平成27年調査 039 タイトル 「地域主権に関する県と指定都市との意見交換 会」の設置 推進体制等 地方公共団体間の協働 条例による事務処理特例制度 団 体 名 神奈川県 9,100,606 人 人 口 ○ 事 例 の ポイント 県と県内指定都市が意見交換を行う「地域主権に関する県と指定都市との意見 交換会」を平成24年11月に設置。 ○ 地方自治制度のあり方や、いわゆる「二重行政」の解消に向けて、指定都市が 権限移譲を求める事務等について、意見交換を実施。 ○ 意見交換会における合意に基づき、認定こども園の認定・認可権限について、 平成27年4月に法改正により指定都市へ移譲された幼保連携型以外の3類型に関 しても、事務処理特例条例により移譲。 大阪都構想や指定都市による特別自治市構想など、地方自治制度改革に関する議論 が活発化していた中で、3つの指定都市(横浜市、川崎市、相模原市)が所在する神奈川 背景・目的 県としても、地方自治制度のあり方や「二重行政」を解消するための権限移譲などを協議 する場として平成24年11月に「地域主権に関する県と指定都市との意見交換会」を設置し た。 内 効 容 開催時期やテーマは随時に決定している。 現在は、主に、いわゆる「二重行政」の解消に向けて指定都市が権限移譲を求める事 務等について、意見交換を行っている。 出席者は、神奈川県及び県内指定都市の関係課長等であるが、必要に応じて、部局長 級の意見交換会も開催している。 平成26年に地方自治法が改正され、「指定都市都道府県調整会議」の設置が義務付け られたが、それに先立って、地方が主体的に設置した点で先進性がある。 果 意見交換の結果、地方自治制度のあり方については、相互の考え方を共有し、その課 題も含め、認識を深めることができた。 また、権限移譲については、認定こども園の認定・認可権限に関して、就学前の子ども に関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の改正により、幼保連携型の 認定保育園の認定・認可権限が平成27年4月に指定都市へ移譲されたが、それ以外の3 類型(幼稚園型、保育所型、地方裁量型)に関しても、神奈川県独自に指定都市へ移譲 することで合意し、事務処理特例条例により移譲した。 認定こども園に関する事務・権限を指定都市に一元化すれば、窓口が県と指定都市に 分かれず、事業者の利便性を確保でき、指定都市は、保育所の事務と認定こども園の事 務を一体で行うことができる。 その結果、指定都市は、子育て支援施策を地域の実情に応じて効果的に展開すること が可能となり、利用者にとっても、ニーズに応じたきめ細かなサービスを受けることが期待 できる。 担 当 課 関連サイト 神奈川県政策局自治振興部広域連携課 http://www.pref.kanagawa.jp/div/0111/
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