デジタル・オンデマンド出版センターの取組み (Digital on Demand Publishing Center) http://www.dodpcenter.com/ 事務局:東京都千代田区岩本町3-1-2光和コンピューター内 電話 03-3865-1981 FAX03-3865-1922 E-mail [email protected] はじめに 中小出版社の声を聞いて、欧米のような小部数から対応で きるデジタルオンデマンド出版のサービスが出来ないだろ うか? 出版界から絶版・品切れ重版未定をなくせないだろうか? 出版梓会などの出版社と説明会やヒヤリングを通しマーケティングを行った ・中小出版社中心 ・会員112社 1 品切れ重版未定の本とは 日本書籍出版協会DB 182万点 約35万点が品切れ 重版未定本 絶版を除いた入手可能な本を書籍 検索サイトBooks.or.jpで公開 95万点 実際に注文すると 60万点 日本書籍出版協会のDBには約182万点登録されており、その中で95万点(約10000社)が 入手可能となっています。しかし実際には60万点位しか入手できず、 残りの35万点以上が、いわゆる品切れ重版未定本とされ、 その傾向はますます加速しています。 2 DOD出版センターとは? 中小出版社向け小ロット・低コスト出版サービス 【特色】 ①システム、制作、物流の各業種のプロフェッショナル 企業が協業で行なう出版業界初のサプライチェーン ② ロール式インクジェット印刷機を活用した、まとめて 束ねるJOBギャンギングで高品質・低コストを実現 ③ ロール式インクジェット印刷機だけでなく、従来の トナーPOD出力もサービスに加えて多様な要望に対応 3 協業のサプライチェーン 4 オフセット印刷機で活用されるギャンギング機能 GUIで設定入力、もしくは、 テキスト情報(CSV)をインポート! 5 ロールIJ印刷機のJOBギャンギングとは? 6 ロールIJ印刷機で印刷するには? ※標準仕様化がポイント ・用紙の特定:本文、表紙とも指定用紙 ・造本:B6~A5判、並製、カバー・見返し・スリップなし ・本文1色、表紙4色 ・カバーデータを表紙印刷(トナーPOD出力) ・新奥付、新ISBNを付ける(底本がある場合のオンデマン ド版) ・出版社とのやり取りのミニマム化: ・Print Readyな校了PDFデータ入稿 ・校正作業はWeb上で確認 ・集めて束ねてロール1本分のデータを作成し、印刷・製本 7 リメイク本サンプル 上製本カバー付 → 並製本カバーなし (底本) (オンデマンド本) 8 リメイク本活用事例 日本教文社様 9 DOD出版センターのサービス • 絶版や品切れ重版未定本のリメイク版 • 重版を刻むため新刊から小ロット印刷 • 販促用プルーフ本の制作 • テストマーケティングのための小ロット印刷 • 高価格本の軽装版 • 年度版やシリーズものの合本制作 • 電子書籍のオンデマンド出版 • 書店チェーンや地区限定販売のための小ロット制作 • 制作のみに特化した自費出版の請負 • データの保管・管理 → 電子書籍化対応 10 参考資料:米国の書籍流通とその特長 INGRAMグループ: 米国市場では生産と物流を統合して請負う (ワンストップサービス)会社が主流となっている。 ※出展:PODi 11 DOD出版センターの目指すもの ■小ロットのPODで年間5000万冊を制作 アメリカのライトニングソース社は、世界最大手の書籍取次会社である イングラムグループの子会社で、1998年にPODビジネスをスタートさせ た。現在では世界最大規模のPODビジネスを展開する企業に成長してい る。同社の成功はイングラムグループが構築したサプライチェーン、デー タベース、デリバリーシステムが一体となって実現できたものだ。 POD事業の立上げ時よりロール紙タイプではジョブギャンギング(バ リアブル印刷の応用で、小ロット単位でワンジョブ化し効率的に行う)を 実施しており、200冊集まった時点で印刷・製本工程を始めていた。現在 はPODの仕事量が多いため、システムは待ち時間なしで常時フル稼働し ている。 5000以上の出版社から500万タイトルを集めてデータベース化し、年間 5000万冊をPODで制作している。原則として受注から24時間以内に出 荷し、平均ロットは1.9冊/オーダーというから、まさしく1冊からの小 ロットビジネスである。 ※印刷白書2014 「1冊からのPODサービスでビジネスの形を変える」から 12 MEMO 13
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