Oracle Cloud Days Modern ERP / EPM Summit Day1 16:30-17:15 クラウドで実現! 企業のグローバル戦略と 成長を促進する管理会計とは 2015年12月8日 株式会社クニエ Managing Director 岩根 知幸 本日の内容 I. クニエのご紹介 II. クラウド化のメリット・デメリット III. グローバル企業の経営課題 IV. グローバルで経営の可視化、経営管理の高度化 V. 経営管理・管理会計システムとしてのEPM VI. クラウドを視野に入れたプロジェクト事例 VII. その他の事例 VIII. 経営管理・会計領域でのクラウド化の方向性 * © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 1 Ⅰ.クニエのご紹介 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 2 クニエのご紹介 外資系監査法人のコンサルティング会社としての歴史を有しながら、国のインフラを支えてきた NTTグループが持つ 社会的使命感の伝統と気概に立脚し、日本独自のコンサルティングスタイル を有する コンサルティング会社を目指しています。 Quality Unites Enthusiasms 「品質」と「熱意」の「融合」 会社概要 会社名 株式会社 クニエ インダストリー QUNIE CORPORATION 設立 2009年7月1日 株主 株式会社NTTデータ 100% 資本金 95百万円 従業員数 350名 代表者 代表取締役社長 事業内容 高木 真也 経営戦略・企業変革を実現するためのコンサルティング サービスの提供 事業所 国内:東京、名古屋、大阪、福岡 海外:上海、バンコク、ジャカルタ、ハノイ(今年度) © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 事業概要 ハイテク 組立製造業 自動車・自動車部品 プロセス 消費財 流通・小売 通信・メディア サービス・公益 金融 サービス 経営戦略・事業戦略 経営管理・会計(FMT) サプライチェーン・マネジメント(SCM) 製品ライフサイクル管理(PLM) 顧客関係管理(CRM) エンタープライズ・ソリューション(ES) ビジネス・トランスフォーメーション(BT) 人事・人材マネジメント(HCM) ITマネジメント(CIOサポート) インフラストラクチャー&テクニカルサービス 3 クニエのご紹介 会社四季報 業界地図2015年度版より クニエは、コンサルティング業界の中の “総合コンサルティング系”の主要6社 の一角に挙げられています。 日経情報ストラテジー 「特集2 CIO・コンサルティング調査2014」 より コンサルティングサービスの満足度で、NTTデータ / NTTデータ経営研究所 / クニエが73.4ポイントを 獲得し初の1位になりました。 (出典) 日経情報ストラテジー June 2014 (出典) 会社四季報 業界地図2015年版 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. Work with Client! 4 クニエのグローバルプロジェクト実績(FY2013) (フランクフルト) (ハンブルグ・ミュンヘン) (チェコ共和国カダン) (ジュネーヴ) (大連) (シカゴ) (カンザス) (ロサンゼルス) (ヒューストン) (ニューヨーク) (ノースカロライナ州・シャーロット) (オーランド州サバンナ) (印・チェンナイ) (上海・蘇州) (上海) (上海) (無錫) (広州) アデレード) (ハノイ) (台湾) (香港・深圳) (ラオス) (ダナン) (バンコク) (バンコク・アユタヤ) ブリジストン(バンコク) (クアラルンプール) (シンガポール) (ジャカルタ) © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 5 クニエの海外拠点(2015年11月現在) 中国 コンサルティングデスク /代理店 【イントラマート】 ベトナム 2015 11月 ベトナム拠点開設 2016 インド拠点開設予定 タイ コンサルティングデスク /代理店 【Netizen】 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 2016 マレーシア拠点開設予定 インドネシア コンサルティングデスク /代理店 【Netika】 6 NTT DATA Group Global Network 41ヵ国・地域、176都市、約43,000人体制を確立(日本国内を除く) (2015年3月31日時点) EMEA 11社(計79都市に拠点展開) |- NTT DATA EMEA |- NTT DATA EUROPE GmbH |- NTT DATA Danmark A/S |- NTT DATA Deutschland GmbH |- NTT DATA Danişmanlik |- NTT DATA Italia |- NTT DATA Osterreich GmbH |- NTT DATA Switzerland AG |- NTT DATA UK |- Everis |- Cirquent Americas China 4社(計57都市に拠点展開) |- NTT DATA, Inc. |- NTT DATA INTERNATIONAL L.L.C. |- NTT DATA BRASIL CONSULTORIA EM T.I. E SOLUÇÕES LTDA |- REVERE GROUP 10社(計13都市に拠点展開) |-NTT DATA (CHINA) |-NTT DATA (CHINA) INVESTMENT |-NTT DATA HANGZHOU |-NTT DATA MSE Dalian |-NTT DATA INTRAMART APAC 11社(計27都市に拠点展開) |-Shanghai NTT DATA |- ACCELLENCE (THAILAND) |-Tianjin NTT DATA |- ENGINEERING SYS. SOL. SLOVAKIA |-Wuxi NTT DATA |- itelligence AG |-YUXIN DATA Technologies |- NTT DATA Thailand |-ENGINEERING SYS. SOL. |- NTT DATA Asia Pacific Pte |- NTT DATA Vietnam |- PT. NTT DATA Indonesia |- NTT DATA Biz Sol. Australia |- NTT DATA Biz Sol. Malaysia |- NTT DATA Biz Sol. Singapore |- NTT DATA MALAYSIA 【各エリア】 NTT DATA FA Insurance Systems (グループ企業5社) NTT DATA International Services (グループ企業18社) EMEA 拠点数 : 79都市 社員数 : 約15,000名 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. APAC 拠点数 : 27都市 社員数 : 約11,500名 China 拠点数 : 14都市 社員数 : 約3,500名 Americas 拠点数 : 57都市 社員数 : 約13,000名 7 Ⅱ.クラウド化のメリット・デメリット © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 8 一般的なクラウド化のメリット・デメリット メリット 構築・変更にかかる期間が短い サイジングが不要 運用コストが下がる ハードウェア等の管理が不要 災害対策(BCP※、DR※)に有効 どこからでもアクセス可能 デメリット カスタマイズが難しい(特にSaaS※の場合) ベンダー都合の運用(SLA※は基本ベンダー規定) オンプレシステムとの連携 ※ BCP :Business continuity planning(事業継続計画)、DR:Disaster Recovery(災害復旧) SaaS:Software as a Service ・・・後術 SLA :Service Level Agreement(サービス品質保証) © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 9 (参考)オンプレとクラウド オンプレミス型 クラウド型 PaaS※ IaaS※ SaaS※ Applications Middle Ware OS Applications Hard Ware Middle Ware Network OS ※ IaaS : Infrastructure as a Service Hard Ware Network 導入期間 導入コスト 運用コスト 自動化 カスタマイ ズ サポート △ △ △ △ ◎ ◎ © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ※ PaaS : Platform as a Service ※ SaaS : Software as a Service △ △ 10 Ⅲ.グローバル企業の経営課題 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 11 グローバル企業の経営環境 国内・先進国市場(米、欧)の縮小 新興国市場の更なる拡大 カントリーリスク・災害リスク 貿易の自由化(FTA/TPP) 競合また自社のM&A 多国籍・多様文化を持った従業員 グローバルガバナンスの更なる必要性 品質保証・品質管理・トレーサビリティ © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 12 経営ニーズの変化 過去 現在・将来 単体 連結・グループ 単一事業 複数事業 全社・事業・部門単位 SBU,商品・製品群(より詳細管理) 財務情報 地域・顧客・業務プロセス・人 実績管理・予実管理 将来予測・シミュレーション 年単位・月単位 日次単位・場合によっては瞬時 日本語 多言語 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 13 経営管理ニーズの変化 従前からの管理 ・事業と地域 ・事業と機能 ・事業と顧客 : 経営ニーズ の変化 様々な角度・括り での管理・分析 の必要性 経営者の感覚 ・ITの進展(クラウド?)により 実現が可能になった? ・今まで諦めていたものができる のでは?と思うようになった 新たな管理・分析 ・事業とサービス ・事業と技術領域 ・事業と業界連携 ・ビックデータ・IoTを 絡め更に・・・ : ↓ IT部門・コンサル に対する期待 「クラウド」は、経営ニーズに応えられるのだろうか? © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 14 Ⅳ.グローバルで経営の可視化、経営管理の高度化 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 15 経営管理サイクル 組織階層 組織目標 経営管理サイクル Plan 企業 グループ 業務 プロセス 企業内 組織 活動・個人 企業目標 組織・業務 プロセス 達成目標 アクションプラン 達成目標 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 戦略 再構築 事業ポート フォリオ の構築 戦略進捗 モニタリ ング 予算での 財務目標 財務的 指標へ展開 予算進捗 モニタリ ング 業務目標 の設定 業務管理 指標展開 業務進捗 モニタリ ング アクション プラン展開 実績収集 業績の評価 企業 事業目標 経営戦略 の策定 Action 目標達成に向けた対応 事業 (SBU) グループ目標 株主への コミット メント Do & Check 16 一般的な経営管理体系 管理体系 概要(上場企業での一般的な例) 2.管理 連結 1.制度連結結果を管理 予算・予想値を策定 月次で実績管理:P/L、B/S、C/F セグメント管理は、開示用のひとつ下レベルで管理 (事業セグメント、地域セグメント等) 3.管理 会計 4.分析 財務諸表(勘定 科目)粒度の管 理 2.グループ全体を更に事業・業務・組織視点で詳細に管理 勘定科目に加え サービス・製品群ごとの連結損益・原価管理を月次で実施 、明細情報、非 連結売上高・連結在庫高を製品単位で把握 財務情報、PSI 非財務情報(人員数など)の把握 情報 グループ目標を各事業、各社、各組織においてPDCAを実施 各業務のアクテ ィビティ情報の 3.管理会計を更に充実させるため、様々な視点で分析 管理 多角的な視点(サービス別、地域別、顧客別など)で分析 PSI情報、購買情報、品質情報、設計・開発情報 生産現場など、個別組織、個別製品レベルまで展開した分 析情報 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. グループとしての分析 会計基準に準拠した連結・・・開示用 (四半期単位、セグメント単位、P/L、B/S、C/F) グループとしての管理 1.制度 連結 管理項目の要点 分析を行うため の各種データ 17 「経営の見える化」の幅と深さ:管理・分析を行う上で 他社における検討事例 「経営の見える化」の幅(視点の数) 勘定科目 レベル 製品別 地域別 顧客別 「経営の見える化」の範囲 アクティビティ レベル 「経営の見える化」の範囲は、企業(グループ 各社)の状況により異なる。 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 【簡易な経営管理】 ・・・ 財務諸表レベルでの管理を中心 ・・・ 「経営の見える化」の深さ(程度) 財務諸表 連結財務諸表管理 が中心 とした、現実的に対応可能な 範囲にとどめる メリット: 実現可能性高く、早期に効果 システム投資が少額 デメリット: 詳細な管理、データ取得が不可 現場・アクティ ビティレベルまで管理 【高度な経営管理】 あるべき管理・分析の対象範囲 を幅広い範囲で網羅的に追及 メリット: システムの多重投資回避 デメリット: 構築に期間を要す システム対応コストが多額 18 施策別予算管理(マトリックス予算) 【施策別予算管理の有用性】 年度別予算管理 施策別予算管理 X年 X+1年 X+2年 X+3年 C/F (P/L) (B/S) C/F (P/L) (B/S) C/F (P/L) (B/S) C/F (P/L) (B/S) 施策A 施策B 施策 C 施策D P/L 予算 B/S vs C/F 実績 P/L 予算 B/S vs C/F 実績 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 企業で意思決定される諸施策は、 将来の企業業績に大きく影響す る。 P/L 予算 B/S vs C/F 実績 P/L 予算 B/S vs C/F 実績 予算 vs 実績 予算 vs 実績 予算 vs 実績 予算 vs 実績 施策ごとの将来リスクのシミュ レーション、対策案の考案がし 易い。 施策単位であれば、事業環境の 変化に対する対応がとり易い。 ゼロベース思考で予算管理がし 易い。 部分思考ではなく全体思考での 予算管理がし易い。(会社や組 織を超えた管理) 19 将来情報・パイプライン管理 P/L (過去) 現在 意思決定 事業化(施策化) 案1 事業化(施策化)準備 施策化決定後の管理 案2 案3 案4 将来情報・パイプライン管理 ②.意思決定後、施策が実行される までに計画通り進捗している かの管理 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. ①.意思決定する前に、どのよう な案(活動)がされている かの管理 20 仕組み検討の視点 経営ニーズ 管理・分析データ 実現形態 目的 切り口 基準/制度 情報利用者・部門・機能 指標・科目・項目 業務 用途 粒度 システム 見方 データ サイクル・タイミング 検討範囲/視点 投資対効果の力点 実現までの期間 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. ルール等の展開/浸透 元データの有無/作成可能性 業務負荷 利用システム 投資規模 21 Ⅴ.経営管理・管理会計システムとしてのEPM © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 22 EPMとは EPM: Enterprise Performance Management 企業の戦略、およびその戦略と整合性を保った業績評価制度をもとに、業績、すな わち戦略の達成状況を適時に把握し企業の管理サイクル(PDCAサイクル)を有効 に機能させる、統合された業務プロセスと情報システムである 戦略の実現を測定する指標の定義 トップマネジメント PDCAの実践 ミドルマネジメント 経営管理 現場担当者 業務プロセス 目標達成による戦略実現への貢献 戦略のブレイクダウン 戦略策定 業務システム データの 収集/格納 経営管理ポータル Data Base 販売管理 購買管理 生産管理 在庫管理 発注管理 受注管理 財務会計 管理会計 プロセス評価指標等 業務上の具体的なアクションを可能にする指標の提供 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 23 ERPとEPMの関係 ERP 財務会計 経営管理・管理会計 GL 残高明細 中期計画 EPM(Enterprise performance management) 201X年 201Y 年 201Z 年 予算編成・見込み収集 現時点 経営トップ 各 拠 点 実績 マスタ 【トップダウン案】 【ボトムアップ案】 経営企画室 各 部 門 組織マスタ・階層 トップダウン 科目マスタ・階層 予算 製品マスタ・階層 ボトムアップ その他マスタ 強気 関連システム 生産数量 在庫数量 受注高 確度 役職・人数 SCM SFA 人事 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 見込み 成り行き 事業責任者 •予算・見込み入力 •ワークフロー・プロセス管理 •積上計算/配賦処理 予実分析・レポーティング •ダッシュボード •定型レポート •非定形分析 •Excelレポート 弱気 24 Ⅳ.クラウド化を視野に入れたプロジェクト事例 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 25 Ⅶ.その他の事例 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 26 他社事例からの考察 経営管理・管理会計領域でクラウドを利用している企業はまだ少ない 中小企業での利用が多いが、その理由は、導入期間短縮、導入・運用の コスト削減が主目的となっている 予算管理や収益管理にクラウドを効果的に使っている企業も出始めた クラウドを利用する上で、業務・ルール・データの標準化は必須 大企業においては、とっつき易く柔軟性のあるクラウドを部分的な (ある機能領域や個社の)管理会計に使用しているところもある クラウドは、その柔軟性と拡張性から子会社展開や海外展開に有用 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 27 Ⅷ.経営管理・会計領域でのクラウド化の方向性 © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 28 経営管理・管理会計領域でのクラウド化の方向性 クラウドの特徴 経営管理・会計領域での適用 どこからでもアクセス可能 統一プラットフォーム 海外を含む個社情報の収集に適している ※ M&A後もすぐに使用可能 IFRS対応の制度連結にも有効 ガバナンス強化に有効 ハードなどの導入費用がかか らない 短期での導入が可能 管理要件は変わるものであり、要件変更 に柔軟に対応できる ※ 最初から大規模なシステム導入を するのではなく小さく始められる (上記プラス) ハードのスペック制約がない 拠点の拡大、管理データの拡大に容易 に対応が可能 他業務システムを同一基盤 上に構築できる 業務と会計の連携がよくなり、より精度 の高い迅速な会計処理、分析が可能 IoTやビックデータによりその用途や 効果性・効率性を更に追求できる © 2015 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 29 本件に関するお問い合わせ先 株式会社 クニエ 〒107-0051 東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー8F TEL HP E-MAIL : 03(5785)2292 : http://www.qunie.com : [email protected] Managing Director 岩根知幸 Tomoyuki Iwane [email protected] (直通)Tel: 080-1022-0774
© Copyright 2024 ExpyDoc