大事なことは 市民が決める 私たちにとっていちばん身近な政治である 区政。なかでも地域の課題は区政と大きく関 わっています。私は、 近隣の大規模開発をきっ かけに区政と深く関わるようになり、地域固 有の歴史を大切にしながら将来の姿を描くに は、区政への市民の参加が不可欠だと思いま した。 そして、市民参加のためには、政治を誰か にお任せするのではなく、自分が住むまちの 今と将来を決めるのは自分たちだという住民 の意志が必要だと実感しました。自分たちの まちの大事なことは自分たちで決める。生活 者ネットワークではこれを﹁市民自治﹂とよ んでいます。この市民自治を実効性あるもの にするために、情報公開をすすめ、合意形成、 市 民 参 加 の し く み を 拡 充 し て いき た い と 思 っ ています。 中野・生活者ネットワークには、食、環境、 子どもの居場所づくり、介護、まちづくりな ど、これまで地域で地道に活動してきた仲間 がいます。こうした仲間と一緒に、みなさま のご意見を聞かせていただきながら、市民自 細野かよこ 治を広げていけるよう全力で取り組みます。 中野・生活者ネットワークは、2015年統一地方選挙に 新人を擁立し、挑戦します。 私は2005年、警察大学校等跡地(現・中野四季の都市)を防災公園に しようという市民運動に出会い、地域の環境を守り、災害に備えた まちにしたいと活動に加わりました。この活動を通じて、地域の良 さと守るべきものをよくわかっている住民が積極的に区政に関わ らなければ、開発によって地域の個性が失われ、浸水リスクなど都 市の問題が置き去りにされるのではと多くの疑問を感じました。 311以降は中野区の友人たちとともに「東北支援・中野」を立ち上げ、 被災地への物資支援、放射能の勉強会を開催し、2012年からは、放射 線量の高い地域にくらす福島の子どもたちを春と夏、南房総市によ んで外遊びをする保養キャンプを続けています。 ■1962年、三重県員弁郡(現いなべ市)生まれ。1984年、日本福祉大学社会 福祉学部第二部卒業。学童保育指導員などをしながら大学に通い、1985年 ∼86年まで障害児入所施設で生活指導員として勤務。1986年∼90年、中高 年のケア付き住宅の企画・運営の仕事をしながら名古屋、大阪、東京を転 住。1993年からは会報、社内報、書籍などの編集・製作に携わる。2007年に 退職、以降はフリーランスで仕事を続けながら、2011年∼14年まで近隣図 書館に勤務し、現在に至る。 ■2007年、中野・生活者ネットワークに参加(広報担当)、14年から政策委 員、中野・コンポスト連絡会会員、なかのアクション・福島子ども保養プロ ジェクト会計、生活クラブ生協組合員。 ■沼袋3丁目在住。
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