綿 祐二 教授プロフィール

教授
WATA, Yuji
綿 祐二
ワタ ユウジ
体育学修士(鹿屋体育大学)
鹿屋体育大学(NIFS)大学院体育学研究科修了(1990), 東京都立大学理学部助手(1991~2000), 長崎国際
大学人間社会学部社会福祉学科助教授(2000~2004), 文京学院大学人間学部人間福祉学科・大学院人間学
研究科教授(2004~2013), 社会福祉法人睦月会理事長(2005~), 日本福祉大学赴任(2013).
【研究分野】
障害福祉学, 介護福祉学, 福祉専門職人材育成.
【キーワード】
発達障害の療育研究, 障害者への支援, 利用者本位の介護
実践, 福祉現場の倫理, 福祉施設の人材育成,理論と実践の
融合.
【担当授業科目】
通信教育部: 障害者福祉論, ケアマネジメント入門,福祉施
設の人材育成, 相談援助演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ, 相談
援助実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ.
【主な研究テーマ】
1. 福祉現場の理論と実践の融合
福祉専門職の援助実践にはエビデンスが不可欠である. し
かしながら, 多くの福祉現場でその理論が具現化できない
事も多い. 人材育成にはこの乖離を解決しなければならな
い. 本研究では, 福祉現場の理論と実践の乖離を実証的に
明らかにして, 理論と実践の融合をはかれる人材育成につ
いて検討する.
2. 障害福祉の領域における権利擁護と倫理基準
障害者の権利擁護の歴史的変遷を整理して, それぞれの倫
理・非倫理を歴史的に整理する. その過程における障害者
の自立について検討する.
【主な研究業績】
<著書>
・ 『高齢者の寄り添い介護-考え方・進め方-』 総頁65p,
単著, 黎明書房, 2009.06.
・ 『介護の基本Ⅰ』 総頁200p, 共著, 「介護福祉士の役割と
機能を支える仕組み」pp.15-25, 建帛者, 2009.05.
・ 『介護の基本Ⅱ』 総頁190p, 単著, 建帛者, 2009.04.
・ 『生活援助技術Ⅰ』 総頁205p, 共著, 「障害をおった人び
とに対する支援技術」pp.93-142, 建帛者, 2009.03.
・ 『社会調査の基礎』 総頁220p, 共著, 「社会調査の倫理」
pp.18-26, 弘文堂, 2008.12.
・ 『介護専門職のための利用者本位の介護技術』 総頁195p,
単著, アニカ出版, 2004.10.
・ 『アダプテッド・スポーツの科学』 総頁268p, 共著,「高
齢者のレクリエーションにおけるアダプテッド・スポーツ」
pp.76-81, 市村出版, 2004.10.
・ 「地域における障がい児余暇支援の課題」, 『地域連携教
育研究』3, 共著, 文京学院大学地域連携センターBICS,
2010.05, pp.10-25.
・ 「契約時代における介護人材の養成について-エビデンス
に基づく介護技術とは-」, 『地域ケアリング』9巻3号,
単著, 北隆館, 2007.03, pp.6-11.
・ 「精神保健の知識と理解に関する日豪比較研究」, 『ここ
ろの健康科学研究報告書(厚生労働省科学研究費報告書)』,
共著, 厚労省, 2004.04, pp.123-136.
・ 「在宅障害児の介護者の介護の安定を規定する要因に関す
る研究」, 『長崎国際大学論叢』2, 共著, 長崎国際大学,
2002.01, pp.193-201.
・ 「在宅要介護高齢者の介護者のQOLに関する研究-介護生活
過程の重回帰分析およびパス解析におけるQOLの規定要因」,
『長崎国際大学論叢』1, 単著, 長崎国際大学, 2001.03,
pp.457-466.
<学会発表>
・ The New Law to health and welfare services for the
persons with disabilities in JAPAN: shifting the emphasis from mere protection to making them more independent living. International Association of Schools
of Social Work, 2009.07.
・ 障害者自立支援法施行後の障害児・者入所施設における自
立生活-地域移行に対する利用者と支援職員の意識の差異
-, 第55回日本社会福祉学会, 2007.09.
・ 障害者自立支援法における「自立生活」の実現に関する縦
断的研究(1)-施行前の障害者およびその家族の不安要因と
生活自立度-, 第54回日本社会福祉学会, 2006.09.
【所属学会】
日本介護福祉学会(1998~, 理事2009~), 日本社会福祉学
会(2001~).
【社会における活動と仕事】
社会福祉法人睦月会 理事長(2002~), 西東京市保健福祉審
議 委員(2010~), 西東京市地域自立支援協議会 会長
(2010~), 財団法人社会福祉振興 社会福祉士国家試験委員
(2014~), 日本介護福祉学会 理事(2011~).
【受賞学術賞】
・ (社団)全国大学体育連合 研究奨励賞, 1998.03.
<論文>
・ 「自閉症のこだわり行動による生活困難性への支援のあり
方-福祉専門職と母親の支援内容についてのエピソード分
析-」, 『文京学院大学人間学部研究紀要』13, 共著, 文
京学院大学, 2012.03, pp.19-32.
・ 「肢体不自由児をもつ親の生活困難性と親亡き後に対する
考え方について」, 『地域連携教育研究』4,共著, 文京学
院大学地域連携センターBICS, 2011.05, pp.1-9.
・ 「知的障害児の母親の葛藤とその支援のあり方」, 『文京
学院大学人間学部研究紀要』12, 共著, 文京学院大学,
2010.05, pp.79-96.
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