安屋の盆踊【あんやのぼんおどり】

安屋の盆踊【あんやのぼんおどり】
開催場所
開催日
北九州市若松区安屋地区
JA 逆水集出荷場
8 月 23 日
【芸能の概要】
安屋の盆踊は、遠賀川流域系の盆踊りの一系統である芦屋町の「はねそ」とほぼ同一芸態の盆踊り
である。踊りは「はねそ」と「思案橋」の 2 種類。「はねそ」は通常の盆踊りに見られる輪踊りでは
なく、横隊になって踊る珍しい形態のもの。「思案橋」の踊りは、左回りの輪踊り。楽器は芦屋のは
ねそが三味線、太鼓を使用するのに対し、安屋の盆踊は太鼓のみである。
【芸能の特徴】
安屋の盆踊りは「はねそ」
「思案橋」の 2 種類あり、共に遠賀川流域に広まった盆踊りである。
「は
ねそ」は、時宗の念仏踊りが着物の裾を足で跳ねて踊ったころから「はねそ」といわれたと考えられ
ている。中世末から近世にかけて芦屋を根拠地に活動していた歌舞伎役者がこの踊りを盆踊りに取り
いれたといわれている。「思案橋」は、江戸時代中期から筑豊地方の盆踊り唄としてきたもので、芦
屋役者や植木役者、遠賀川の船頭達によって広められた。いつ頃伝わったか明らかではないが、これ
らの盆踊りが安屋地区に伝わったといわれている。
戦時中も中断する事なく行われてきた。以前は、運営を青年団中心に行っていたが、出稼ぎ等で青
年が少数となったので解散。その後、婦人会、子供会が 5 年前より安屋夏祭り大会として自治会や村
づくり委員会が中心となって活動している。
【使用する祭具・道具など】
伴奏楽器を使用しない安屋の「思案橋」
「はねそ」は、唄のみで、とてもシンプルなものである。
・アクセス
北九州市営バス安屋バス停より徒歩 10 分
・周辺の観光
響灘緑地、グリーンパーク、火野葦平資料館、菖蒲谷池
自然公園、高塔山公園
脇之浦はだか祭(1 月)
若松あじさい祭り(6 月)
若松みなと祭り(7 月)
小石観音寺四万六千日夏季大祭(8 月)
・近くの特産品
大葉春菊、フグ、一粒カキ、小倉牛