拡大画像はこちら

平成27年新年号
発行:すずきクリニック
平 成 2 7 年 1 月 1 3 日 発 行 ℡ : 3598-3310
います。基本は受け付け順に診察を行いますが、体調不
良の方や初診の方は随時、間に入れさせていただきます。
ご了承ください。
2015年、また
原則予約による診療は行っていません。ただし採血を除
新しい年を迎えました。今年はどんな年になるのでしょ
く検査は予約をお願いしています。また介護保険意見書
うか。昨年末に総選挙が行われ極めて低い投票率で与党
作成のための診察は時間がかかるため原則午後3時半に
が圧勝しました。アベノミックスが承認されたといって
予約で行います。できるだけ臨機応変にして少しでも待
強引な政策がすすめられ、富めるものと貧しいものとの
ち時間の少なくなるように改善したいと考えています。
格差が広がるのではないかと危惧されます。医療に関し
サルコペニア
ても混合診療が認められ、自費診療が大手を振って認め
と
フレイル
開業以来20数年経ちますと60歳で初めて拝見した
られるような風潮になり「素晴らしい日本の保険制度」
患者さんも80歳を超えることに
が、崩壊することのないように祈るものです。沖縄の基
なります。上記の二つの語彙は最
地、先の見えない状況での原発再稼働など問題は有り余
近マスコミが取り上げたりするこ
るようです。さてすずきクリニックも皆様のご支援で2
ともあり、お聞きになった方もお
2年目になりますが、患者の皆様にはご不満な点が多々
られることでしょう。どれも加齢
あるものと考えます。私としても特に長時間お待たせす
に伴う衰えを主とした状態を表す言葉と理解していただ
ることが気になっているところですが、なかなか名案が
けばよいと考えます。サルコペニアとフレイルの違い
ありません。今回の健康倶楽部では、すずきクリニック
は?といいますとどちらも加齢に伴う機能低下を意味し
の現況について紹介させていただきます。
ています。サルコペニアとは筋肉量減少を主体とした身
当院のスタッフ
体機能の低下を主要因としているのに対してフレイルは
医師は常勤の院長:鈴木敏文のほかに3人のパートの
移動能力、筋力、バランス、運動処理能力、認知機能、
医師がいます。古くからの紺野進医師は院長の先輩で外
栄養状態、持久力、日常生活の活動性、疲労感などの多
科医ですが、内科全般も見ています。整形外科の久保田
岐にわたる衰えを含んだ虚弱と考えるとよいでしょう。
耕造医師は手の外科が専門ですが、AKA 療法をやってい
では実際には何をもってフレイルというのでしょうか。
ます。
(関節の動きを正常化する手技)
学会でも明確な定義はないのですが、1)体重減少
院長の息子の鈴木健太郎は日本医大で脳卒中治療をやっ
2)歩行速度が低下 3)握力が低下 4)疲れやすい
ています。神経内科専門医のほか日本で一番若い脳血管
5)身体活動レベルの低下の5項目のうちの3つが当て
内治療の内科専門医です。頭痛、めまい、しびれなどで
はまったらかなり危険な状態と考えましょう。
お困りの方は土曜日に受診してください。
日本老年病学会は昨年5月に私たち医師や介護職に就く
すずきクリニックには3人の看護師が常勤しています。
ものが「フレイル」を理解し取り組むように呼びかけを
また事務長兼任の放射線技師山形修がきちんとレントゲ
行いました。
ンやCTを撮影します。受付、看護助手の女性たちも1
具体的にどうしたらこの状態にならないための予防策と
0年以上すずきクリニックに勤務し、絶妙な連携をとっ
いうと個人的な考えですが、いろいろな人と交わり、孤
ています。なんでも女性スタッフに質問してください。
独にならない、また身体能力維持のためにはできるだけ
すずきクリニックの診察の順番について
筋力のつくような運動を定期的に行うことではないでし
時々長い時間お待たせすることがあり恐縮しています。
ょうか。このことは決して薬が治してくれるものではな
原則について確認させていただきます。
いことを肝に銘じましょう。年の初めに是非簡単な運動
午前中の受付は8時から行います。番号札を付け診察券
の計画を立て、趣味を作り、身体的にも精神的にも若返
入れに入れてください。9時になったら番号札順にお呼
りたいものです。
びします。午後は2時15分から受付スタッフにより行