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介護職員初任者研修(通信)シラバス
科目番号・科目名
指導目標
3
3
介護の基本
介護の基本
・介護職に求められる専門性と職業倫理の必要性に気づき、職務におけるリスクとその対応策のう
ち重要なものを理解している。
・介護を必要としている人の個別性を理解し、その人の生活を支えるという視点から支援を捉える
ことができる。
項目番号
(1)介護職の役割、専門性と
全日
通信
通信
対面学習
対面学習
通信学習
時間数
時間数
時間数
2.0
1.0
1.0
多職種との連携
講義・演習内容・通信学習課題の内容等
<講師による講義の内容>
(1)介護環境の特徴の理解
1)利用者生活の拠点
2)少子高齢社会と介護システム
3)利用者を地域で支える
・地域包括ケアの実現に向けて-地域が目指すべき地域包括ケアシステムとは
・「地域包括ケアシステム」5 つの視点
(2)介護の専門性
1)介護の理念
2)介護の対象と目的・定義
3)介護実践の原則
・自立支援
・利用者の尊厳・基本的人権を尊重する
・生活支援者として対人援助の原則を尊重する
・利用者がこころのやすらぎを得る居場所づくり
・潜在能力や意欲を引き出す介護
・ライフスタイルの尊重
・医療・福祉関係者との連携 ・介護倫理の尊重
・科学的な理論、根拠に裏づけられた介護実践
4)「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正
・「社会福祉士及び介護福祉士法」の主な改正点
・介護福祉士の「責務(義務)」
5)求められる介護福祉像とは
6)介護職が実施できる医療的ケア
(3)介護にかかわる職種
1)多職種連携の意義と目的
・チームケアの必要性 ・事業所内のチームの意義
・多職種からなるチームの意義
・多職種からなるチーム ・事例紹介
<通信学習課題の内容>
・介護職の役割、専門性と多職種との連携に関する添削問題の提出
五択一問題
・介護実践の原則について
・社会福祉士及び介護福祉士法の改正について
・チームケアにおける各種専門職について
記述問題
・自己実現について
(2)介護職の職業倫理
1.0
0.5
0.5
<講師による講義の内容>
(1)倫理観の必要性
・介護職としての社会的責任
・「倫理」の意味 ・法律の遵守責務
(2)倫理綱領とは
介護職員初任者研修(通信)シラバス
3
介護の基本
・倫理綱領とは何か
・日本介護福祉士会の倫理綱領の解説
・介護実践を行う場合に必要な「倫理的判断の視点」
(3)事例紹介
<通信学習課題の内容>
五択一問題
・日本介護福祉士会倫理綱領について
記述問題
・倫理的判断の 4 つの視点について
(3)介護における安全の確保
2.5
1.0
1.5
とリスクマネジメント
<講師による講義の内容>
(1)介護労働における安全の確保
・リスクマネジメントと危機管理の違い
・リスクマネジメント関連用語と定義(ISO/IEC ガイド 51、1999)
・介護事故と労働災害
(2)事故予防
・不安全状態と不安全行動
・事故の予防と危険感受性 ・高齢者の特性
・作業環境管理、作業管理および健康管理
(3)安全対策
・安全教育 ・危険予知訓練(KYT)
・リスクアセスメントとリスクマネジメント
・現場で実施できるリスクアセスメント
・介護事故が起こってしまったときの対応
(4)感染対策
1)感染症の基礎知識
・感染症とは ・感染成立の三要素と予防対策
・感染と発症(汚染→感染→増殖→発症)
・潜伏期と保菌者
2)介護現場に関わる主な感染症
3)感染症対策に対する基本的態度
4)感染症予防の基本事項
・基本事項 ・手洗い ・うがい
5)介護職員の健康管理
6)空調などの設備の管理
・空調機(エアコン)の点検・清掃
・飲み水の管理(給水・給湯設備)
7)感染予防に基づいた介助
・食事介助
・排泄介助(おむつ交換を含む) ・医療処置
<通信学習課題の内容>
五択一問題
・高齢者の特性について ・感染症対策について
・感染症予防の基本事項について
記述問題
・リスクマネージメントについて
(4)介護職の安全
0.5
0.5
0.0
<講師による講義の内容>
(1)介護職員のこころの健康管理
1)ストレッサーとストレス反応
2)職場のストレスモデル
3)労働者の心の健康の保持増進のための指針
介護職員初任者研修(通信)シラバス
3
介護の基本
・メンタルヘルスケアの基本的考え方
・4 つのメンタルヘルスケアの推進
4)介護職員のこころの健康の保持増進
(2)介護職員のからだの健康管理
・腰痛とは
・職場における腰痛予防対策の基本的な考え方
・腰痛予防のための労働衛生管理
合計時間数
使用する教材・備品等
6.0
3.0
3.0
・日本医療企画発行 介護職員初任者研修課程テキスト 1
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