議案第46号 和解について(所有権確認等、同反訴請求控訴事件) 市道

議案第46号
和解について(所有権確認等、同反訴請求控訴事件)
市道上溝147号の敷地に係る所有権確認等、同反訴請求控訴事件 (東京高等裁
判所平成25年(ネ)第7227号)について、次のとおり和解する。
平成26年5月22日提出
相模原市長
1
加
山
俊
夫
和解の相手方
市内在住者
2
和解の要旨
(1)本市及び相手方は、相模原市中央区上溝621番4の土地(面積
5.78
平方メートル。以下「本件土地」という。)が市道上溝147号の敷地として適
法に使用されていることを相互に確認する。
(2)相手方は、本市に対し、平成26年5月27日に本件土地を売り渡し、本市
は、これを買い受ける。
(3)相手方は、本市に対し、平成26年5月27日付け売買を原因とする所有権
移転登記手続をする。本市は、相手方に金100,000円を支払う。
(4)本市は、相手方に対し、前号の金員を平成26年6月30日までに支払う。
(5)相手方は、本市に対し、本件土地についてその余の請求を放棄する。
(6)本市及び相手方は、本件土地に関し、本和解条項に定める もののほか、何ら
の債権債務がないことを相互に確認する。
(7)訴訟費用は、各自の負担とする。
3
和解の方法
民事訴訟法(平成8年法律第109号)第89条の規定による訴訟上の和解によ
り行う。
4
事件の概要
(1)相手方は、本件土地について、本市が何らの権限なく昭和47年頃から市道
上溝147号の一部として使用しているとして、平成24年3月22日に本市
に対し、本件土地が相手方の所有であることの確認並びに本件土地の使用料、
相手方の精神的苦痛に対する慰謝料及び弁護士費用の支払を求める訴えを横浜
地方裁判所相模原支部に提起した(横浜地方裁判所相模原支部平成24年(ワ)
第118号)。
(2)本 市 は 、 第 1 審 に お い て 、 訴 外 業 者 に よ り 都 市 計 画 法 (昭 和 4 3 年 法 律 第
1 0 0 号 )第 4 条 第 1 2 項 の 開 発 行 為 が な さ れ た 本 件 土 地 の 所 有 権 が 同 法 第
40条第2項の規 定 により開発行為の 完 了公告の翌日であ る 昭和47年2月
17日に本市に帰属している旨を主張していたが、本事件の終局的な解決を図
るとともに、本件土地に係る今後の紛争を予防するため、本市が本件土地につ
き所有権を有する こ との確認及び相手 方 が本市に対して所 有 権移転登記手続
をすることを求め る 反訴を平成25年 5 月20 日に横浜地 方 裁判所相模原支
部に提起した(横浜地方裁判所相模原支部平成25年(ワ)第213号)。
(3)平成25年11月21日に第1審の判決が言い渡され、相手方の請求は棄却
され、本市が本件土地につき所有権を有することが確認されたが、相手方は、
第1審の判決の内容を不服として、同年12月6日に東京高等裁判所に控訴し
た(東京高等裁判所平成25年(ネ)第7227号)。
(4)平成26年3月26日に東京高等裁判所から本市及び相手方に対し、民事訴
訟法第89条の規定による和解の試みがなされ、同年4月21日に和解案が提
示された。
提案の理由
市道上溝147号の敷地に係る所有権確認等、同反訴請求控訴事件 (東京高等
裁判所平成25年(ネ)第7227号)について和解いたしたく、地方自治法(昭和
22年法律第67号)第96条第1項第12号の規定により提案するものである。
議案第46号関係資料
案
内
図
陽光台(4)
陽光台(5)
道保川公園
上
溝
(
陽
光
台
6
)
番田駅
鳩
川
上溝南小学校
姥
川
下
県立上溝南高校
本件土地
溝
土 地 所 在 図
市道上溝629号
市道上溝630号
市道上溝631号
市道上溝516号
N
市道上溝147号
凡 例
開発行為がなされた区域
開発行為が
本件土地