副生ガス焚きコンバインドサイクル発電設備の完工

2015年8月4日
(東証一部、証券コード:1983)
副生ガス焚きコンバインドサイクル発電設備の完工
当社が機器据付に関する建設工事を進めてきました、JFEスチール株式会社東日本製鉄所(千葉
地区)のコンバインドサイクル発電設備がこの度完工し、先般竣工式が執り行われました。
稼働した西発電所4号機は出力166MW、製鉄の工程で発生する比較的発熱量の低い製鉄所の副
生ガスと都市ガスを同時に燃焼可能な国内初のガスタービンコンバインドサイクル発電設備で、当社
はEPC*契約者として、発電設備の供給、据付、試験・調整を請け負いました。
本発電設備は、省エネルギー・高効率化を目的とした、JFEスチール株式会社殿が所有する自家
発電設備のリフレッシュ案件であり、既設設備の一部を流用し、新たにガスタービン設備他を追加す
ることで、副生ガスをより効率的に使用することが可能となります。
当社グループはこれまで、国内外の産業用火力発電設備におけるEPCプロジェクトや信頼性向上
等の改良保全事業に取り組み、今回の副生ガス焚きによるコンバインドサイクル発電設備や天然ガス
や石炭などを燃料とするコジェネレーション・コンバインドサイクル発電設備など、数多くの施工実
績があります。
今後、国内では2016年度からの電力小売り全面自由化により、100MWクラスの発電所建設
ニーズが高まることが想定されております。当社はこれまで数多くのEPC案件を手掛けてきた実績
と技術を活かし、この分野の受注拡大を目指していくとともに、燃料多様化に応えた発電所の建設を
通じて、クリーンなエネルギー社会に貢献してまいります。
*
EPC:Engineering(設計)
、Procurement(調達)
、Construction(施工・試運転)までを一括受注し履行する。
以 上
本件に関する問合せ先
東芝プラントシステム株式会社
TEL:045-500-7012
業務部 広報担当