況です。自動車 メーカーには、膨大な開発工数への効率的 な対応が求められています。 さらに、モジュール化・電子化の進展 ■競争力の分析の視座 Ⅰ.魅力的な車を作れるか? デザイン (サイズ、 スタイル、 カラー等) 燃費 走行性能 (操作性、 乗り心地、 4WD等) 安全 (衝突安全、 予防安全) 使い勝手 (ラゲッジ スペース、 カーナビ、 オーディオ等 の快適性) 品質 (壊れない) アフター サービス 値段 ブランド イメージ 等 Ⅱ.魅力的な車を提供し続ける競争力とは? デザイン力 出所:経済産業省 技術力+ 効率的な開発力 グローバル競争力 工場の競争力 調達の力+ 部品メーカー協業 マーケティング、 ブランディング、 顧客の囲い込み、販売力 パネルディスカッション 為替に左右されない体質づくりに 注力する日本の自動車メーカー ――日本の自動車メーカーがグローバル 展開で力を入れていることは? 吉田 どのメーカーも築き上げた現地の 販売ネットワークを守ることは強く意識 しています。 「円高だから販売ボリューム を劇 的に減らす 」 「 円 安 だから一 気に 増やす」といったことを繰り返していると、 各販売店は疲弊してしまいます。ヒット車 が生まれ、良いビジネス環境になっても、 政府のサポートとしては自由に貿易や まず値段。普通のガソリン車を200万円や 販売ネットワークが思うように機能しなけ 投 資 判 断ができる環境整備が挙げられ 300 万円で買っている人が FCV だから れば業績拡大につながりません。 ます。TPP(環太平洋経 済 連 携 協 定 )や と700 万円払うのは負担が大きいので、 為替相場に左右されない体質づくりは 日EU 経済連携協定などの交渉を通じて、 次世代車の購入者への支援を行っています。 すべての日本の自動車メーカーが注力 今後も関税引き下げ作業を進めていき 加えて圧倒的にインフラが不足していま しているといえます。 ます。電気や水道などの設備が不十分な す。政府は100億円程度の予算を組んで ――世界の自動車産業をけん引する中国 新興国への進出を後押しするため、 進出先 水素ステーションを100カ所つくろうと 市場の勢いが鈍化しています。 の政府と一緒にインフラ整備に取り組む しています。今、ガソリンスタンドは全国に マン 長年 2 ケタの伸びを続けてきた こともあります。 3 万 5000 カ所あるので、車を使う人の のが、ここ数カ月は1ケタ、2015年6月は 東南アジアやアフリカといった新しい 密 度からするとまだまだ足りないです 前年同月比1.8%の成長にとどまりました。 マーケットへの対策としては、日本車が が、車の普及とバランスさせながら数を これは中国経済全体の影響で、特に需要 対応しやすい中古車評価、安全基準、車検 増やしていく必要があります。 が低迷しているからです。 制度などを移植・制度化することも有効と FCVの本格普及は、水素ステーションを 地域ごとの販売台数の推移を見ると、 考えます。 増やすことはもちろん、私たちの日常生活 北京や上海などの大都市でかなり落ち込み ――日本の自動車メーカーにとって米国は エネルギー源として水素の活用範囲を ました。これは大気汚染および交通渋滞 重要な市場ですが、高級ブランド車では もっと広げていくことの一環として取り 対策のナンバー登録制限や走行制限と 苦戦続きです。 組んでいくテーマと考えます。 いった規制の影響も大きいようです。 吉 田 一 定 の 成 果を収 めたレクサス・ ――グーグルやアップルは自動車市場 一方、地方の都市などは、市場規模自体 インターナショナルの手法が参考になる への参入を表明しています。将来的には は大都市より小さいものの、販売台数は でしょう。開発やスタイリングなどを含め、 既存の自動車メーカーと巨大 IT 企業が 年率10%半ばの伸びを示しているエリア 新車開発の工程をすべて本体とは別の 覇権を競うようになるのでしょうか? もあります。地方都市では中国車のシェア 専用組織が担うくらいの本気で取り組まな が高いため、中国の国内自動車メーカー 吉田 現在、自動ブレーキ車は、想像を ければ難しいと思います。現状は楽しみな 超えるスピードで進化しています。 ドライ の売り上げはまだ良好です。 半面、道は遠いと言わざるを得ません。 バーレスカーを構成する技術はどんどん ただし、政府の規制が地方都市にも 現実化しているのです。 しかし、グーグル 地図データからの位置補足や 通信分野はIT企業も積極参入 カーやアップルカーが皆さんの選択肢に 推進していくと、部品メーカーも外に出て ――水素と酸素を化学反応させて電気を ビジネスをしなければならないと思 い 伊吹 数ある運転支援技術のうち、地図 つくる「燃料電池」を搭載し、モーターで データから現在位置を補足したり他の ます。政府の支援策を教えてください。 走る燃料電池自動車(FCV)が2014年末 車と通信したりする分野は、自動車メー 伊吹 日本の部品メーカーのグローバル に発売されました。FCVの将来性は? カー、部品メーカー、IT企業などがシェア 戦略における課題は、中国やインドなど 獲得へしのぎを削ると見ています。車の 新興国でもコスト競争力を維持できるか、 伊吹 2010年に政府が作成した見通し では、203 0 年の新 車 販 売 台 数のうち 基本性能(走る、止まる、曲がる)は引き そして系列外の取引をどれだけ増やせる FCV が占める割合は、最大 3%となって 続き自動車メーカーが中心となって行く かの 2 点 が大きいと思 います 。海 外 の います 。燃 料 電 池 車が広く普 及 するに でしょうが、自動運転技術では、世界の 完成車メーカーにも売れるものをつくって は乗り越えるべき課題がいくつもあり、 様々な業種の企業が参入して事業拡大を いく必要があるでしょう。 長期的な粘り強い支援が必要です。 目指すでしょう。 広がると、全体としての1ケタ成長が続く 可能性も考えられます。 ――日本の完成車メーカーが海外戦略を 入る時代が到来するには、まだ時間が かかるのではないでしょうか。 BLOOMBERG INTELLIGENCE ブルームバーグ インテリジェンスについて ブルームバーグインテリジェンスは、企業情報、産業 分析、市場動向から最新トピックスまで幅広く網羅した リサーチツールのワンストップソリューションです。 豊富なデータや産業テーマ別分析を一か所に集約した ダッシュボードは、業務効率の向上や十分な情報に 基づく戦略的な意思決定を促進します。 ブルームバーグの産業別専門家による考察 ブルームバーグ インテリジェンス(BI)は、投資プロフェッショナル のためにさまざまなデータや分析を集約した独自のプラットフォーム です。データや分析などの豊富な情報を、投資アイデアの創出、 ビジネス戦略や投資戦略の構築、説得力のあるプレゼンテーション の作成にお役立てください。 100以上の業種や主要セクターを網羅するBIでは、大手バイサイド およびセルサイド企業で経験を積んだアナリストチームが、客観的 なデータに基づく中立的な分析レポートを発行しています。BIでは、 各業種・企業の概要や、産業動向の要因を把握できるほか、競合 他社との比較分析を簡単に行うことができます。 セクター別ダッシュボード 各ダッシュボードには、各業種に属する企業の情報が集約されて おり、業界動向を左右する要因や主要な財務トレンドなどを把握 できます。バイサイドやセルサイド企業において平均17年間の経験 を有するブルームバーグのアナリストチームが正確なデータを 収集して厳格に管理し、各業種の全体像を明らかにします。 最新データに基づく分析 最新データに基づくBI の分析は、リアルタイムで更新されます。 チャート機能や豊富な分析ツールに直接アクセスできる、わかり やすい画面表示になっています。分析セクションには、ブルーム バーグのアナリストによるファンダメンタルズやテーマ別の分析 から、企業の業績や評価にいたるまで、さまざまな情報が集約され ています。さらに、業種別コンセンサスをもとに強気・弱気要因を 分析し、テーマの項目では、各業種が直面している問題を検証、 長期的な課題を明らかにします。 5 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ブルームバーグのグローバル・カスタマーサービス・チームは、世界 160 カ国、年中無休 24 時間体制で、 ブルームバーグ プロフェッショナル サービスの提供する分析やデータに関するサポートを提供しています。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 6 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 今すぐご相談を。ブルームバーグ・インテリジェンスに関する詳細は http://about.bloomberg.co.jp/professional/bi/ を ご覧いただくか、担当営業までお問い合わせください。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ドバイ +971 4363 1020 フランクフルト +49 69 9204 1210 香港 +852 2977 6000 ロンドン +44 20 7330 7500 ムンバイ +91 22 6120 3600 ニューヨーク +1 212 318 2000 サンフランシスコ +1 415 912 2960 サンパウロ +55 11 3048 4500 シンガポール +65 6212 1000 シドニー +61 2 9777 8600 東京 +81 3 3201 8900 bloomberg.co.jp 本資料に含まれるデータは説明のみを目的としています。 ©2015 BLOOMBERG FINANCE L . P. 無断複写・複製・転載を禁じます。
© Copyright 2024 ExpyDoc