25 CONTENTS イントロダクション Mazda Annual Report 2015 マネジメントメッセージ モノ造り革新 成長戦略 持続的成長を支える基盤 事業活動のレビュー 「モノ造り革新」の狙いと考え方 「モノ造り革新」 性能アップ コストを低減させながら、 目標 性能目標 ボリューム効率を高める 共通生産工程をサポートする コモン アーキテクチャー 構想 さまざまなニーズに応える 一括企画による車台の基本 骨格や部品およびシステム の共通化 生産ラインを考慮した設計 ■ 相反するコスト低減と性能アップを 「モノ造り革新」で両立させる 多様性も実現 ■ 一括企画 生産 開発 従来 多様化するお客さまのニーズにきめ細か く対応しようとすると車種や部品が増え、 より効率的な多品種生産 ■ 生産性の低下によるコスト増の要因になり コスト目標 ます。しかし、商品の魅力やコストで妥協す れば競争力を失います。お客さまのニーズに 会社情報 きめ細かく最適に応えることと、量産効果を 「モノ造り革新」による改善 発揮してコストを下げ競争力のある価格を 開発・生産コストは劇的に改善 コスト低減 フレキシブル 生産構想 競合力のある多品種生産を サポートする 性能 提供するという、一見矛盾する二律を両立す 「モノ造り革新」により、 「CX-5」からスタートした る必要があります。 新 世 代 商 品 群 や SKYACTIV 技 術 で は、商 品 の マツダは、5 年から 10 年のスパンで未来 開発効率化、生産設備投資の効率化、大幅な車両 を見据えて、将来導入する車種を車格やセグ コストの改善を実現しています。今後導入予定の メントを越えて一括企画することで、共通の 新商品においても品質の維持・向上とコスト改善 開発方法や生産プロセスを実現し、より効 を推進していきます。 開発効率化 生産設備投資 コスト改善 コスト改善/効率化 30%以上 SKYACTIV-G/D 70%以上 車両 20%以上 車両(除く、追加装備) 100kg以上軽量化(燃費改善5%相当) 20%以上→30%(目標) SKYACTIV-D 燃費改善20%、Euro6適合 前モデルよりも改善 SKYACTIV-G 燃費・トルク改善15%、Euro6適合可能 前直噴よりも改善 SKYACTIV-DRIVE 燃費改善4-7%、ダイレクトフィーリング向上 前モデルと同じレベル 率的に多品種の商品を開発・生産する「モノ 造り革新」 に取り組んできました。開発面では 「一括企画」による、多様な車台(プラット フォーム)や部品の基本骨格(アーキテク チャー)の共通化を進めています。同時に、 CHECK 車種/車格を越えて機能ごとの最適構造を共通化し、各車種へ水平展開 一括企画/コモンアーキテクチャー BEFORE:車種最適 生産面では、台数変動、新車導入などにス SUV ピーディかつ最少投資で対応できる柔軟な C/D 生産体制を築くことでビジネス効率の向上 C を目指しています。 B AFTER:全体最適 一括企画:5 ~ 10 年先を予測して、全商品を最終的に企画 開発 生産 SUV 開発 エンジンシリーズ 生産 変速機シリーズ C/D 開発 生産 ボディシリーズ C シャシーシリーズ 開発 生産 B その他のユニット SUV 1つの開発/生産コンセプトを 全車種で共有化 ラインアップ全体で スケールメリットを追求 C/D C B
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